1. トップ
  2. 読めそうで読めない!「不如帰」はなんと読む?→気になる正解は?

読めそうで読めない!「不如帰」はなんと読む?→気になる正解は?

  • 2026.6.29

鳥というのは人間にとって身近な存在であり、古来より和歌などに詠まれて親しまれてきました。

今回は、そんな鳥の中から「不如帰」という漢字をご紹介します。みなさんは正しく読むことができますか?

問題

「不如帰」はなんと読む?
undefined

「帰りたい」という気持ちを表す

「不如帰」の正しい読み方は「ほととぎす」です。夏鳥として渡来するカッコウ目カッコウ科の鳥で、長い尾羽を持ちます。背面は灰褐色で、腹面には白色で黒い横斑があります。自分の巣を持たず、ウグイスなどの巣に托卵するのが特徴的です。高くて鋭い鳴き声は「テッペンカケタカ」や「トッキョキョカキョク」などと表現されます。

「不如帰」は中国の故事に由来があり、「帰るに如しかず(かえりたい)」という意味を表します。古代中国の蜀の望帝と呼ばれた杜宇は、家来の妻との不貞が原因で国を追われます。その後、国に帰りたいという想いが叶わぬままに亡くなり、「ほととぎす」に姿を変えて「不如帰(帰りたい)」と鳴いたそうです。

「ほととぎす」の異名

「ほととぎす」には実にたくさんの異名があり、「不如帰」の他にも「杜鵑」「時鳥」「子規」「杜宇」などがあります。

その中の「子規」は、「正岡子規」の名としても有名ですが、それは彼が患っていた結核に由来があります。実は「ほととぎす」の口の中は赤い色をしているのですが、結核のために吐血して口が血で染まる自分の姿を「ほととぎす」に重ねたのです。


参考文献:大辞林、明鏡国語辞典

文(編集):そこさん

元国語科教員。一文字でたくさんの意味を持つ漢字に魅了され、大学では中国文学を専攻し、漢詩について研究。とても身近なのに、意外と深くは知らない漢字。読むだけでちょっと賢くなれる、そんな豆知識をお届けします!

の記事をもっとみる