1. トップ
  2. マンガ
  3. 「人手不足だから助けて」友人の店にパートへ。善意で手伝った私を待っていた『残酷な現実』

「人手不足だから助けて」友人の店にパートへ。善意で手伝った私を待っていた『残酷な現実』

  • 2026.5.24

友人のお店で働き始めた筆者の知人。「気兼ねなく働けていいかも」と考えていましたが、現実はそう甘くありませんでした。知人から聞いたお話を紹介します。

画像: 「人手不足だから助けて」友人の店にパートへ。善意で手伝った私を待っていた『残酷な現実』

お店を経営している友人

私は30代の主婦です。
仲の良い友人に、自身でお店を経営しているB子がいました。

B子のお店は、おしゃれなカフェ。
料理やドリンクの写真がインスタで話題になったことをきっかけに、最近は特に忙しそうです。

そんなときB子から電話が。
「最近従業員が1人辞めて、人手不足なの。私を助けると思って働いてくれない?」
B子はそう言いました。

私としても、ちょうど一番下の子が幼稚園に入園したころだったので、時間を持て余していた時期。

「いいよ! こちらこそ、よろしくね」
私は喜んで、その誘いを受けたのです。

お店では「店長」と「パート」

お店には、私のほかに5人のパートさんがいました。
良い方ばかりだったので、私もひと安心。

もちろんB子とは友だちなので、気兼ねないといえばそうですが、ここはあくまで“職場”。
他のパートさん達の手前、店長であるB子には敬語で話し、私的な話をしないように気を付けていました。

とはいえ、長年の付き合いから自然と出てしまう空気感までは隠しきれなかったのかもしれません。
そんなとき、私はその場にいるパートさん達の間に、ピリッとした空気が走るのを肌で感じていました。

「友だちだからって贔屓してもらってないけど……どう思われているんだろう」
そんな風に少し不安に感じていたのです。

トイレで聞いてしまった“本音”

お店の休憩時間のこと。
私は店舗が入っているビルのトイレの個室にいました。

別の個室にいたのは、同じシフトに入っていた2人のパートさんだったようす。
2人の話題は次第に私のことになっていきました。

「〇〇さん(私のこと)いると、やりにくいね」
「うん、分かる。店長に何を言われているか分からないし、こっちも気を抜けないじゃない?」
「そうそう! 別に悪い人じゃないけどさ」

そう言いながら、彼女達はトイレから出て行きました。
思いがけずそんな話を聞いてしまった私は、自然とため息をついていました。

「気兼ねない」なんてことはなかった

パートさん達の気持ちは、分かる気がします。
逆の立場だったら、私もきっと公平性や情報の透明性に敏感になるときもあるでしょう。

B子とは線を引いて接していたつもりでしたが、
「その場のトップと個人的に親しいということは、色々難しいのね」
そう痛感しました。
この状況で無理に馴染もうとするより、「人手不足を解消する」という当初の目的をしっかり果たし、その後の身の振り方を冷静に考えることが、B子にとっても職場にとっても最善の道なのかもしれません。

【体験者:30代・女性パート従業員、回答時期:2026年4月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

FTNコラムニスト:Junko.A
子育てに奮闘しながら、フリーランスのライターとして活躍中。地方移住や結婚、スナックの仕事、そして3人の子育てと、さまざまな経験を通じて得た知見をライティングに活かしている。文章を書くことがもともと好きで、3人目の子どもを出産後に、ライターの仕事をスタート。自身の体験談や家族、ママ友からのエピソードを元に、姑に関するテーマを得意としている。また、フリーランスを目指す方へ向けた情報ブログを運営中。

元記事で読む
の記事をもっとみる