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役所「お宅のワンちゃんが脱走している」え!? 絶望する飼い主を救った、隣人の『粋なファインプレー』

  • 2026.6.13

引っ越して間もない頃に起きた筆者の体験談です。仕事中、役所からの着信で愛犬が脱走したことを知り、頭が真っ白になった私。そんなピンチをきっかけに、思いがけないご近所とのご縁が生まれました。

画像: 役所「お宅のワンちゃんが脱走している」え!? 絶望する飼い主を救った、隣人の『粋なファインプレー』

仕事中にかかってきた、見知らぬ番号からの電話

引っ越して間もない頃、仕事中に見知らぬ番号から着信がありました。
出てみると、役所の担当者からでした。

「お宅のワンちゃんが逃げていると、近所の方から連絡がありまして……」

頭の中が真っ白になりました。

朝、空気の入れ替えをしたあと、閉め忘れていた1階の窓から出てしまったようでした。慌てて早退し、急いで家へ向かいました。

すると玄関前には、隣に住むおじいちゃんが立っていたのです。
「犬が外へ出ていくのを見てね。どこかへ行って迷子になったら大変だから、すぐに保護してもらえるよう先に役所にも連絡しておいたから」

おじいちゃんは「さっきあっちで見たぞ」と、そのまま一緒に近所を探してくれました。

自分のことのように喜んでくれた理由

しばらく探し回った後、愛犬は無事に見つかりました。

おじいちゃんも、自分のことのように「よかったなぁ」と安心した様子でした。

その時、おじいちゃんがぽつりと教えてくれたのです。
数日前に、自分の飼っていた犬が亡くなったばかりだったのだと。だから他人事には思えなかったと。

その言葉を聞いた瞬間、胸がいっぱいになりました。

愛犬がつないでくれたご近所との縁

後日、お礼を伝えに行くと、おじいちゃんは「気にしなくていい」と笑いながら、お庭で採れたトマトを持たせてくれました。

今では道で会うたびに、愛犬に「元気か?」と優しく声をかけてくれます。

困ったワンコがつないでくれたご縁は、今も続いています。

【体験者:40代・筆者、回答時期:2026年5月】

※本記事は、執筆ライターが取材又は体験した実話です。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

FTNコラムニスト:森奈津子
海外生活や離婚、社会人での大学再入学など、多彩な経歴を持つライター。現在は幼稚園教諭として保護者の悩みに寄り添うほか、日々の人付き合いの中から生まれるリアルな本音に耳を傾け、多様な価値観に触れてきた独自の視点でそれらを記事にしている。

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