1. トップ
  2. マンガ
  3. 「幸せにしたかった」愛猫を残して急死したおじさんの後悔。葬儀屋が教えた、猫が亡き主のそばを離れなかった本当の理由【作者に聞く】

「幸せにしたかった」愛猫を残して急死したおじさんの後悔。葬儀屋が教えた、猫が亡き主のそばを離れなかった本当の理由【作者に聞く】

  • 2026.5.14

元ゲーム会社デザイナーという経歴を持ち、現在はストーリー漫画を中心に活躍する吉良いと(@kilightit)さん。個人での作品公開から商業誌まで幅広く活動する彼女の代表作「ようこそ亡霊葬儀屋さん」が、再び読者の涙を誘っている。2026年5月現在、SNSで5万3000超の「いいね」を集めているのが、エピソード「幽霊が視(み)える葬儀屋さんと猫好きおじさん」だ。

物語は、突然この世を去った一人の「猫好きおじさん」の未練から始まる。残された愛猫・大福を思い、「幸せにしたかった」と成仏できずにいるおじさん。そんな彼に、葬儀屋の烏丸枢(からすま・くるる)が提案したのは、大福の「今」を確かめに行くことだった。

「前の飼い主が大好きだったはず」。新しい家族が語る、保護された大福が頑なに動かなかった理由

ビビリだったという愛猫の今が心配で仕方がない様子
ビビリだったという愛猫の今が心配で仕方がない様子
新しい飼い主の家は、猫好きおじさんが考える幸せな場所そのものだった
新しい飼い主の家は、猫好きおじさんが考える幸せな場所そのものだった
幸せそうな大福を見た猫好きおじさんは安心して成仏することができた
幸せそうな大福を見た猫好きおじさんは安心して成仏することができた

烏丸に連れられ、大福を引き取った女性の家を訪れたおじさん。そこには、自分が与えたかった理想の環境で、だらしなく眠る愛猫の姿があった。どこか複雑な心境になるおじさんに対し、新しい飼い主は、大福との出会いを語り始める。

保護されたときの大福は、亡くなった飼い主のそばを離れようとしなかったという。健康状態のよさ、そして何があってもその場を動かなかった忠実さ。女性は「大福は前の飼い主からたくさんの幸せを貰っていたに違いない」と確信していた。その言葉を聞き、当時の記憶を呼び起こすおじさん。ふと顔を上げると、そこにはまっすぐ自分を見つめる大福の瞳があった。

「もし自分が先に逝ってしまったら」。愛猫家である作者・吉良いとが、太々しくも愛おしい猫の表情に込めた想い

大福が今を幸せに過ごしていること、そして自分の愛がしっかりと届いていたことを確信したおじさんは、感謝を胸に成仏していく。作者の吉良いとさんは、本作について「私自身猫を飼っているので、『もし自分が先に逝ってしまったら……』と考えさせられる漫画になりました」と心情を語る。また、作中で描かれた大福の太々しい表情については「描いていてとても楽しかった」と振り返っている。

X(旧Twitter)では、「ガチで泣けた」「自分の猫に幸せをあげられているだろうか」といった共感の声が殺到。ペットを愛するすべての人へ、吉良いとさんが贈る「救い」の物語となっている。

画像提供:吉良いと(@kilightit)

※記事内に価格表示がある場合、特に注記等がない場合は税込み表示です。商品・サービスによって軽減税率の対象となり、表示価格と異なる場合があります。

元記事で読む
の記事をもっとみる