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「施設なんて可哀想!」自分は何もしない姉妹。私が「じゃあ仕事を辞めて看て」と返した驚きの結末

  • 2026.5.24

高齢化社会の日本で、あちこちに起こっている介護問題。介護には大きな労力やお金がかかります。どんなに親の介護をしたい気持ちがあっても、現実的には難しいケースも多々あるでしょう。今回は筆者の知人から聞いた介護にまつわるエピソードを紹介します。

画像: ftnews.jp
ftnews.jp

家族構成

私は5人家族の次女として生まれました。
父は数年前に亡くなっており、母と姉、妹は健在です。

長女である姉は義実家と同居中、三女の妹は遠方の他県。自然と近所に住む私が、母の日常をサポートする役割を担っていました。

80代とはいえ、母は足腰も強く元気いっぱいなので、実家で一人暮らしをしてもらっている状況です。

介護が必要に

そんな元気いっぱいだった母が、脳梗塞で倒れました。

命に別状はなかったものの身体に麻痺が残り、介護が必要となってしまい、施設にお世話になることが決まりました。

もちろん、住み慣れた家で看てあげたいという気持ちはありました。
しかし、私にも家族がいて、まだまだ働かなくてはなりません。

「もし私が仕事を辞めて24時間体制の介護に入ったら、共倒れになってしまうかもしれない……」

悩んだ末、母の安全と専門的なケアを最優先し、信頼できる施設のお世話になることが決まったのです。

無責任な姉妹

母の病院関係の手続きや送迎、施設入居に関する手続きはすべて私がしました。

すべて済んだあとで姉妹が集まったときに、姉から
「あんたが仕事を辞めてお母さんのこと看てあげられないの?」
と言われ、妹からは
「お母さん、お父さんと暮らした家が大好きなのに、施設に入れるなんて可哀想よ」
と言われました。

2人にそんな意図はなかったのかもしれませんが、私のこれまでの努力や葛藤を無視したかのような言葉に、私は「冷たい人」と責められているような気分に……。

立場逆転

そんな2人に向けて
「じゃあ、2人のどっちかが、仕事を辞めてお母さんと一緒に住んで介護したら?」
すると、先ほどまで「可哀想」と繰り返していた2人は、途端に
「それは無理よ」
「私だって仕事の責任があるし」
と言葉を濁し始めました。

私も簡単な気持ちで母の施設入居を決めたわけではありません。
「お母さんが望んでいるのは、私たちが笑顔で元気に暮らしていること。だから私は、お母さんがプロのケアで安全に過ごせる環境を選んだの。 それを否定するなら、具体的な助けを提案してほしい」
施設にお願いすることは、決して「手放すこと」ではありません。
これからも、「家族それぞれの生活」と「母への愛情」を両立させるために、自分を責めることなく、プロの方々と手を取り合っていこうと心に決めています。

【体験者:60代・女性パート、回答時期:2026年4月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

FTNコラムニスト:Emi.A
夜の世界での接客業を経て、会社員に転身。その経験を生かして、男女の人間関係を中心にコラムを執筆。結婚と出産の際に会社員として苦労した経験を経て、働く母親世代の思いにも寄り添うべく、執筆業専門に転身。現在は、男女関係、ワーキングマザーのリアルを描くライティングを行う。

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