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「格が違う」「美しすぎる」祖父は『人間国宝』“華麗なる家系”から生まれた【美人女優】

  • 2026.8.7
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池上季実子 (C)SANKEI

実力派と呼ばれる俳優の歩みをたどると、その背景に、芸の世界や由緒ある血筋といった「家系」が見えてくることがあります。今回は「偉大な家系を持つ実力派俳優」をテーマに、5名をセレクトしました。

本記事ではその第5弾として、映像作品から舞台まで、品のある佇まいと落ち着いた華やかさで、数々の物語に深みを添えてきた人物の魅力に迫ります。

※本記事は、筆者個人の感想をもとに選定・構成しています
※一部、出演作品のストーリーや役柄に関するネタバレを含みます

歌舞伎の名優を祖父に持つ華麗な家系

今回ご紹介するのは、池上季実子さんです。

映像作品を中心に、長年にわたって親しまれてきた池上さん。その端正なたたずまいの奥には、日本の伝統芸能へとつながるルーツが息づいています。

池上さんの祖父にあたるのが、歌舞伎俳優の故・八代目坂東三津五郎さんです。坂東さんは長年にわたって芸を究め、「人間国宝」に認定された名優として知られています。池上さんは、そうした歌舞伎の世界に連なる家系に生まれ育ちました。

こうしたルーツを知ると、その品のあるたたずまいや凛とした存在感にも、なるほどと納得させられるものがあります。時代劇の格式ある世界にも自然となじむ雰囲気は、こうした家系があってこそなのかもしれません。

大型時代劇『武田信玄』で演じた定恵院

池上さんが時代劇でその実力を発揮した一作が、TBS新春大型時代劇スペシャル『武田信玄』です。

本作は1991年の元旦に放送された、5時間におよぶドラマスペシャル。制作はTBSと東映が手がけ、戦国武将・武田信玄の波瀾万丈の半生を、若き日の武田晴信の時代から壮大に描いた大型時代劇です。

物語は、父・信虎との対立とその追放、三條夫人と珠々姫との恋模様を経て、クライマックスの川中島の決戦へと進んでいきます。

主役の武田信玄を演じたのは役所広司さん。岩下志麻さん、佐藤浩市さん、故・千葉真一さん、故・火野正平さん、故・松方弘樹さん、故・若山富三郎さんといった豪華な顔ぶれが脇を固めました。

そうそうたる俳優陣が集う本作で、池上さんが演じたのが定恵院です。史実において定恵院は、武田家に生まれ、今川家へと嫁いだ女性。武田信玄の姉にあたり、武田家と今川家をつなぐ存在として知られています。こうした品格ある役どころは、歌舞伎の名優を祖父に持つ池上さんの落ち着いた華やかさと、自然に重なり合います。

SNSでも「気品がすごい」「たたずまいが美しすぎる」「存在感やばい」「やっぱり格が違う」「武家の役が似合いすぎ」といった声が続出。由緒ある家系に連なる池上さんにとって、格式ある武家の女性は、そのたたずまいがひときわ映える役どころだったといえそうです。

映画に舞台に、続く池上季実子の表現活動

確かな存在感で時代劇に厚みを加えてきた池上さん。近年は映画に舞台にと、活躍の場を広げています。

  • 映画『風の奏の君へ』(2024年)
    あさのあつこさんの小説「透き通った風が吹いて」を原案にした、岡山県・美作地域を舞台とするラブストーリーです。ピアニストの里香を松下奈緒さん、その相手役となる浪人生・渓哉を杉野遥亮さんが演じました。
    渓哉は、家業の茶葉屋を継ぐ兄・淳也(山村隆太)のかつての恋人である里香にほのかな恋心を募らせていくのですが、里香には胸に秘めたあることが…。池上さんが演じるのは、この兄弟の祖母。若い世代の揺れる恋模様に、落ち着いた厚みを添える役どころです。

  • 舞台『好きなだけじゃダメですか?』(2026年)
    池上さんが本多真弓さんと立ち上げた演劇ユニット「季真〆組」の旗揚げ公演として、2026年4月にリーディング公演という形で上演されました。
    作・演出はニシオカ・ト・ニールさんで、向かい合った部屋に暮らす二人の女性が、ベランダ越しに本音を交わしていく物語です。一人は、交際歴15年の恋人から結婚を迫られながらも、結婚願望を持てずにいる女性。もう一人は、かつて婚約破棄を経験した女性です。
    ベランダ越しだからこそ口にできる胸の内を通して、それぞれが自分らしい生き方を見つめ直していく――女性の生き様をコミカルに描いた一作です。観劇した人たちからは「終始笑いっぱなしで最高」「テンポよくて余韻がすごい」「女優魂に脱帽」「また観たい!」といった声が寄せられました。 

人間国宝を祖父に持つ華やかなルーツ、大型時代劇『武田信玄』で見せた定恵院のたたずまい、そして映画から舞台へと広がる近年の歩み――。そのすべてが折り重なって、池上季実子さんという俳優の奥行きをかたちづくっています。これからどんな演技を見せてくれるのか、その活躍からますます目が離せません。


※記事は執筆時点の情報です

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