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私が好きな冒険の本と映像。イラストレーター・横山寛多

  • 2026.5.25
石橋瞭 イラスト

見たことのない生き物に怖がったりワクワクしたり

気持ちのいい季節は、よく近所の山へ虫捕りに出かけます。図鑑で見た虫の実物を拝めたり、予想外の虫を見つけられたり。生き物との出会いの瞬間に、冒険の喜びを感じますね。10代の頃に胸をときめかせて読んだのが『幻の動物たち』。

『幻の動物たち ー未知動物学への招待ー』著:ジャン= ジャック・バルロワ
ネッシーやツチノコ、大海蛇などの幻の未確認動物たちを科学者である著者が解説した本。目撃証言にも触れられる。上下巻。著:ジャン=ジャック・バルロワ/訳:ベカエール直美/ハヤカワ文庫/各770円。

ムカデクジラやモケーレ・ムベンベなどの多様な未確認生物を目撃証言とともに紹介していて。想像しては怖がったりワクワクしたりしていました。水棲生物中心の上巻に載っていた、耳をオールのようにして泳ぐという名もなき生き物の存在は、今も気になっています(笑)。

『崖の上のポニョ』もまた、あまたの生き物と出会える映画。冒頭から背景の深海に三葉虫やウミサソリが見切れていて、それが気になって最初に観た時は物語が頭に入ってこなかったほど(笑)。後半に出現するデボン紀の海も圧巻で、実際も個性豊かな生き物たちが泳ぐ豊かな光景が広がっていたのだろうと思わされます。

映画『崖の上のポニョ』
海辺の町に暮らす5歳の宗介と、人間になることを夢見る魚の女の子ポニョの物語。'08日/監督:宮崎駿/声の出演:山口智子ほか/ウォルト・ディズニー・スタジオ/5,170円(DVD)。

profile

石橋瞭 イラスト

横山寛多(イラストレーター、絵本作家)

よこやま・かんた/1980年神奈川県生まれ。雑誌や書籍の挿絵で活躍するほか、絵本作家としても活動。著書に『なんだこれは』(偕成社)がある。

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