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23歳でインドに嫁入りを決意。プロポーズ後に知った驚きのインド結婚事情とは⁉

  • 2026.5.5

インドに嫁ぎ、インド人の夫・さっちゃんとのインド生活を綴ったvlogが450万回再生(2026年3月現在)と話題の嫁カレーチャンネル氏。

彼女がプロポーズされた後に知ったのは、インドの驚きの結婚事情だったんだそうで…?

※本記事は嫁カレーチャンネル著の書籍『インド嫁1年生、異国生活奮闘記』から一部抜粋・編集しました。

インドの街中で花嫁衣裳を着て記念撮影。 (C)嫁カレーチャンネル/KADOKAWA
インドの街中で花嫁衣裳を着て記念撮影。 (C)嫁カレーチャンネル/KADOKAWA

プロポーズ後に初めて知った、驚きのインドの結婚観

まず、一番に驚いたのは、インドではお見合い結婚が「普通」であることです。

もちろん最近は都市部を中心に恋愛結婚も増えているものの、国全体で見ると、未だにお見合い結婚の方が主流だそう。

この背景には、インド社会に長く根づいてきたカースト制度の影響があります。

カーストとは、主にインド国内のヒンドゥー教社会において、人の生まれや家系によって社会的地位・職業・結婚相手までがあらかじめ定められていた制度でした。

各カーストには代々受け継がれる職業があり、他の職業に就くことは基本的に許されず、結婚も同じカースト内で行うのが望ましいとされていました。異なるカースト同士の結婚は、かつてはほとんど不可能だったのです。

現在では制度そのものは法的に廃止され、憲法によって自由な結婚が保障されています。差別意識も徐々に弱まりつつありますが、それでも「自分と似た出自や背景を持つ相手の方が望ましい」という価値観は、今もなお一部に残っているようです。

さらに、お見合い結婚が主流である理由は、カーストの名残に限らず合理性の追求にもあります。インドは経済格差が大きく、同じような経済レベル・社会的地位の相手と結婚した方が、生活スタイルや価値観も近く、結婚生活が安定しやすいと考える人が多いのです。

つまり、お見合い結婚が選ばれるのは、単に古い慣習の名残というだけでなく、「生活を安定させるための現実的な選択」という側面が大きいのかもしれません。なお、この記事は2026年春現在、私が現地で感じたことをもとに書いております。

インドでの結婚はお家とお家とのマッチング⁉

私にはまだピンとこない部分もあるけれど、インドでは結婚は男女の恋愛感情以上に、お家とお家とのマッチングが重視されるという印象を受けました。

さらに、インドでは家族のつながりがとても強く、両親の意見は絶対に近いのです。

日本では核家族が主流ですが、インドでは結婚後も夫の家族と一緒に暮らすことが多く、「結婚は家族ぐるみの長期共同生活の始まり」という感覚。

だから、両親が納得した相手であることが、結婚生活を円満に送るためにも非常に重要とされています。

日本人同士の恋愛結婚においても、お互いの家族の理解はあるに越したことはないと思います。でもこれが国際結婚となると、家族の理解がなければ手続きも長期戦になるし、結婚不可能になることも十分にあります。

つまり、文化的・制度的に「家族の壁」が立ちはだかる可能性があるのです。

もし彼の家族が、将来のお嫁さんをすでに決めていたとしたら…?

親族同士のお見合いで選ばれた「運命の許嫁」が、インドで待っていたとしたら…?

そんな妄想がよぎるたびに、「いやいや! 日本人の私じゃ、その土俵で戦えないよ!?」と、一人勝手にヒザから崩れ落ちそうになるのでした。

「恋愛ないない」が「恋愛あるある」に変わる国

さらにインドでは、20代で結婚する人が圧倒的に多く、お見合い話も早ければ大学卒業前後には持ち上がります。

インド人の夫・さっちゃんも例外ではなく、家族ぐるみで仲良しだった知人の父親から「うちの娘をお嫁さんにしてくれないか?」と本気で言われたことがあったらしい。

そんな「過去の事実」と「現在の妄想」がごちゃ混ぜになった私の脳内妄想センターでは、「家族厳選の実力派ヒロイン」の許嫁がインドに控えているんじゃないか?という、恋愛エピソードでかつて聞いたこともない「恋愛ないない」が浮上していました。

日本ではあり得ない「恋愛ないない」も、お国変われば「恋愛あるある」。

最初から別れる前提で彼女を作り、最後は親が決めた相手とお見合いで結婚、なんてケースもインドでは本当にあるらしいのです。

もちろん、私はさっちゃんを信じていました。けれど、彼の家族がどう考えているのかは分からなかったし、宗教や文化によって結婚に対する価値観も大きく違います。

その違いが私にとってどんな壁になるのか、想像すらできませんでした。

実際にインドへ行くまでは、何ひとつ確かなことは掴めなかったのです。

だから私は、先行きはあえて薄目で見ることにしました。「なるようになる」「いや、なるようにしかならん」。そう自分に言い聞かせながら、脳内妄想センターはしばらく休業することに決めたのです。

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目の前の現実を薄目で受け入れることにした嫁カレーチャンネルさん。インドの「当たり前」に戸惑いながらも、持ち前の明るさで突き進む彼女の異国生活は、どんな展開を見せるのでしょうか。驚きと笑いに満ちた、インド嫁としての毎日は、まだ始まったばかりです。

文=K.M

【著者プロフィール】

嫁カレーチャンネル

Mei Punj。2000年生まれ。23歳でインドに嫁ぐ。 結婚生活をきっかけに始まった異文化での日常や気づきを、YouTubeチャンネル「嫁カレーチャンネル」にてゆるく発信している。言葉や習慣の違いに戸惑いながらも、思わず笑ってしまう出来事や何気ない日常の1コマを、本や動画を通してのんびり記録している。

著=嫁カレーチャンネル/『インド嫁1年生、異国生活奮闘記』

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