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人生の喜びが弾けるトム・ヒドルストンのダンスシーン!『サンキュー、チャック』スペシャル映像

  • 2026.4.20

スティーヴン・キングの小説を『ドクター・スリープ』(19)などのマイク・フラナガン監督が映画化した『サンキュー、チャック』(5月1日公開)。本作のスペシャル映像&新規場面写真が解禁となり、主演トム・ヒドルストンのオフィシャルインタビューも到着した。

【写真を見る】チャックの踊る圧巻のダンスシーンについてトム・ヒドルストンが語る!

世界の終わりを示唆する、衝撃の光景が映しだされる本作。次々と起こる⾃然災害と⼈災が地球を襲い、ネットもSNSも繋がらなくなったその時、突如、街やテレビ、ラジオを埋め尽くしたのは、「チャールズ・クランツに感謝します。素晴らしい39年間に、ありがとう、チャック」という広告だった。このチャック(ヒドルストン)とは何者なのか。彼に感謝する意味はなんなのか。その答えを知る者は誰もいない。近づく世界の終わりに⼈々が固唾を呑むなか、広告の男「チャック」の39年の⼈⽣を遡る物語が始まる。

今回解禁されたのは、ベンジャミン・パジャック演じる少年期のチャックからヒドルストン演じる⼤⼈のチャックまで、彼の39年の人生と共にあった本作の核⼼でもあるダンスシーン。映像の冒頭、少年期のチャックがキッチンに⽴つ祖⺟(ミア・サラ)から、82年リリースのワン・チャンによる「ダンス・ホール・デイズ」にノッて「ほら、⼀緒に踊ろう」と⼿を差しだされる。その瞬間、まるで世界の始まりを告げるかのようにチャックのダンスの幕が上がる。キッチンという舞台で祖⺟と共に踏んだ数々のステップは、やがてその舞台をダンスパーティーでの⼤勢の観衆の輪の中へと移し、さらに輝き始める。

本作で少年チャックを演じたパジャックは、ヒュー・ジャックマンと共演したミュージカル「ザ・ミュージック・マン」でブロードウェイデビューを果たし、2022年にシアター・ワールド・アワードを受賞。ミュージカル上がりのフレッシュなダンスが本作でも⼀際印象的な名シーンを演出している。

また、少年チャックと共に華やかなプロムでダンスをしたキャット・マコイを演じるトリニティ・ジョー=リー・ブリスは、『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』(22)のトゥク役として映画デビューを飾った新星。スペンサー・デイヴィス・グループの66年のヒット曲「ギミー・サム・ラヴィン」で踊る若⼿2⼈による瑞々しく輝かしいダンスは本作の必⾒ポイントの⼀つとなっており、パジャックとジョー=リー・ブリスが⾒つめ合う際の⾝⻑差にもトキメキ必至。

また、学校でのダンスパーティーで披露したムーンウォークは、⼤⼈チャックのムーンウォークへと繋がり、チャックが放つ「Letʼs dance」という⾔葉と共に、観衆の⼀⼈であった⼥性に⼿が差しだされる。ヒドルストンと女性を演じるアナリース・バッソによる華麗で秀逸なダンスのリズムを⽀えるドラマー、テイラー・フランクを演じるのは、「The Pocket Queen」ことテイラー・ゴードン。ニューオーリンズ出⾝でグラミー賞にノミネートされたほか、ビヨンセやハリー・スタイルズのステージにも⽴つ注⽬のドラマーだ。2歳の頃からドラムを叩いてきたという天性が光り、パワフルでエッジの効いたリズムとサウンドによるエネルギーに満ちあふれたオリジナルの伴奏がチャックたちのダンスを⼀層盛り⽴てる。

そんな第2章の広場でのダンスシーンを、本作の宣伝アンバサダーである斎藤⼯は「いまという⽣を豊かに感じるという意味でダンスシーンは、⽣きる喜びのような第2章」と表現。続けて、「『⼤道芸⼈最⾼』という章は、本当に最後まで『⽣きるってなんだろう』ということを、セリフではなく感覚的に教えてくれる。これは映画館で体感することによって感じられる、本作の⽣きる喜びなんじゃないかなと思います」と映像が表現する“⽣の賛歌”とヒドルストンの演技に太⿎判を押した。

ただのステップではなく、祖⺟から受け継ぎ、喜びと幸せに満ちた39年の⼈⽣そのものを表した鮮烈なダンスの系譜をまとめたスペシャルなこの映像。数々のキャスト、登場⼈物が紡ぎだすチャックの⼈⽣と本作のダンスにますます期待が⾼まる。

圧巻のダンスシーンをまとめたスペシャル映像の公開にあわせて、トム・ヒドルストンのオフィシャルインタビューが到着した。ダンスに込めた思いからキャストとの共演エピソードまで熱く語られている。

――チャックの⼼情を表すようなダンスシーンが印象的でした。ダンスに込めた想いはなんですか?

「1番重要だと思っていたのは、あの瞬間におけるチャックの『両⾯性』を表現することです。チャックは周りから⾒れば、ビジネスマンらしいスーツを着て、バッグを持って仕事に向かっている、なにか特別なことがないような、ただの中年の柔和な男性会計⼠のように⾒えると思います。でも、ある何気ない午後に、ストリートパフォーマンスをしているドラマーの横を通る時、彼が⼦どもの頃に持っていたもの、つまり、ダンスがほんとに好きだった頃の⾃由とエネルギーを思い出すんです。バッグを置いていきなり、爆発的に踊り始める。あの瞬間に彼の“⽣きる⼒”が爆発するんです。そして、その⾃由はもしかしたら、⼦どもの頃よりもはるかに超えたエネルギーや⾃由、⽣命⼒といったものを持って踊っていたと思います。彼の魂や、魂の深みというものが、⾝にまとったスーツからあふれだし爆発的に表現される。それは喜びにあふれていて、ドラマーや⼀緒に踊るダンサー、周りで⾒ている観衆にもそのエネルギーが伝播して、『魔法の瞬間』が起きます。外⾒はある種平凡で静かだけれど、内⾯は⾃由で、炎とその命と、そして喜びにあふれていなければいけなかったんです。そんな『両⾯性』を特に意識しました」

――マンディ・ムーアとアナリース・バッソ、ドラムのテイラー・ゴードンとのタッグはいかがでしたか?印象的なエピソードがあったら教えてください。

「素晴らしいシークエンスですよね。マンディは本当にもの凄く腕のいい振り付け師で、彼⼥がダンスシーンの振り付けをしてくれたんです。僕はマンディとロンドンで集合して、アナリースとテイラーがロスの⽅で準備していたのですが、離れて練習をするのには限界があって、やっぱり⼀緒に同じ空間でやらなければいけなかったんです。当時、僕は⽗になったばっかりで、マンディやアナリースたちみんなが1週間、ロンドンに来てくれたんです。そして、ダンスシーンを作るために、ロンドンのスタジオで1週間リハをやりました。9⽉の⽉曜⽇の朝でした。夏季休暇がちょうど終わった時期で、⼦どもたちは学校に戻って、みんな仕事に戻っていくなか、アナリースと私はそのダンスのスタジオで、朝の9時に空を⾶んでるような感じだったんです。窓の外には、通勤してる⼈たちや、ロンドンのバスとかが⾒えて『僕たちの⼈⽣はこの⼈たちと全然違うんだ』って感じました。バスに乗ってる⼈たちからはダンススタジオが⾒えるらしくて、あの⼈たちなにやってんのかなって思われたと思うけど、本当に楽しかったですね。でも、挑戦でもありました。いろんなダンスが組み合わされていて、サルサもあるし、サンバもあるし、ポルカ、ボサノヴァもあって、ジーン・ケリーや、アステア、ロジャーズ、マイケルジャクソンたちのステップのオマージュもありました。4⽇間撮影して、38テイク、途中からはできないので最初から最後まで全部やりました。監督がずっとカメラを動かしていて、ダンスを撮影する時に、昔のミュージカルみたいなカメラワークで撮ろうとしていて、それで時には私たちの周りをカメラが踊るように動いたり、あるいは間に⼊ってきたり、⼀緒に僕らと踊っているような感じで、8⽉のアラバマの暑いなか、4⽇間ずっと頭からお尻までのテイクを撮りました。そして、スタッフがお昼へ⾏っても、⾷べてしまうとお腹いっぱいで踊れないので、アナリースと僕は⾷べる⾷欲も全くなくて。アナリースは⾜を氷のバケツに突っ込んで、僕は⼀⽣懸命背中を伸ばしていました。そして2⼈で⽬が合って『なんかほんとにダンサーみたいだな』って思ったことを覚えています」

――少年時代を演じたベンジャミン・パジャックのダンスを⾒て、どう感じましたか?彼は⼿の動きから顔の使い⽅までトムのダンスを取り⼊れたと話しています。

「ベンジャミンはほんとにすごい才能ですよね。圧倒されました。オープンで、正直で、勇気があって、⾃由で。とにかく彼のもって恵まれた天性の才能を、とてもオープンな⼼と好奇⼼を持って表現する本当に⽣き⽣きとした男の⼦で、パフォーマンスも本当に秀逸でしたね。そして僕をほんとに⾒てたんだなって思いました。“チャック”としてのパフォーマンスが繋がっていくので、僕の動きを、僕⾃⾝全く意識してないところまで彼は模倣してくれたんです。ダンスのなかで僕がやったちょっとした動きを⾃分のパフォーマンスに持ち込んでいて、若いチャックと⼤⼈のチャックを組み合わせてくれて、成熟した1⼈の職⼈技だという⾵に思いました。あんなに若いのに、本当にスマートでそしてすごく才能がある。本当に美しいパフォーマンスでした」

文/平尾嘉浩

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