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娘「パパこわい」まさか虐待? 隠しカメラで見ても普段通り。夫と詳しく話を聞くと――「塩撒いて!」

  • 2026.5.27

小さな子供の言葉は、時に大人をドキッとさせます。 まだ上手に説明できないからこそ、その一言に不安が膨らんでしまうこともありますよね。今回は、友人のはるかちゃん(仮名)の、「娘のひと言」から始まった、少しゾッとする話です。

「パパこわい」と言い出した娘

私には2歳になったばかりの娘がいます。 最近はおしゃべりがどんどん上達していて、たどたどしく言葉を並べる姿がとにかく可愛い時期でした。そんなある日、娘が突然こう言うようになったのです。「パパ こわい」

最初は、あまり深く考えていませんでした。夫はもともとのんびりした性格で、怒鳴ったり感情的になったりするタイプではありません。 むしろ娘には激甘で、娘も普段はパパにベッタリだったからです。「危ないことして注意されたのかな?」その程度に思っていました。

ですが、娘は1日に何度も「パパこわい」と言うようになりました。しかも、その時の表情が明らかに怯えている。ふざけて言っている感じではなく、本当に怖がっているように見えたのです。徐々に、私の中に小さな不安が生まれはじめました。

夫を疑い始めた私

娘の怯えた顔が、どうしても頭から離れませんでした。そして次第に、考えたくもない想像をするようになります。「もしかして、私の知らないところで夫が娘に何かしているのでは……?」普段は優しい夫。 でも、それが“表の顔”だったら? そんな考えが、一度浮かぶと止まらなくなってしまいました。

特に気になったのは、お風呂。娘のお風呂担当は夫。もし密室で何かが起きていたら……自分でも考えすぎだと思いながらも、娘を守れるのは自分しかいないと感じていました。そしてついに、お風呂場やリビングに隠しカメラを設置したのです。「もし本当に虐待していたら、その場ですぐ離婚する」そこまで覚悟を決めていました。

ですが、数日間映像を確認しても、夫におかしな様子は一切ありません。娘と二人きりの時も、いつも通り優しく接していて、 娘も心からパパが大好きという様子で笑っています。怒鳴ることも、乱暴に扱うこともありません。

「やっぱり考えすぎだったのかな……」と思い始めました。ですが、それでも娘の怯えた顔だけが、どうしても引っかかっていたのです。

「怖いのは、おひげ」

ある日、私は思い切って夫に相談しました。実は今まで、夫を疑っているようで怖くて言い出せなかったのです。すると夫は少し驚きながらも「確かにさ、急に俺見て『こわい』って言う時あるんだよ」と話し始めました。しかも、それは怒った時ではなく、本当に何気ないタイミングだったそうです。

そして夫は続けます。「それで、「パパの何が怖いの?」って聞いてみたんだよ」緊張して次のセリフを待ちます。すると娘は、こう答えたそうです。「おひげ」……その瞬間、一気に肩の力が抜けました。そして夫婦で大笑い!

夫は普段きちんと髭を剃っていますが、休日は少し無精髭が残ることもありました。まだ幼い娘にとって、その黒くチクチクしたものが怖かったのかもしれません。「よかった……本当によかった……」自分の考えすぎでした。 夫を疑ってしまったことに罪悪感がありましたが、心の底から安心しました。

ですが、その安心は、その日の夜に一気に崩れることになります。

パパの後ろの……

その夜、私は娘に「パパのおひげ、怖かったんだね〜!」と言いました。すると、さっきまでニコニコしていた娘さんの表情が急に曇ったのです。下を向き、小さな声で、「パパ こわい……おひげ……」と呟きます。

私は慌てて、「ごめんごめん! パパのおひげ怖くないよ! でもこれからはキレイにしてって頼んでおくね」とフォローしました。ですが娘は、首を横に振ったのです。「違う」その瞬間、空気が変わりました。そして娘は、言葉を続けました。「パパ こわい。 パパの後ろ……おひげの人……こわいの」

……一瞬意味が理解できませんでした。「パパの後ろのおひげの人」……? 次の瞬間、一気に全身に鳥肌が立ち、思わず娘を強く抱きしめていました。その後、帰宅した夫にこの話をすると、夫も顔を青くしながら「塩撒いてくれ!」と。その日は本当に玄関で夫に塩を撒きました。

その後、娘は自然と「パパこわい」と言うことはなくなりました。まだ上手に言葉を話せない2歳の娘が、あの時本当は何を伝えようとしていたのか……その真相は、今でも分からないままです。

【体験者:30代・女性会社員、回答時期:2025年11月】

※本記事は、執筆ライターが取材又は体験した実話です。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

EPライター:タカダ ミオ
ファッション専攻の後、アパレル接客の道へ。接客指導やメンターも行っていたアパレル時代の経験を、今度は同じように悩む誰かに届けたいとライターに転身。現在は育児と仕事を両立しながら、長年ファッション業界にいた自身のストーリーや、同年代の同業者、仕事と家庭の両立に頑張るママにインタビューしたエピソードを執筆する。

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