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海軍パイロットと女学生の切なくもウブな展開に胸キュン!手紙のやりとりで距離を縮めていく戦時下の恋物語【作者に聞く】

  • 2026.4.23
切なに刹那く 西香はち(@24hachi1)
切なに刹那く 西香はち(@24hachi1)

太平洋戦争の開戦直前、女学生の松乃と、海軍の戦闘機パイロットの虎次は出会う。お互い惹かれながらも、時は戦時中の大変な時期。手紙のやりとりにも検閲が入ってままならぬ中、少しずつ距離を縮め、想いを通わせていく。これは戦争の悲しい話ではなく、そんな時代にもしっかりと芽吹いた小さな恋の物語である。

本作「切なに刹那く」を描いたのは、「コミックDAYS」で『波うららかに、めおと日和』を連載している西香はち(@24hachi1)さん。『波うららかに、めおと日和』は2025年春にドラマ化された話題作である。今回、西香はちさんに「切なに刹那く」について話を聞いてみた。

戦時下に芽生えた、海軍パイロットと少女の切ない恋

切なに刹那く_第1話_P001 西香はち(@24hachi1)
切なに刹那く_第1話_P001 西香はち(@24hachi1)
切なに刹那く_第1話_P002 西香はち(@24hachi1)
切なに刹那く_第1話_P002 西香はち(@24hachi1)
切なに刹那く_第1話_P003 西香はち(@24hachi1)
切なに刹那く_第1話_P003 西香はち(@24hachi1)

本シリーズは、海軍パイロットの虎次と松乃を描いた本作を起点に、虎次の同期を描いた話や、陸軍を舞台にした別エピソードなどを含む「切なに刹那く」という位置づけの連作である。いずれも戦時下の恋をテーマに、厳しい時代を生きる人々の揺れる思いを描いている。

物語は、松乃の家に軍人の虎次が父を訪ねてくる場面から始まる。寡黙で距離を置く虎次に、松乃は苦手意識を抱くが、それは額の大きな傷を若い娘に見せまいとする彼なりの配慮だったと知り、印象が一変する。松乃が「その傷は生き残った証です」と声をかけると、虎次は初めて笑顔を見せる。小さな温かさが芽生えたその数カ月後、日本は真珠湾攻撃へと向かっていく。

互いを思う気持ちが確かに育っていくなか、戦争は容赦なく2人を引き離す。松乃の空が青くあり続けるなら命を賭してもいいと願う虎次。虎次が無事に帰るなら一刻も早く戦争が終わってほしいと祈る松乃。どうすることもできない時代の渦の中で小さな恋がどこへ向かうのか、その純粋さが胸を打つ作品である。

創作当時を振り返り、作者の西香はちさんは「描き直したいと思っています」と語る。海軍や生活風景を十分に調べないまま描いたため、「軍服や階級のことも、背景の描写も、もう一度きちんと描きたい」と明かす。また絵柄についても「今とはだいぶ違うので、今のタッチで表現し直したい気持ちがあります」と話し、作品への思いを丁寧に語ってくれた。

新作の予定は未定だが、シベリア抑留された人物との恋愛を題材にした物語を描きたいという構想もあるという。西香さんが紡ぐ"切なさ"の世界を、ぜひ一度読んでみてほしい。

取材協力:西香はち(@24hachi1)

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