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【60代ライフスタイル】千葉から山形の父を遠距離介護。すぐ駆けつけられない不安を抱えながらの介護体験で、実感したこととは?

  • 2026.4.10

多くの素敵世代が直面する、親の介護問題。今回は、東京・山形の遠距離介護を経験した、素敵ブロガー・fumiさんの実体験をお届けします。

すぐに駆けつけられないもどかしさがありましたが、「自分にできることを」と割りきることに

千葉から山形への遠距離介護。家族と協力し寝たきりの父を支援

fumiさん

千葉県在住。山形県に住む89歳の父が就寝中の事故で胸椎を圧迫骨折し、自宅で寝たきりに。父と暮らす母や海外在住の妹、夫など、家族と協力し、仕事をしながら9か月間の遠距離介護生活を送った経験を持つ。

寝たきりの父の姿に戸惑いを感じることも

「介護が始まるきっかけは、昨年6月、父が事故で胸椎を圧迫骨折したことでした」とfumiさん。 「検査の結果、2〜3か月は安静が必要だと言われました。そのころの父はほとんど動くことができず、寝たきりの状態でした。事故があったとき、アメリカに住む妹がたまたま帰国していて、介護保険の申請や介護ベッド、手すりの手配、地域包括支援センターへの相談などをすぐに進めてくれて、とてもありがたかったです。その後は私が中心となって、月に1〜2回、1回に4〜5日帰省するというような生活でした。 当初の父を見ていて、『寝たきりってこんなに人を悪くしてしまうのか』と驚きました。記憶があやふやになり、家族のことがわからなくなることも。もともと認知症の兆候などはなかっただけに、ショックで。リハビリの許可が出てからは自宅でリハビリを行っていたのですが、『もっと刺激を増やしたほうがいい』ということになってデイサービスに通うことに。やっぱり人と触れ合うのがいいみたいで、デイサービスにはいまも通い続けています」

新幹線で通いながらの介護。遠距離でもできることを

また、遠距離であることによる不安が大きかったと言います。 「自宅から実家まで、新幹線を使っても3時間半の距離なので、すぐに駆けつけられないのがもどかしくて。『なにかあったらどうしよう』と心配で眠れない夜もありましたが、考え過ぎると精神的にまいってしまうため、『心配しても状況は変わらない』『連絡があったらそのときに考えよう』と気持ちを切り替えることにしました。いつでも対応できるよう、体調管理には気をつけていましたね。 母とはLINEや電話で頻繁に連絡を取り、リハビリ記録を写真で送ってもらうなど、父の状況を共有していました。あとは宅配弁当を手配したり、嚥下機能が低下した父のためにゼリー状の水分補給食品を送ったりと、遠距離でもできることはやっていました」

なかなか会えないからこそ一緒に過ごす時間を大切に

「いま父は回復して、デイサービスに通う日々です。この介護経験を通して、介護は〝してあげる、もの〟ではなく〝関わらせてもらうもの〟だと感じました。遠くに住んでいるからこそ、一緒に過ごす時間を大切にし、後悔のない関わりをしたいと思うようになったんです。 そう考えると、次に父や母に会うことが毎回楽しみに。家族の協力や職場の理解にも支えられ、介護に向き合うことができました。限られた時間のなかで、親子としての関係を深められたことは、私にとっても大きな意味のある経験だったと思います」

イラスト / 植草桂子 構成・文/平井薫子 ※素敵なあの人2026年5月号「素敵読者の介護Stories」より
※掲載中の情報は誌面掲載時のものです。商品は販売終了している場合があります。
※画像・文章の無断転載はご遠慮ください

この記事を書いた人 素敵なあの人編集部

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