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「営業妨害とみなします」紀伊國屋が“警告”、度を超えた迷惑行為に「胸が痛む」「厳しいルールに感じる」

  • 2026.4.24
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出典元:PIXTA(画像はイメージです)

人気の書籍ほど、どうしても手に入れたい気持ちが強くなるものです。だからこそ販売ルールを守ることは、ほかの読者にも公平に本が届くための大切な前提だといえそうです。

そんななか、紀伊國屋書店新宿本店が、冊数制限を無視した買い回りや日をまたいだ再購入に厳しく対応すると呼びかけ、X(旧Twitter)で話題になりました。この投稿を受け、転売対策への理解を示す声が多く上がる一方で、本好きとして複雑な思いをにじませる声も広がっています。さまざまな声を集めてみました。

厳しい呼びかけに広がった驚き

今回注目を集めたのは、書店側がかなり踏み込んだ表現でルール順守を求めたことでした。「1人1冊の制限」に加え、「日をまたいでの再購入も認めない場合がある」、そして「度を越えれば営業妨害とみなす」としています。

これらの点に、SNSでは事態を重く受け止める声が目立ちます。

  • そこまで明確に書かなければならないほど、現場では困った行為が続いているのだろう
  • 書店側が強い言葉を使うほど追い込まれているようで胸が痛む
  • 本を扱う場所から厳しい警告が出ること自体、残念に感じる

単なる注意喚起というより、売場の切実さがにじむ投稿として受け止められたようです。書店が利益よりもルールの維持を優先しているように見える点にも、驚きの声が上がっていました。

背景にある転売への疑い

一方、多く見られたのが、こうした買い方の背景に転売目的があるのではないかという見方です。人気作やサイン本、写真集、特典付コミックのように希少性が高い本ほど、通常の読者ではなく再販売を狙った購入が起きやすいのではないか、と受け止められています。

  • 冊数制限を無視してまで何度も買うのは、転売を疑われても仕方がない
  • 人気本が新品のまま高額で出回る状況を見ると、書店が厳しくなるのも理解できる
  • この売場だけでなく、ほかの書店でも同じように対策してほしい

こうした反応からは、利用者側にも「ルールを厳しくしてでも公平さを守ってほしい」という思いがあることがうかがえます。本来は読みたい人の手に渡るはずの本が別の目的で買い占められることへの不満がにじんでいるようです。

本好きだからこその複雑な思い

しかし、すべての複数購入希望を一括りにはできないのではないか、という戸惑いも見られました。保存用に持っておきたい、誰かに勧めたいといった、本好きならではの気持ちを思い浮かべる声です。

  • 保存用や布教用として複数冊ほしい読者にとっては、かなり厳しいルールに感じる
  • 1冊ずつしか買えないとなると、複数の店舗を回る手間や交通費の負担も大きい
  • 事情は分かるものの、真面目な読者まで窮屈さを感じそうだ

もちろん、こうした声もルール破りを肯定しているわけではありません。転売対策の必要性は理解しつつ、熱心な読者の楽しみ方との線引きの難しさに、複雑な思いを抱く方もいたようです。

ルールを守って本と出会うために

今回の話題では、書店の警告に驚く声、転売対策を支持する声、そして読者として切なさを覚える声が交差していました。ただ、その根っこにあるのは、本が本当に必要な人へきちんと届いてほしいという思いなのかもしれません。

人気作ほど熱が高まりやすいからこそ、売場のルールを守ることが、結果的には読みたい人たち全体を守ることにもつながります。書店に厳しい呼びかけをさせる状況をこれ以上広げないためにも、あらためて買い方のマナーを考えさせられる話題でした。


参考:
紀伊國屋書店新宿本店【8階コミック売場】(@Kino_Comic)公式Xアカウント 2026年4月21日投稿