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【福岡市民ホール】音楽家・守時タツミさん、ピアノと自然の音が紡ぐ音楽会を開催

  • 2026.4.14

こんにちは。リビングふくおか・北九州Web地域特派員の兎丸です。皆さんの暮らしの中に、音楽は流れていますか?私は、朝起きてから仕事中、そして眠る前まで、その時の気分に合わせて音楽を流しています。

そんな私が最近よく聴いているのが、音楽家でキーボードプレイヤーの守時タツミさんの楽曲です。ピアノの清らかな音色と自然の音がやさしく重なり合い、とても心地よいのです。自然の音の中には小鳥のさえずりも聞こえ、守時さんの音楽を流していると、飼っているコザクラインコも「ピピッ」と歌い始めてびっくりしました。本当に。

守時さんは、5月から福岡を皮切りに、九州は3カ所、そして北は北海道まで全国11カ所を巡るツアーを予定しています。今回は、そのツアーを前にお話を伺いました。

音楽家 守時タツミさんとは

守時さんはキーボードプレーヤーとして音楽活動を開始。 コンサートツアー、レコーディングからアレンジ、プロデュースまで数多くのアーティストに関わり、ベネチア映画祭招待作品『千年旅人』など、映画音楽も手がけています。

現在は「次世代に残しておきたいもの」として、「おとえほん」と「MOTTAINAI SOUND」に力を入れています。

2007年に企画、制作をはじめたプロジェクト「MOTTAINAI SOUND」では、日本各地の海や山、町の音など、その土地で聞こえてくる音を録音し、その時見た風景とその場で感じた思いを1曲ずつ曲にして、自然の音とミックスした音楽を作っています。 2015年より、NHKラジオで「音の絵本」「景色の見える音楽」で レギュラーを担当。 全国各地のホールだけでなく神社やお寺や博物館などユニークな場所でコンサートツアーも精力的に行われています。

「MOTTAINAI SOUND」18年の歩みを振り返るコンサートが福岡からスタート

守時さんと待ち合わせたのは、ツアーのスタートでもある福岡市中央区の「福岡市民ホール」内のカフェ「cafe C」。天井が高く開放感があり、行き交う人の雑踏に溶け込みながらも静かに過ごせるカフェです。

出典:リビングふくおか・北九州Web

福岡市民ホール2階にある「cafe C」。

出典:リビングふくおか・北九州Web

コーヒー、カフェラテ、アルコール類などのほか、地元のクラフトビールやスイーツショップとのコラボ商品も提供(https://www.instagram.com/cafec_fukuoka)

ここで、気さくな笑顔が印象的な守時さんにさっそくお話を伺いました。

ーー5月からツアーが始まりますね。今回のコンサートはどのような内容ですか?

これまでにリリースした10枚のアルバムの中からそれぞれ1〜2曲ずつ選んで演奏します。「MOTTAINAI SOUND」の活動を始めて来年で20年になるのですが、これまで作品を振り返る時間があまりなくて。自分としては最近の曲を演奏したくなるものですが、「昔の曲も聴きたい」とおっしゃる方もいますので、今回は1作目からバランスよく演奏しようと思っています。

ーー会場限定で販売する「THE STORY『春の音』『夏の音』」について教えてください。

どのように音を録って、どんな思いで作ったのかを文章と写真でまとめた冊子です。10枚目のアルバムのリリース記念として、作成しました。二次元コードを読み込むと、自然の音を聴きながら楽しんでいただけます。

出典:リビングふくおか・北九州Web

「THE STORY『春の音』『夏の音』」(提供画像)

ーーどの曲も自然の音とピアノの組み合わせがとても印象的ですが、楽曲はどのように制作しているのですか?

まずは現地で自然の音を録音します。その時は音楽を作ろうとせず、たくさん写真を撮ります。スタジオに持ち帰って、風景を思い出しながら、フレーズを紡いでいきます。 すぐに作れる曲となかなかできない曲もあります。宮崎神宮をテーマにした曲「風神」は、元日から3日間で完成しました。熊野「旅路」という歌の入った曲も、それくらいだったかな。

自分が見た景色や感じたことを表現しようとすると、いろいろな楽器の音を重ねたくなるんです。一方で、自然の音をそのまま聴いてほしいという思いもあって、その間でいつも葛藤しています。なるべくピアノの響きを大切にしたいですね。

ーー神社やお寺でのコンサートには、どこか特別な空気を感じますが、そうした場所を選ばれている理由はありますか?

2015年に鎌倉の寺院でコンサートをしたことがきっかけです。2月の寒い時期で、ホールとは違う凛とした空気の中での演奏に魅力を感じました。

ーー印象に残っている場所はありますか?

どこも思い出深いですが、厳島神社は特に印象に残っています。音楽の神様「弁財天」が祀られている場所で、演奏中に不思議な感覚がありました。また、客席とステージの配置を逆にして、客席から鳥居が見えるようにしました。あとで映像で見て、日没から夜になるまでの移り変わりに「こんな感じだったんだなぁ」と。雨の中での演奏も含め、忘れられない経験です。

出典:リビングふくおか・北九州Web

広島・厳島神社で行われたコンサートの様子(提供画像)

ーー福岡市民ホールの印象や今回の福岡公演の抱負を教えてください。

ここのホールには、日本に数台しかないイタリアのメーカーのピアノ「ファツィオリF308」があるんです。ぜひ皆さんにこの音を聴いていただきたいです。

また、最近できたホールということで「音響を考えて作っている」という雰囲気が伝わります。ピアノの音もよく響くようです。

福岡での公演は今回で3回目。人があたたかくて、食べ物もおいしくて、大好きな街です。 コンサートでは、今までの曲を振り返りながらいろんな曲をやっていきます。ゆっくり目を閉じて聴いていただけたら嬉しいです。


守時さんの音楽は、ピアノの音の粒ひとつ一つが体に入って細胞を静かに目覚めさせてくれるような、知らない街を旅させてくれるような、不思議な魅力があります。そのイメージ通りに、私の問いかけに終始優しく答えてくださいました。みなさんもぜひ、守時さんの世界観を生で体感しませんか?

出典:リビングふくおか・北九州Web

守時タツミさん(撮影協力:福岡市民ホール/カフェC)

出典:リビングふくおか・北九州Web

横浜美術館で行われたコンサートの様子(提供画像)

守時タツミコンサートツアー2026「景色の見える音楽会」 ◆2026/5/15(金) 福岡県 福岡市 【会場】福岡市民ホール 小ホール 【時間】開場 18:30 / 開演 19:00 【料金】大人¥4,500 / 小人¥2,000 ◆2026/5/16(土) 長崎県 壱岐市 NEW 【会場】壱岐市立一支国博物館 【時間】開場 18:15 / 開演 19:00 【料金】大人¥2,000 / 小人¥500(高校生以下) ※雨天時は会場が多目的ホールとなります。 ◆2026/5/17(日) 佐賀県 唐津市 【会場】旧唐津銀行 多目的ホール 【時間】開場 15:30 / 開演 16:00 【料金】大人¥4,000 / 小人¥2,000 その他の日程や詳細は https://moritokitatsumi.com

 

 

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