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「中学生にもみくちゃにされていって(笑)」TVアニメ『キルアオ』声優・三瓶由布子インタビュー

  • 2026.5.9
【写真・画像】「中学生にもみくちゃにされていって(笑)」TVアニメ『キルアオ』声優・三瓶由布子インタビュー 1枚目
ABEMA TIMES

「週刊少年ジャンプ」にて連載されていたアクションコメディ漫画『キルアオ』(集英社ジャンプコミックス刊)のTVアニメが、毎週土曜23時よりテレ東系列にて放送中。伝説の殺し屋である主人公・大狼十三は、謎の蜂に刺されてしまったことで13歳の姿となってしまい、潜入任務で中学校へ通うことに。

【映像】TVアニメ『キルアオ』

クラスメイトの蜜岡ノレンを守るためのバトルアクションがありつつ、はじめての中学校生活やジェネレーションギャップに戸惑う十三のギャグ要素もテンポ良く描かれていく。

本記事では、大狼十三役の三瓶由布子にインタビューを実施。プロの殺し屋でありながら中学生になってしまった十三というキャラクターを、どのように捉えて演じていったのか伺った。

——三瓶さんはキャリアのなかでも少年役を演じられたことが多いですが、十三は見た目が中学生でも中身は39歳の男性で殺し屋という。

三瓶:私もいろいろな少年役を演じてきましたが、滲み出るおじさん感があるキャラクターってなかなかいなかったので、演じる上ですごく面白そうでしたし、演じたいなと思ったのが最初の印象でした。

——そんな十三を演じる上での役作りのアプローチについて伺えますか?

三瓶:オーディションを受けたときは、年齢感をどうやって出そうかなと喋り方などを考えて練習していたのですが、第1話のアフレコのときに、まず武内君が冒頭で大人の十三として、プロの殺し屋でありバツイチでありという人となりを演じてくださって※。

※編注:大狼十三(大人)は武内駿輔が声を担当。第1話にて十三が謎の蜂に刺されるまでは大人の姿を武内が、刺されて以降は中学生の姿となり三瓶が演じている。

そこから謎の蜂に刺されて中学生の姿になるという物語の流れ通りにアフレコをしていたので、その演技をブースのうしろで聞きながら十三の人生を垣間見て、背負っているプロの凄みや哀愁を核にして引き継ぎつつ(大人から中学生の姿に変わっても)シームレスに同じ人物であることがわかるようにできたらいいなと思って、演じさせていただきました。

——なるほど。武内さんとは十三のお芝居について擦り合わせなどをされたのでしょうか?

三瓶:直接話し合うことはなかったですが、お互いに持ってきたものを見せ合いつつ武内君が演じてくれたことで、すごくリアルな肉付きになったと思います。

——演じる上で、お二人は十三の人となりをどのように捉えていたのかが気になります。

三瓶:十三はずっと殺し屋という仕事に向き合っていたけれど、たまたま適性が合って向いていただけということと、最終学歴が小学生ということもあって、(39歳という年齢ではあるものの)経験が豊富で幅が広い人間というわけではないよね……ということは、お互いに話し合わなくても感じていた部分だったのかなと思います。

——確かに、第1話では子どもが苦手という描写もされており、中学生の姿になって中学校に通うことに、最初は大いに戸惑っていましたよね。

三瓶:やっぱりイキイキとしていまを生きている子どもたちと比べて一歩引いている部分であったり、大人としての疲れた感じであったり、落ち着きのあるテンション感などは、十三を演じるときに表に出てくると言いますか。

そこが十三らしさを作っている要素になっていくのかなと思いながら演じていますね。世界一の殺し屋だけれども、本人はそのことにプライドを持っているわけではなくて、バツイチだし子どもとも離れて暮らしていて俺の人生つまんねーなっていうところから、中学校に潜入しなくてはいけなくて。

——改めて言葉にしてみるとすごいメリハリですよね(笑)。

三瓶:さらに中学生にもみくちゃにされていって(笑)。そこで哀愁とは違う不憫さみたいなものも描かれて、世界一の殺し屋だけれどもSNSに全然付いていけないおじさんなんだと急に身近に感じられるようになって、そのギャップや可愛らしさをすごく感じています。殺し屋としてのアクションのカッコよさと中学生に勝てない部分があるというギャップが個人的にすごく面白いなと。

——『キルアオ』はアクションもあればコメディもある作品で、十三は状況によってボケもすればツッコミもするキャラですよね。中学生を相手にしつつ、刺客たちとも対峙する。演じる上での振り幅も非常に大きくなったのかなと思うのですが……

三瓶:(即答して)大変でした!

一同:(笑)

三瓶:それこそ第1話のときは、さっきまで大人でプロの殺し屋としてハードボイルド感がめちゃくちゃ出ていたのに、中学生感を出しすぎてしまうと、ただわちゃわちゃとしているだけになってしまうので、どれだけその感じを出していいのかと……。

——先ほどおっしゃっていた、十三らしさにも繋がる部分ですね。

三瓶:あと、十三が独特だなと思うことは、何かしらの出来事に対してちょっと距離を取ると言いますか。たとえばノレンに対してもラブコメが始まりそうなことが起こっても、ラーメンに夢中だったり、そういうこともあるよねとちょっと達観した感想を抱いたり。

その距離感が面白くもあるのですが、どのくらい乗っていいのか、乗らないほうがいいのかということは、アフレコ現場でもディレクションを受けながら話し合って作っていきました。

——十三含め『キルアオ』は多角的な魅力があるキャラクターが多いので、絶妙な塩梅が求められますよね。

三瓶:はい。やっぱり見ている方に面白く見えてほしいのですが、キャラクターから離れすぎないようにしないといけないので、すごく難しいですね。

——勉強の面白さに気づいて泣き出しちゃうところもあれば、クラスのグループSNSに付いていけないという描写もあって、第1話では十三のカッコいい部分と面白い部分の両方が見られたと思います。

三瓶:そうですね。でも、まわりの中学生は勉強に対してテンションが低いけれど十三は異様に高いとか、ちょっと人と相容れないみたいなところも大いにあると思います。

【写真・画像】「中学生にもみくちゃにされていって(笑)」TVアニメ『キルアオ』声優・三瓶由布子インタビュー 2枚目
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中学校での任務に挑む十三が、困難に立ち向かいつつ新たな発見をしていくさまを、放送中のTVアニメ『キルアオ』の中でぜひ目にしてほしい。

取材・テキスト/kato
(C) 藤巻忠俊/集英社・「キルアオ」製作委員会

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