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マザコン&モラハラ夫の不倫が発覚。しかも裏で糸を引いていたのは姑だった!? 実話をもとに、歪んだ家族関係の恐怖を描いた物語【書評】

  • 2026.4.18

【漫画】本編を読む

『旦那の浮気を仕掛けた黒幕は姑でした』(ハッチ:原作、ユニバーサル・パブリシング:イラスト・漫画/KADOKAWA)は、夫の不倫の裏側に隠された衝撃の黒幕を描く、実話ベースの物語。タイトルの通り、夫婦の問題の裏に姑が深く関わっている。

主人公のマミは、イケメンで資産家という理想的な男性と結婚でき、幸せな新婚生活を期待していた。しかし、実際はその想像とは大きく違い、夫はマザコン気質で妻よりも母親を優先するような態度を取り続ける。さらにモラハラ的な言動が増え、夫婦関係は徐々に歪んでいく。そして決定的なのが、夫の浮気の発覚だ。だがその背後にはさらに信じがたい事実があった。なんと夫の浮気を裏で煽り、関係を仕掛けていたのは姑だったのである。夫と姑が作り上げた歪んだ関係の中で、マミは次第に追い詰められていく。

不倫そのものも問題だが、「家族関係の歪み」こそが物語の見どころだ。夫婦間の問題のはずだった出来事が、いつの間にか姑を巻き込み、マザコン夫と支配的な義母、そしてその狭間で孤立していく妻という複雑な構図へと変わっていく。そして物語は単なる被害の記録では終わらない。裏切りに気づいたマミは、泣き寝入りするのではなく、夫の不倫の証拠を集めるために行動を起こすのだ。SNSを使って反撃のための準備を進めていく展開は、読み手を「もっとやれ」という気持ちにさせ、そしてカタルシスをもたらしてくれる。

夫婦問題というと、当事者だけに原因があると考えられがちだが、本作は、親という「第三者」がどれほど大きな影響力を持つのかを描いている。結婚とは、夫婦ふたりだけのものではなく、家族という複雑なものの中に組み込まれることなのだとあらためて気づかせてくれる作品だ。

文=ヒルダ・フランクリン

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