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「こんな転生は嫌だ!!」人間が猫に飼われる?人猫逆転ストーリーに、トイレを覗かれる猫の気持ちがちょっぴりわかる!?【作者に聞く】

  • 2026.5.9
気がついたら牢屋の中、しかも処刑される運命…絶対絶命の大ピンチかと思いきや!? 新田せん(@nittasen)
気がついたら牢屋の中、しかも処刑される運命…絶対絶命の大ピンチかと思いきや!? 新田せん(@nittasen)

ふと気が付けばなぜか自分は牢屋の中、しかも「野良人間」と呼ばれ処刑待ち――そんな理不尽すぎる状況から始まるのが、新田せん(@nittasen)さんの異世界漫画だ。猫耳の種族が支配する世界では、人間は保護される側ではなく“処分される側”。軽妙なやり取りの裏に、ぞくりとする構図が潜む物語となっている。

「野良人間なので処刑です」と理不尽スタート

転生早々、大ピンチ! 新田せん(@nittasen)
転生早々、大ピンチ! 新田せん(@nittasen)
女王様、俺を殺す気ありますか?P002 新田せん(@nittasen)
女王様、俺を殺す気ありますか?P002 新田せん(@nittasen)
女王様、俺を殺す気ありますか?P003 新田せん(@nittasen)
女王様、俺を殺す気ありますか?P003 新田せん(@nittasen)

主人公は状況も分からぬまま拘束され、「薄汚い野良人間に子猫たちが近づいて病気感染したら大変じゃ」と淡々と告げられる。「法律で野良人間はすべて処刑」とまで言われ、弁解の余地もない。どこかコミカルな言い回しとは裏腹に、現実世界の価値観をひっくり返した設定が強烈に響く。

笑えるのにちょっと怖い逆転の発想

この発想のきっかけについて新田さんは、「猫がSNSでいろいろな姿をさらされているのを見て、立場を逆転させてみたくなった」と語る。たしかに、私たちは猫の無防備な姿を“かわいい”と共有しているが、もしそれが自分だったら――と考えると、一気に笑えなくなるではないか。この作品は、その微妙な境界をうまく突いてくる。

冷酷になりきれない女王様

処刑を決める立場にある女王様も、ただの冷酷な存在ではない。「残酷であれ」と育てられながらも、人情(猫情?)が邪魔をして決断しきれない。そのどこか抜けた雰囲気が、緊張感の中にゆるさを生んでいる。シリアスな状況なのに、ふっと笑ってしまうのはこのキャラクター性によるところが大きい。

過酷な状況でも主人公は妙に前向きマイペース

今後について新田さんは「続編の予定はない」としつつも、主人公は「牢屋でもあの調子で幸せに暮らしていくのでは」と語られている。絶体絶命の状況でもどこかマイペースな主人公の姿が、この物語をただの悲劇で終わらせない。

“見られる側”になると気持ちはどう変わる?

作中には「チンスタ」と呼ばれるSNSも登場し、女王様は野良人間の姿を撮影して投稿しているという。普段は見る側である人間が、見られる側になったとき何を感じるのか。その視点の転換こそが、この作品の核にあるテーマだ。

かわいいの裏側にある残酷さと、それでも漂うユーモア。読み進めるほどに、笑っていいのか迷う独特の読後感が残る一作である。

取材協力:新田せん(@nittasen)

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