1. トップ
  2. MY定番あんこ土産6選|食のプロが贈り物に選ぶ、あんこ菓子はこれ!【2026】

MY定番あんこ土産6選|食のプロが贈り物に選ぶ、あんこ菓子はこれ!【2026】

  • 2026.4.10
Satoshi Fukuda

食のプロたちが手土産に選ぶのは? 確かな味とともに、相手に喜びを添える定番あんこ土産を聞いた。

教えてくれた方
福田里香さん 菓子研究家
福岡県生まれ。「新宿高野」に勤務後、菓子研究家として独立。書籍や雑誌、商品開発など多岐にわたって活躍する。『物語をおいしく読み解くフード理論とステレオタイプ50』(文春文庫)など、著書多数。Instagram/@riccafukuda

平岩理緒さん スイーツジャーナリスト マーケティング業を経て製菓学校で学ぶ。商品開発支援や各種講師、「おとりよせネット」達人、「Yahoo!ニュース」エキスパート、「日経新聞」ランキング審査員も務める。情報ウェブサイト「幸せのケーキ共和国」主宰。Instagram/@rio_hiraiwa

ワタナベマキさん 料理家 異国のエッセンスをちりばめた滋味深い味のレシピが人気。センスあふれる暮らしが世代を超えて支持されている。雑誌やテレビで多数のレシピを提案し、近著に『新しいみそおかず』(文化出版局)がある。Instagram/@maki_watanabe

Photo SATOSHI FUKUDA

Satoshi Fukuda

向島 言問団子の「言問団子 詰め合わせ」

福田里香さんのMY定番あんこ土産

「ものすごく『江戸』。どんどん消えていく江戸情緒を感じさせるあんこ菓子。波平のお土産みたいな包装もレトロかわいい。むしろ若い友人に贈りたい一品。かわいい色合いの三色団子は春のお祝いやお花見にもぴったり」と福田さんが語る通り、包装から団子まで愛らしい「向島 言問団子」の詰め合わせ。

下町を象徴する名所・隅田川沿いに佇む「向島 言問団子」。歌人・在原業平の和歌にちなみ名付けられた「言問団子」は、江戸末期から団子の原点を守り、創業以来変わらない製法で作り続けている。パッケージに描かれた鳥の絵は、和歌に詠まれた都鳥(みやこどり)がモチーフだ。

ころんときれいに成形された3種の団子は、職人がふわりとした食感を引き出すため、力加減を大切にし、ひとつずつ丁寧に丸めている。黒と白の団子には、国産米粉を使った餅を、黒あん、白あんで包んだもの。あんこには北海道・十勝のふじむらさき小豆と手亡豆(てぼうまめ)を使用し、あっさりとした甘みとなめらかな口当たりが心地良い。黄色の団子は、青梅をイメージ。白あんに、京都の白味噌と新潟の赤味噌を合わせた味噌あんを用い、葛粉と白玉粉を合わせた求肥で包み、クチナシで色付けして蒸し上げている。ほんのりとした塩気とコクが広がる。素朴で奥深い江戸の味わいは、手土産として会話も弾ませてくれそうだ。

Satoshi Fukuda

「言問団子 詰め合わせ」 12個入¥3,200
販売期間/通年
※店頭で販売

向島 言問団子
東京都墨田区向島5-5-22
tel. 03-3622-0081
営業時間/9:00~17:00
定休日/火曜
https://kototoidango.co.jp/

Satoshi Fukuda

京菓子司 亀広良の「杏仁豆腐」

ワタナベマキさんのMY定番あんこ土産

名古屋の「京菓子司 亀広良」では、生菓子や意匠を通して伝統的な和菓子を発信する一方で、素材を生かした新感覚のお菓子も提案している。なかでも人気を集めているのが、小豆と糖蜜をかけて味わう「杏仁豆腐」だ。

「大好きすぎて、贈り物シーズンは何度もお取り寄せします。小豆の上品な炊き具合が絶品で、杏仁の種から丁寧に作る杏仁豆腐ともよく合います」と毎年楽しみにしているワタナベさん。

ベースとなる杏仁豆腐には、コクとほのかな苦みをもつ北杏(ほっきょう)と、甘みと華やかな香りの南杏(なんきょう)の杏仁の種を使用。そこに岐阜・山岡の糸寒天と生クリーム、牛乳を合わせ、なめらかで香り豊かな口当たりに仕上げている。小豆には京都の丹波大納言を使用。丁寧に炊き上げた小豆はふっくらとやわらかく、一粒一粒の存在感が際立つ。糖蜜には徳島の阿波和三盆を用い、さらりと軽やかな甘みが全体をまとめる。それぞれの素材が持つおいしさを大切にしながら、杏仁豆腐と小豆、糖蜜が織りなすハーモニーを堪能したい。

Satoshi Fukuda

「杏仁豆腐」 1個¥800
販売期間/3月上旬~10月中旬頃
冷蔵品
※お取り寄せ可、注文はFAXにて受付

京菓子司 亀広良
愛知県名古屋市西区上名古屋1-9-26
tel. 052-531-3494
営業時間/9:00~18:00
定休日/火・水曜
https://www.kamehiroyoshi.com/
Instagram/@kamehiroyoshi

Satoshi Fukuda

銀座空也 空いろの「ほし&スプーンクッキーセット」

平岩理緒さんのMY定番あんこ土産

「最中で有名な銀座の名店「空也」の5代目・山口彦之さんが立ち上げた、和菓子やあんの魅力をより広く伝えるブランド。瓶入りのあんこジャム『ほし』とスプーン型クッキーのセットで、そのまますくってあんこを楽しめます。『ほし』は全4種のうち好きな2種を選ぶことができ、特に注目したいのは、豆の皮を濾すことなく、すべてすり潰してなめらかに仕上げた『○あん』シリーズ。素材を丸ごと使うことで、栄養も余すことなく味わえます。『スプーンクッキー』も2種から選べ、公式サイトで購入すると風呂敷包みで届けられるため、贈り物にもぴったり」と平岩さん。

あんこを瓶に詰めた「ほし」は「あずきのつぶあん」に加え、しっとりと練り上げた「○あん」シリーズとして、「あずきの〇あん」、「白いんげんの〇あん」、「だいずの〇あん」をラインナップ。北海道産の小豆と手亡豆、大豆に大粒のざらめ糖・鬼ざらめを合わせ、丁寧に炊き上げている。保存料は使わず、豆本来の自然な甘みを引き出したすっきりとした味わいが魅力だ。

あわせて楽しみたいのが「スプーンクッキー」。フレーバーは抹茶とスパイスの2種類。抹茶はほのかな甘みの中に苦みが広がり、スパイスはシナモンやジンジャーなどをブレンドしたミックススパイスで、エキゾチックな風味に仕上げている。どちらもあんことの相性が良く、スプーンのようにすくいながら味わうのも楽しい!

Satoshi Fukuda

「ほし2瓶&スプーンクッキー2袋セット」 ¥2,596
販売期間/通年
「ほし」は、あずきのつぶあん、あずきの〇あん、白いんげん豆の〇あん、大豆の〇あんからセレクト可能。スプーンクッキーは抹茶、スパイスからセレクト可能
※お取り寄せ可。公式サイトで購入すると風呂敷包みのサービスがあり

空いろ エキュート品川店
東京都港区高輪3-26-27 JR品川駅(改札内)
tel. 03-3443-7440
営業時間 /8:00~22:00、日曜・祝日~20:30
https://www.sorairo-kuya.jp/
Instagram/@sorairo98

Satoshi Fukuda

かさの家の「梅ヶ枝餅」

福田里香さんのMY定番あんこ土産

福岡出身の福田さんが推す手土産は、学問の神様・菅原道真公を祀る福岡の名所・太宰府天満宮の名物菓子「梅ヶ枝餅」だ。
「福岡県民なら小躍りする逸品。JR博多駅のメイン通路にある『かさの家』には朝8時位に『梅ヶ枝餅』が焼きたてのまま保温ボックス入りで入荷します。持ち帰ってトースターで焼き戻すと最高。冷凍品もあるので、現地の味をそのまま持ち帰れる手土産として重宝します」と福田さん。

「梅ヶ枝餅」は、老婆が菅原道真公に梅の枝に刺した餅を差し入れたという伝説に由来する一品。大正11年創業の「かさの家」の「梅ヶ枝餅」は、創業当初から変わらぬ味を守り続けている。もち米とうるち米を合わせた粉を練り上げた生地で粒あんを包み、中央に梅の印をあしらった丸い型で丁寧に焼き上げている。

もち米とうるち米は佐賀・熊本産を中心に、秋田産の良質なものも使用。粒あんは北海道産の小豆を用い、ふっくらと丁寧に炊き上げている。高火力で一気に焼き上げることで、表面はカリッと香ばしく、中はやわらかくもっちりとした食感に。生地の香ばしさと粒あんのしっかりとした甘みが一体となり、シンプルながらも奥行きのある味わいを生み出す。薄く包まれた生地からは、粒あんの甘みや食感がダイレクトに伝わるのも魅力だ。

Satoshi Fukuda

「梅ヶ枝餅」 10個入¥1,800
販売期間/通年
冷凍品(店頭では常温の販売もあり)
※お取り寄せ可

かさの家
福岡県太宰府市宰府2-7-24
tel. 092-922-1010
営業時間/9:00~18:00
無休
http://www.kasanoya.com/
Instagram/@dazaifu_kasanoya

Satoshi Fukuda

とらやの「和三盆糖入 お汁粉」

平岩理緒さんのMY定番あんこ土産

「和三盆糖入りの上品な甘さのお汁粉。こしあんの「御膳汁粉」と、粒あんの「小倉汁粉」、希少な白小豆を使った「白小倉汁粉」の3種があり、店頭では好みのものを詰め合わせできる。4月中旬~8月下旬は夏仕様に切り替わり、冬はお餅入り、夏は扇形の麩焼き入りに。パッケージもブルーを基調としたものに変わり、涼しげでおしゃれ。日持ちも長く、好きなタイミングで楽しめるのもうれしい」と平岩さん。

4月から登場するお汁粉は夏仕様へと変わり、冷やしても常温でも楽しめるほか、冷凍して固めれば氷菓としても味わえる。「とらや」では、菓子に合わせてあんを作り、手元に届いた際に最もおいしく味わえるよう仕上げている。小豆と砂糖に加え、和三盆糖を入れることで、小豆本来の風味とやさしい甘みを引き出している。

「御膳汁粉」(写真中央)には、北海道・十勝産の小豆「エリモショウズ」を使用。きめ細やかなこしあんに仕立て、なめらかな口当たりと小豆の力強い味わいが楽しめる。「小倉汁粉」(写真奥)も同じ小豆を使いながら、粒感を残しつつさらりとした軽やかな仕上がりに。「白小倉汁粉」(写真手前)には、「とらや」独自品種の白小豆「福とら白」を使用。ふっくらとした粒とすっきりとした甘みが特長だ。それぞれに香ばしい麩焼きを添え、見た目にも涼やか。季節の移ろいを感じる手土産として贈りたい。

Satoshi Fukuda

「和三盆糖入 お汁粉(夏)」(御膳汁粉、小倉汁粉、白小倉汁粉) 3袋入¥2,150、6袋入¥4,083
単品は各¥627で販売
販売期間/4月中旬~8月下旬
※9月からは冬仕様のお汁粉を販売
※お取り寄せ可

とらや 赤坂店
東京都港区赤坂4-9-22
tel. 03-3408-2331
営業時間/9:00(土・日曜、祝日9:30)〜18:00
休業日/毎月6日(12月を除く)
https://www.toraya-group.co.jp/
Instagram/@toraya.confectionery

Satoshi Fukuda

菓子処 大口屋の「餡麩三喜羅」

ワタナベマキさんのMY定番あんこ土産

愛知の和菓子店「大口屋」の銘菓「餡麩三喜羅(あんぷさんきら)」は、生麩でこしあんを包み、蒸し上げた麩まんじゅう。麩まんじゅうを、丸く整えて塩漬けした山帰来(サンキライ)の葉で挟んだ、愛らしい姿もまた風情がある。

あんこには、国産小豆を使用。砂糖を加熱して蜜にしてから炊き上げる製法で仕上げており、なめらかで舌触りのよい食感を生み出している。生麩の生地は、もちっとした食感を引き出すため、職人が季節ごとに配合や水分量を細かく調整している。もっちりとした歯ごたえでありながら、すっとほどけるやさしい口当たりと、こしあんの上品な甘みが絶妙に調和。さらに山帰来の葉のほのかな塩気がアクセントとなり、後味はさっぱりと軽やか。

「やわらかな麩まんじゅうに上品なこしあん。誰もが好きになる、おもたせにも、撮影の手土産にも喜ばれます!」とワタナベさんが言うように、ほっこりした見た目と味わいは、もらう人にとってうれしい一品だ。

Satoshi Fukuda

「餡麩三喜羅」 6個入¥1,404
販売期間/通年
常温(夏季はクール便)
※お取り寄せ可

菓子処 大口屋
愛知県江南市布袋町中67
tel. 0120-00-9781(受付時間9:00~17:00)
営業時間/8:30~18:00
定休日/1月1日
※1月2~4日は9:00~17:00
https://www.ooguchiya.co.jp/
Instagram/@ooguchiya_official

Hearst Owned
元記事で読む
の記事をもっとみる