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和歌山・世界遺産「熊野古道」で人気の温泉ホテルをめぐる旅

  • 2026.5.21

和歌山・奈良・三重の3県にまたがり、2004年にユネスコ世界文化遺産へ登録された「紀伊山地の霊場と参詣道」。特に和歌山にある「熊野古道」や、熊野信仰の中心である「熊野三山」には国内外から多くの旅行客が訪れる。ほかにも、グルメや温泉・ホテルなど魅力的なスポットが多いエリア。今回は、和歌山南部を効率よく巡るための拠点となる、2カ所の人気の温泉ホテルを紹介する。

全室オーシャンビューのホテル。熊野灘を目前に、那智の滝も遠目に見え、弁天島や勝浦漁港も徒歩圏内 画像:亀の井ホテル 那智勝浦/アイコニア・ホスピタリティ株式会社
全室オーシャンビューのホテル。熊野灘を目前に、那智の滝も遠目に見え、弁天島や勝浦漁港も徒歩圏内 画像:亀の井ホテル 那智勝浦/アイコニア・ホスピタリティ株式会社

温泉とグルメそして絶景!「亀の井ホテル 那智勝浦」

熊野古道を歩いたら、温泉に浸かって旅の疲れを癒やしたい。その熊野古道の観光拠点として国内外の旅行客に人気なのが、「亀の井ホテル 那智勝浦」だ。

特に、庭園露天風呂が魅力の1つ。毎分約200リットルもの温泉が湧き出る自家源泉を誇る。庭園風の露天風呂からは、明るい時間帯であれば、遠目に那智の滝を望むこともできる。

「亀の井ホテル 那智勝浦」の自家源泉の庭園風露天風呂 画像:亀の井ホテル 那智勝浦/アイコニア・ホスピタリティ株式会社
「亀の井ホテル 那智勝浦」の自家源泉の庭園風露天風呂 画像:亀の井ホテル 那智勝浦/アイコニア・ホスピタリティ株式会社

湯上りのお楽しみ、食事も絶品ぞろいだ。特に、水揚げ日本一を誇る勝浦漁港から届く「生まぐろ」は、新鮮でとてもおいしい。

そのほか、伊勢えびや近海で獲れた新鮮な魚介類、地元・熊野産の野菜や、旬のフルーツを使った会席料理が満喫できる。

夕食の創作会席で提供される「生まぐろ」はホテルから徒歩約10分の勝浦漁港で水揚げされたもの
夕食の創作会席で提供される「生まぐろ」はホテルから徒歩約10分の勝浦漁港で水揚げされたもの

食後に一服していると小腹が空いてくる。そんな夜の時間帯に「地獄めぐり 夜鳴き担々麺」のサービスがある。しかも1杯無料だ(2杯目から有料)。

味は、「赤」「黒」「白」の3種類で、月替わりで提供される。全国の亀の井ホテル共通(亀の井ホテル 別府を除く)で、どの味が楽しめるかは宿泊した時期次第。できたてを目の前で出してくれ、温かい担々麺は程よい量で食べやすく、満足感が高い。毎月変わる味が楽しみで宿泊するリピーターも多いという。

「黒地獄」黒ごま担々麺。煎りごま・すりごま・練りごまと黒ごまがたっぷり入って豆板醤などで辛みを出しているという
「黒地獄」黒ごま担々麺。煎りごま・すりごま・練りごまと黒ごまがたっぷり入って豆板醤などで辛みを出しているという

なお、客室は全室オーシャンビューで、目の前に熊野灘が大きく広がる。どの客室からも、遠くに那智の滝も望めるのがまたいい。畳敷きの和室から洋室のベッドルームまであり、滞在スタイルに合わせて選ぶことができる。

「亀の井ホテル 那智勝浦」の和室10畳(オーシャンビュー)。目の前に海が広がる。そのほか、温泉露天風呂付やスイート、和洋室など13タイプある
「亀の井ホテル 那智勝浦」の和室10畳(オーシャンビュー)。目の前に海が広がる。そのほか、温泉露天風呂付やスイート、和洋室など13タイプある

宿泊者限定で漁港の競り見学や熊野古道ガイドウォークなども

ホテルでは、宿泊者限定のアクティビティを提供している。その1つが、ホテルから徒歩約10分の勝浦漁港での「勝浦漁港・競り見学ツアー」だ。

勝浦漁港にぎわい市場で味わう「まぐろ尽くし朝食」は、「亀の井ホテル 那智勝浦」の専用プランを申し込んだ宿泊者限定(画像は2名分)
勝浦漁港にぎわい市場で味わう「まぐろ尽くし朝食」は、「亀の井ホテル 那智勝浦」の専用プランを申し込んだ宿泊者限定(画像は2名分)

宿泊した翌朝、公認ガイドの案内で漁港での迫力ある競りを見学する。その後、隣接する勝浦漁港にぎわい市場で宿泊者限定の「まぐろ尽くし朝食」を味わう。

漁港の朝、心地よい潮風に吹かれつつ味わうまぐろの刺身や地場野菜、小鍋などはまさに絶品だ(要事前予約)。

ホテル支配人が自ら案内する「勝浦開運さんぽ」のアクティビティもある。※不定期開催
ホテル支配人が自ら案内する「勝浦開運さんぽ」のアクティビティもある。※不定期開催

ほかにも、世界遺産・補陀洛山寺(ふだらくさんじ)で宿泊者限定の重要文化財特別公開や、熊野古道ガイドウォークなどのアクティビティを用意。気になったプログラムに参加すれば、熊野古道の旅がさらに充実するだろう。

“那智勝浦のモン・サン=ミッシェル”と呼ばれる「弁天島」は干潮時は歩いて渡れる
“那智勝浦のモン・サン=ミッシェル”と呼ばれる「弁天島」は干潮時は歩いて渡れる

■亀の井ホテル 那智勝浦

住所:和歌山県東牟婁郡那智勝浦町勝浦216-19

電話:0735-52-0333

アクセス:JR紀伊勝浦駅より徒歩約10分

和歌山南部の観光拠点に便利な「亀の井ホテル 紀伊田辺」

熊野古道の観光で最も有名な熊野・那智エリアとは別に、その熊野街道の入口に位置し、「日本三古湯」の1つである白浜温泉にも近いのが、田辺市だ。この田辺市にも市内各地に温泉があり、今も観光で人気の場所となっている。

その田辺市にある「亀の井ホテル 紀伊田辺」は、全室オーシャンビューの温泉リゾートホテル。目の前には田辺湾が広がり、ホテルの目の前にある元島越しに沈む夕日は格別の美しさ。

「亀の井ホテル 紀伊田辺」(中央)は田辺湾に面した場所に位置する 画像:亀の井ホテル 紀伊田辺/アイコニア・ホスピタリティ株式会社
「亀の井ホテル 紀伊田辺」(中央)は田辺湾に面した場所に位置する 画像:亀の井ホテル 紀伊田辺/アイコニア・ホスピタリティ株式会社

このホテルで最もおすすめなのが、天然温泉。「天神温泉 田辺元湯」は、雄大な景色と肌がトロトロになる湯で、旅の疲れを癒やすことできる。

夜と朝で男女入替制のため、1泊で両方の風呂が体験できるのもいい。

亀の井ホテル 紀伊田辺の温泉大浴場「天神温泉 田辺元湯」は2カ所。泉質も景色も素晴らしい 画像:亀の井ホテル 紀伊田辺/アイコニア・ホスピタリティ株式会社
亀の井ホテル 紀伊田辺の温泉大浴場「天神温泉 田辺元湯」は2カ所。泉質も景色も素晴らしい 画像:亀の井ホテル 紀伊田辺/アイコニア・ホスピタリティ株式会社

目の前でアワビやサザエの海鮮焼き、宿泊者限定ラウンジも

レストランの夕食・朝食会場には、オープングリルが設置されている。夕食はアワビやサザエなどの海鮮焼きを、朝食は「龍神しいたけ」など和歌山の食材を焼き上げ、その場で食べられる。目の前で焼き上がる様子を見ながら香りも楽しめ、まさに五感を刺激する食体験は旅行をより充実させてくれる。

レストランのオープングリル。夕食は地元でとれた海鮮を焼いて提供する(※専用宿泊プランからの予約に限る) 画像:亀の井ホテル 紀伊田辺/アイコニア・ホスピタリティ株式会社
レストランのオープングリル。夕食は地元でとれた海鮮を焼いて提供する(※専用宿泊プランからの予約に限る) 画像:亀の井ホテル 紀伊田辺/アイコニア・ホスピタリティ株式会社
朝食はビュッフェスタイル。紀州南高梅や龍神しいたけのほか、自分で作る「地元食材の“のっけ丼”」もある
朝食はビュッフェスタイル。紀州南高梅や龍神しいたけのほか、自分で作る「地元食材の“のっけ丼”」もある

宿泊者限定の「あがらラウンジ」では、和歌山の梅酒や生ビール、ワインなどが飲み放題で、ソフトドリンクやおつまみなども提供される。

ちなみに、「あがら」とは、和歌山の方言で「私たち」「自分たち」という意味。個々でのんびりくつろげる、特に湯上がりや休憩にありがたい場所だ(営業時間15時~21時30分)。

「亀の井ホテル 紀伊田辺」の宿泊者限定ラウンジ「あがらラウンジ」 画像:亀の井ホテル 紀伊田辺/アイコニア・ホスピタリティ株式会社
「亀の井ホテル 紀伊田辺」の宿泊者限定ラウンジ「あがらラウンジ」 画像:亀の井ホテル 紀伊田辺/アイコニア・ホスピタリティ株式会社

客室で楽しむ絶景のオーシャンビューと充実アクティビティ

「亀の井ホテル 紀伊田辺」の客室も、全室オーシャンビュー。バス付の和洋室から、落ち着いた畳敷きの和室など11タイプがそろう。

和室ツインの客室。琉球調の畳が敷いてあり、レジャーやビジネスでも利用しやすい
和室ツインの客室。琉球調の畳が敷いてあり、レジャーやビジネスでも利用しやすい

なかには、0~4歳の子どもと一緒に泊まるのに適した、ミキハウス「ウェルカムベビーのお宿」認定和洋室(バス付)や、電動ベッドや自動開閉ドアの玄関を備えたバリアフリー対応客室(バス付)も。まさにあらゆる年代が気兼ねなく滞在を満喫できるホテルだ。

宿泊した翌朝、客室のベランダから見える光景。海や島々が目の前に広がる光景は壮観
宿泊した翌朝、客室のベランダから見える光景。海や島々が目の前に広がる光景は壮観

さらに、ホテル宿泊者限定のアクティビティとして、周辺エリアならではのプログラムを用意。例えば、初心者から経験者まで2時間、半日、1日で選べる「シーカヤック体験」、梅の産地でクエン酸たっぷりの「梅ジュース作り体験」、日本醤油発祥の地で「湯浅醤油の蔵見学と醤油づくり体験」など。

ほかにも、梅酒の飲み比べと梅酒づくり、備長炭の風鈴づくり、「みかん」のルーツを学ぶ体験などもある。和歌山ならではの体験の数々に、ぜひ参加してみてはいかがだろうか。

初心者から経験者まで楽しめるシーカヤック体験。全コースガイド付き 画像:亀の井ホテル 紀伊田辺/アイコニア・ホスピタリティ株式会社
初心者から経験者まで楽しめるシーカヤック体験。全コースガイド付き 画像:亀の井ホテル 紀伊田辺/アイコニア・ホスピタリティ株式会社

■亀の井ホテル 紀伊田辺

住所:和歌山県田辺市目良24-1

電話:0739-24-2900

アクセス:JR紀伊田辺駅より車で約15分

熊野は見どころが広くて多く、じっくり滞在したい

山奥深くにある熊野。歴史を重ねた自然に囲まれ、凛とした空気が漂い、神聖な静けさに誰しも身も心も引き締まる思いがする。観光スポットは広く点在し、日帰りもしくは1泊でくまなく巡るのは、なかなか難しい。

熊野古道の「中辺路」は最も歴史あるルートで人気の巡礼道。外国人旅行客も多い
熊野古道の「中辺路」は最も歴史あるルートで人気の巡礼道。外国人旅行客も多い

このエリアは昔から温泉をはじめとした保養地として知られ、今も多くの温泉客が訪れる。温泉とホテルでの滞在、そしてグルメとアクティビティまで満喫すれば、旅がよりいっそう充実する。今回紹介した2つのホテルは観光拠点としても便利な立地にあり、海をはじめとした自然と景色も楽しめておすすめだ。

取材・文・撮影=シカマアキ

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※20歳未満の者の飲酒は法律で禁じられています。

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