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“バタフライボブ”の全貌! 2026夏トレンドヘアの大本命

  • 2026.5.19
Getty Images

夏の気配が確かなものとなった今、季節の変わり目にふさわしいフレッシュなヘアスタイルへの欲求はもはや抗いがたいものとなっている。太陽の季節の幕開けには、爽やかさと実用性を兼ね備えたヘアスタイルこそが、最も賢明な選択肢となるだろう。

なかでも今季、大人のスタイルチェンジを叶える最適解として浮上しているのが、「アルマーニ」から「ジマーマン」まで、2026年春夏ランウェイを席巻したバタフライボブだ。イタリアンボブの流れを汲みつつチョッピーボブの要素を巧みにブレンドしたこのスタイルは、計算し尽くされたレイヤーが顔周りに柔らかな動きをもたらすのが最大の特徴。あらゆる髪質にしなやかに応えながらモダンな魅力を引き立てる、この夏屈指の万能ヘアとして君臨している。

以下より、“バタフライ効果”が放つ圧倒的な魅力と、知っておくべきメンテナンスの作法、そして日々のスタイリング術を紐解いていく。

バタフライボブとは

「Josh Wood Atelier」のヘアスタイリスト兼エデュケーターのグレッグ・ヒル氏は、このスタイルをクラシックなボブとバタフライカットの“愛の結晶”と表現している。サブリナ・カーペンターやヘイリー・ビーバー、スキ・ウォーターハウスといったアイコンたちの影響により、近年急速に熱量を増しているスタイルでもある。

Filippo Fortis / LAUNCHMETRICS SPOTLIGHT

「バタフライボブの美しさの真髄は、あごのラインや鎖骨付近に収まるボブ本来の構造を保ちながらも、そこに宿る豊かな躍動感にあります。顔周りのくびれと繊細なレイヤーが、軽やかな浮遊感を生み出してくれるのです」とヒル氏は語る。

「Trinder Hair Studios」のクリエイティブディレクターを務めるマーク・トリンダー氏は「このカットがもたらす遊び心に満ちた仕上がりは、夏のムードにぴったり」だと語る。「スタイリング次第で、遊び心のあるルックから、ふんわりと揺れるリラックスした表情まで自在に変化します。まさに髪そのものが、ひらひらと舞う蝶の羽を体現しているのです」

プロが教える“バタフライボブ”オーダーの極意

「このカットは髪に抗うのではなく、髪そのものの個性に寄り添うことが肝心です」とトリンダー氏はアドバイスする。「全体に柔らかなレイヤーを入れることをオーダーしてください。スタイリストは、顔周りの自然な毛流れに沿わせながらエフォートレスな輪郭を縁取ってくれるはずです」

モダンなバタフライボブの鍵を握るのは、切りっぱなしのラインではなく流動的な動きにある。トリンダー氏によれば、毛先まわりの重さを削ぎ落とし、レイヤー同士をシームレスに溶け込ませた、エフォートレスなルックこそが理想の仕上がりだという。さらに、フェイスラインに合わせて頬骨やあごの輪郭を縁取るコントゥアレイヤーを忍ばせるのも効果的なアプローチだ。

LAUNCHMETRICS SPOTLIGHT

バタフライボブに必要なメンテナンス

髪質によっては、ほとんど手をかけずにエフォートレスに決まるのもバタフライボブの魅力だ。あらゆる人を引き立てる万能ヘアでありながら、とりわけクセ毛やカーリーヘアとの相性は抜群。「髪本来の毛流れを活かすのはもちろん、なめらかにブローした際にもカールの立体感を損なわない、まさに夢のようなカットです」とトリンダー氏は語る。

「細くストレートな髪質の場合は、ボリュームと弾力を引き出すスタイリングが必要になるかもしれません」と彼は続ける。これは蝶のようなシルエットを保ち、髪を顔周りから外へと流すための重要なプロセスだ。一方、毛量が多い場合は内側にレイヤーを仕込んで重さを逃がすのが正解。嬉しいことにバタフライボブは髪が伸びても野暮ったく広がることなく、美しいシルエットを保ち続けてくれる。

Filippo Fortis / LAUNCHMETRICS SPOTLIGHT

髪質を問わずヒル氏が念を押すのは、ボブ全般に通じる大原則だ。すなわち、レングスが短くなるほど、こまめなメンテナンスが鍵を握るという。「あご下の長さなら6〜8週間に一度、鎖骨ほどの長さなら8〜10週間に一度のカットが理想です」。いずれにせよ、自身のライフスタイルに寄り添う長さとバランスを見極めるためには、担当スタイリストとの入念な対話が不可欠となる。

バタフライボブのスタイリング術

夏のデイリースタイリングとしてヒル氏が提案するのは、ルーズでエフォートレスなムード。フロントにわずかな立ち上がりを意識しながらラフにドライした後、太めのコテやホットロールブラシで柔らかな曲線を描き出していく。「頭頂部にカーラーを仕込むのも、あの象徴的な立ち上がりを素早く叶える近道ですよ」と彼は語る。

「ペタンとしがちなストレートヘアや重みのある髪質には、根元にテクスチャライジングスプレーを仕込み、疑似的なボリュームを演出するのが賢い一手です」とトリンダー氏。「一方、クセやカールの強い髪質なら、濡れた状態の髪に軽やかなスムージングクリームをなじませることで、スタイリングが自在になります。目指すべきは、空気を孕んだような質感。決して、ただ広がったり乱れたりしているわけではないのです」



Realization : Urmi Pandit Translation & Text : Nathalie Lima KONISHI

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