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「蠧魚」って読める? 文学好きなら挑戦したい難読漢字クイズ<5問>

  • 2026.6.6

古典や文学作品の中で出会う、知性を刺激する難読漢字を集めました。見た目と読み方のギャップに思わずうなってしまう漢字ばかりです。全5問に挑戦して、語彙力を試してみましょう。

本を手に取り、ページをめくり、言葉の意味を深く読み解く。そうした行為を一語で表現できる漢字が日本語には存在します。

文学作品や古典の中でひっそりと息づく難読漢字は、正しく読めたときの喜びがひとしおです。今回は文学・書物・知識にまつわる難読漢字を5問出題します。ぜひ最後まで挑戦してみてください。

問題1

「繙く」は何と読むでしょう?

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ヒント

  • 「本を開いて読む」という意味の動詞です
  • 音読みではなく訓読みで、2音節の読み方です

 

 

正解

それでは、正解を発表します!

正解:繙く(ひもとく)

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意味

この問題の答えは、「ひもとく」でした!

「繙く(ひもとく)」とは、書物を開いて読む、またその内容をじっくりと読み込んで理解することを意味する言葉です。「古典を繙く」のように、少し格調高い表現として使われます。

語源は文字通り「紐」を「解く」ことに由来します。まだ本が巻物だった時代に、その紐を解いて中身を開いたという、昔の読書スタイルがそのまま言葉になりました。現代では「紐解く」と書かれることも増えましたが、本来はこの「繙く」という1文字が当てられます。

常用漢字ではないため難読ですが、漢字の右側にある「番」には「順繰りにめくる」という意味があります。つまり、糸偏と合わさることで「書物のページを順番に繰り広げる」という情景を美しく表しているのです。

問題2

「渉猟」は何と読むでしょう?

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ヒント

  • 広い範囲にわたって書物や資料を読みあさることを意味します
  • 「渉」は「わたる」、「猟」は「かりをする」という意味を持つ漢字です

 

 

正解

それでは、正解を発表します!

正解:渉猟(しょうりょう)

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意味

この問題の答えは、「しょうりょう」でした!

「交渉」の「渉(しょう)」、「狩猟」の「猟(りょう)」の組み合わせなので、感覚的になんとなく読める漢字かもしれませんが、意味は知らない人が多かもしれません。

「渉猟(しょうりょう)」とは、広い範囲にわたって書物や文献を次々と読みあさることを指します。「各分野の文献を渉猟する」「古今の資料を渉猟して論文を書く」といった使い方が一般的です。

漢字の由来を紐解くと、「渉」は川を歩いて渡る(あちこち歩き回る)様子、「猟」は山野で獲物を追い求める(狩る)行為を表します。この二字が組み合わさることで、まるで広大な山野を歩き回って獲物を探すかのように、「あちこちの書物を熱心に探し求めて読みあさる」という意味になりました。

問題3

「嚆矢」は何と読むでしょう?

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ヒント

  • 物事の始まりや最初のものを指す名詞です
  • 「矢」が使われていますが、武器そのものの意味では使われません

 

 

正解

それでは、正解を発表します!

正解:嚆矢(こうし)

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意味

この問題の答えは、「こうし」でした!

「嚆矢(こうし)」とは、物事の始まりや起源、最初のものを意味する言葉です。「近代小説の嚆矢」「この発明が、後の技術革新の嚆矢となった」のように、文学作品や評論文などで格調高い表現としてよく使われます。

語源は、古代中国の戦場に由来します。開戦の合図として、放つと空中でピュウと音が鳴り響く矢(鏑矢:かぶらや)を最初に放ったことから、この「最初に放たれる矢」の概念が転じて「物事の始まり」という意味になりました。

なぜ矢なのに口へんの漢字が使われているのかというと、「嚆」という字自体に「音が鳴り響く、叫ぶ」という意味があるためです。右側のパーツが「高(こう)」の仲間なので「こう」という音は連想しやすいものの、文字が複雑なことや、「矢(や)」という訓読みに引っ張られて「こうや」などと誤読されやすい特徴があります。

問題4

「韜晦」は何と読むでしょう?

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ヒント

  • 自分の才能や本心をわざと隠して目立たないようにする態度を意味します
  • 「韜」も「晦」もどちらも「かくす」という意味合いを持つ漢字です

 

 

正解

それでは、正解を発表します!

正解:韜晦(とうかい)

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意味

この問題の答えは、「とうかい」でした!

「韜晦(とうかい)」とは、自分の才能や学識、本心などをわざと隠して表に出さないこと、また自分の姿を隠して行方をくらますことを意味する言葉です。「才能を韜晦する」「韜晦趣味」などのように、ミステリー小説や評論文などでよく使われます。

漢字を詳しく見ると、韋偏(なめしがわへん)の「韜」は弓や剣を収める「つつみ袋」を意味し、日偏の「晦」は月が隠れて真っ暗になる「みそか(月の末日)」を意味します。この二字が組み合わさることで、自分の才能の光を袋で包み、足跡を真っ暗闇に隠すという意味になりました。もともとは「韜光晦迹(とうこうかいせき)」という、才能と足跡を隠す四字熟語がルーツとなっています。

問題5

「蠹魚」は何と読むでしょう?

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ヒント

  • 紙や書物を食い荒らす、細長い小さな虫のことです
  • 漢字2文字ですが、読みはひらがな2文字です

 

 

正解

それでは、正解を発表します!

正解:蠹魚(しみ)

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意味

この問題の答えは、「しみ」でした!

「蠹魚(しみ)」とは、古い本や紙、衣類などを食害するシミ目の昆虫です。動きが素早く、銀色の細長い体が魚のように見えることから、現代では「紙魚」と書かれるのが一般的ですが、古典や文学の世界ではこの「蠹魚」という格調高い表記が使われます。

魚を「み」と読むのもなかなか予測には至りませんし、なんといっても「蠹」が極めて複雑で難しいですよね。

この圧倒されるほど画数の多い漢字ですが、よく見ると下半分に「虫」が2つ並んでいます。漢字の世界では、虫を複数並べることで「たくさんの虫がわき出ている様子」を表します。このパーツが使われている通り、上の複雑な部分と合わさることで、全体として「中身を虫が食い荒らす(むしばむ)」という意味を持つ漢字になっています。

書物を愛しすぎる人を「本の虫」と言いますが、かつては本を熱心に読みふける人を比喩的に「蠹魚」と呼ぶことも合ったそうです。

まとめ

今回は「繙く」をはじめ、書物・知識・文学にまつわる難読漢字を5問出題しました。「渉猟」「嚆矢」「韜晦」「蠹魚」と、いずれも文学作品や評論の中で出会う機会がある言葉ばかりです。すべて正解できた方は、かなりの語彙力の持ち主といえます。

難読漢字を一つ知るたびに、読書の世界が少しずつ広がっていきます。今後、文学作品や随筆の中でこれらの言葉に出会ったとき、意味と読みを自信を持って受け取れるようになれば、読書の喜びもいっそう深まるはずです。

出典:デジタル大辞泉(小学館)、コトバンク

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