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「NHK様マジでありがとう」「ヤッター!」“地上波 初放送”で熱狂生んだ『至高アニメ』“驚異の完成度”に「全人類観るべき」

  • 2026.8.4

アニメは、最終回を迎えた瞬間に終わるとは限りません。むしろ放送後にこそ、「あの枠で流れたのが衝撃だった」「もっと続きを観たかった」といった声があがり、作品の熱が消えずに残り続けることがあります。今回は、そんな“放送終了後も語り継がれたアニメ作品”を5本セレクトしました。

本記事ではその第3弾として、アニメ映画『聲の形』(松竹)をご紹介します。いじめや聴覚障害といった重いテーマを扱ったハイクオリティな劇場版で、NHK Eテレにて地上波初放送された一作です。

※本記事は、筆者個人の感想をもとに作品選定・制作された記事です
※一部、ストーリーや役柄に関するネタバレを含みます

あらすじ

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※Google Geminiにて作成(イメージ)
  • 作品名(配給):アニメ映画『聲の形』(松竹)
  • 公開日:2016年9月17日

退屈することを何よりも嫌う少年・石田将也(CV:入野自由)。ガキ大将だった小学生の彼は、転校生の少女・西宮硝子(CV:早見沙織)へ無邪気な好奇心を抱きます。彼女がやってきたことをきっかけに、少年は退屈から解放された日々を手に入れました。しかし、硝子とのある出来事によって、将也は周囲から孤立してしまいます。

やがて5年の時が経ち、別々の場所で高校生へと成長した2人。ある出来事以来、固く心を閉ざしていた将也は硝子の元を訪ねます。1人の少年が、少女や周りの人たち、そして自分を受け入れようとする物語です。

NHK Eテレにて地上波初放送、異例の再放送も

アニメ映画『聲の形』は、“週刊少年マガジン”(講談社)にて連載された大今良時先生による漫画を原作としています。本作の制作を担当するのは、『映画 けいおん!』など数多くのアニメ作品を手がけてきた京都アニメーションです。監督はアニメ『けいおん!』にて初監督を務め、『たまこラブストーリー』にて文化庁メディア芸術祭 アニメーション部門新人賞を獲得した山田尚子氏です。

さらに、脚本には『ガールズ&パンツァー』など大ヒットシリーズを手がける吉田玲子氏を迎えており、『映画 けいおん!』『たまこラブストーリー』以来のコラボが実現しました。本作のアニメ映画化についてSNSでは「全人類観るべき」「嬉しすぎる!」との声が。

アニメ映画『聲の形』はいじめや聴覚障害、贖罪といったテーマを描いた重い内容で、劇場版のクオリティが高いのが特徴となっています。さらに、2018年8月25日にはNHK Eテレにて地上波初放送され、その後異例の再放送も行われたのです。NHKでの放送についてSNSでは「NHK様マジでありがとう」「ヤッター!」「公共放送でここまで深い作品を」「NHKすごい」「終始胸が苦しくて涙が止まらなかった」と、大きな反響が寄せられました。

泣ける青春映画にとどまらない本作の深さは、公開後も語り継がれる大きな理由になっています。誰かを一方的に断罪するのではなく、人が他人と向き合うことの難しさをていねいに描いているのです。京都アニメーションによる繊細な映像表現も、キャラクターたちの揺れ動く感情を印象づけています。アニメ映画『聲の形』が地上波放送されたり、再放送されたりしてファンの間で長く語られるのは、本作が人ともう一度つながろうとすることの痛みや希望を描き切っているからでしょう。

難しい役どころを演じきった入野自由さん

石田将也役を担当した入野自由さんは、アニメ映画『聲の形』の繊細さを支える重要な存在です。翔也は、過去の罪悪感や他人と向き合う怖さ、そして不器用さを抱えた難しい役どころになっています。入野さんの演技が印象的なのは、将也を後悔を抱えながらも変わろうともがく1人の人間として表現している点。言葉に詰まる瞬間や、うまく感情を伝えられないシーンにこそ、将也の心の揺れがにじんでいます。観客はその声を通して、彼の悔いや孤独を感じ取ることができるのです。

また、入野さんの透明感のある声質と、感情を押しつけすぎない自然な芝居は、本作の静かな空気感ともよく合っています。翔也が少しずつ周囲の声を受け止め、自分の世界を開いていく過程に説得力が生まれたのは、入野さんの抑制された演技があってこそ。彼の声は、アニメ映画『聲の形』が描くテーマをより深く視聴者の心に届けたと言えるでしょう。


ライター:まわる まがり
主にアニメについての記事を書くライター。コラムやレビュー、映画の作品評を手がける。X(旧Twitter):@kaku_magari

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