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「江坂任は最高の選手」「PK戦はもういい…」岡山のドイツ人GKモーザー、初めての日本での苦労とは?

  • 2026.5.31

今年ファジアーノ岡山に加入したドイツ人GKのレナート・モーザーが、Jリーグに移籍してからの日々を現地メディアに対して語ったとのことだ。

モーザーは1999年生まれの26歳。ウニオン・ベルリンの下部組織出身で、プロデビューしてからはエネルギー・コットブス、セルクル・ブルッヘ、オーストリア・クラーゲンフュルト、オイペン、コリングIFと複数の国を渡り歩いてきた。

そして今年初めてヨーロッパを離れてファジアーノ岡山へと加入し、百年構想リーグでこれまで10試合に出場している。彼は今回『kickfieber』のインタビューに応え、その中で以下のように話していた。

「日本は素晴らしい国で、人々も信じられないほど親切だ。ただ、日常の文化だけでなく、サッカーの捉え方も全く違う。トレーニングも戦術的なアプローチもね。まずはそれに慣れる必要があった。

正直、すべてが完璧だと言ったら嘘になるね。フィリップ・マックスが、わずか2ヶ月でガンバ大阪との契約を解除したのを覚えているかな? ヨーロッパの選手がここで苦労し、短期間で帰国してしまうのには、それなりの理由があるんだよ。

キーパーに求められる役割は、ヨーロッパに比べるとずっとシンプルだ。日本ではリスクを避ける傾向が強く、ロングボールを蹴って、そのセカンドボールを拾うという展開が多い。これが最大の決定的な違いだ。欧州ではもっと複雑で、相手を分析し、後ろからビルドアップしてポゼッションを高め、アクションを起こそうとする。日本ではそれが根本的に違うんだ。

コミュニケーションは当初かなり難しかったし、今でも小さな問題はあるよ。サッカーはコミュニケーションが命だから、日本語を学ばなければならない。サッカーの単語を体に染み込ませる必要があった。私生活でも、英語を話す選手がいないから普通の会話が難しく、壁はあるね。私には英語の通訳がいるし、ブラジル人にはポルトガル語の通訳がいるという状況だ。ただ、彼女が日本まで一緒に来てくれているから、本当に心強いよ。

(百年構想リーグのPK戦について)正直に言えば、かなりイライラするね。いい試合をしたり、あるいは格上相手に終了間際のゴールで追いついたりして、本来なら勝点1を喜べるはずの場面でも、すぐにPK戦が待っている。そこで負けてしまうと、チームの雰囲気は暗くなってしまう。最初は新鮮だったけど、今はもうたくさんだよ。通常のリーグ戦のリズムに戻るのを、みんなが待ち望んでいると思う。

(夏以降の去就について)サッカー界は移籍が激しいから、断言は難しい。彼女と一緒にいるから、自分たちとクラブの両方にとって有益なオファーがあれば、拒否はしない。ただ、現時点ではあと2年の契約があるし、それを全うしたい。今は日本が最優先だ。

日本ではいろいろなところに出かけているよ。オフがあれば必ず何かをしているね。岡山市内自体はそれほど賑やかな街ではないが、電車に45分も乗れば大都市にすぐ行けるからね。

(最高の同僚は?)実際に一緒にピッチに出たことはないけれど、全盛期のマックス・クルーゼかな。現役の選手なら……今の同僚をあげたいな。江坂任は本当に素晴らしい選手だ。少し年上だが、スペインでも間違いなく通用するような実力を持っているよ」

ヨーロッパと日本で求められるものが全く異なることから適応は難しかったそうで、ゴールキーパーはよりリスクを減らすようなプレーをしなければならなかったという。

そして、これまで共に戦ってきた選手の中で最も優れたチームメイトとしてはファジアーノ岡山の日本代表MF江坂任をピックアップしており、ヨーロッパでも通用するような力があると評価しているようだ。

筆者:石井彰(編集部)

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