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2026春のメイクアップトレンド、8つの最適解をプロがレクチャー

  • 2026.4.7
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春の日差しと共に、ビューティのムードボードを刷新する時が来た。澄み渡る青空と咲き始めた水仙を目にすると、私たちは冬の重たいレイヤーを脱ぎ捨て、より明るく軽やかなものへとシフトしたくなる。

これはメイクアップにおいても例外ではない。冬がドラマティックなキャットアイやフルカバレッジのベースメイクを存分に楽しむシーズンだったとすれば、春が求めているのは、みずみずしいツヤを宿した頬骨と、この季節ならではのジョイフルなムードに寄り添うソフトなリップだ。

そこで今回は、あなたの春のメイクポーチを完璧にアップデートすべく、トップエキスパートたちに直接アドバイスを求めた。

【TREND1】洗練の骨格メイク、ハンサムスカルプト

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「モデルたちの自然なスキントーンを活かしつつ、ハンサムなアイブロウで少しマスキュリンなムードを加えました」と、「エミリア ウィックステッド」のバックステージで語るのは、「ボビイ ブラウン」のグローバルメイクアップアーティストであるエイミー・コンウェイ氏。これは彼女が秋冬のショーのためにクリエイトしたルックだが、そのミニマルな空気感は春にも見事にマッチする。

コンウェイ氏はアイブロウの毛流れを顔の中心に向かって立ち上げ、ベルベットのように端正でクリーンな肌作りにフォーカスした。続いて彼女は、「ボビイ ブラウン」の新作マルチユーススティックの“ビーチ”を使用。重さを一切感じさせずに、温かみと骨格の立体感を肌にプラスしていく。

「これはチークでもなく、かといってブロンザーでもない絶妙なアイテムですが、驚くほど多くのスキントーンに美しくなじむのです。私はこれを、頬骨の一番高い位置から耳のすぐそばにかけてのせています」とコンウェイ氏は説明する。このステップが、過剰な甘さやガーリーさに傾くことなく、肌に生き生きとした生命力を宿してくれるのだ。

【TREND2】銀河を思わせるギャラクティック・グロウ

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今シーズンの、光を放つように繊細で、グロッシーでありながら決してテカりには見えない肌を作る方法は至ってシンプルだ。ティントモイスチャライザーや軽やかなコンシーラーをベースに選び、クリームまたはリキッドタイプのハイライターで輝きのボリュームを上げるだけ。これで肌全体のフレッシュさを保ったまま、頬骨に眩い光を宿すことができる。

「私は『シャンテカイユ』の“シアーグロー ローズ フェイスティント”を愛用しています。瞬時にみずみずしいツヤ肌を作り出せる、最も手軽で確実なアイテムですから」と、メイクアップアーティストのヤスミン・サーモン氏は語る。「その後、冬場に頼りがちなフルカバレッジのベースではなく、ティントタイプのSPFやシアーなファンデーションを用い、まるで肌が深呼吸できるよう軽やかに仕上げるのです」

「ハリス リード」のバックステージでは、メイクアップアーティストのソフィア・ティルブリー氏が、クリーミーなハイライト、例えば『シャーロット ティルブリー』“ビューティ ライト ワンド”のようなアイテムを頬骨に沿ってのせ、鼻筋から額にかけて優しくなじませます。そうすることで、この世のものとは思えないほど神々しい輝きを演出した。

また、メイクアップアーティストであり、ヘアエクステンションブランド「エノレ」の創設者でもあるベルニシア・ボアテン氏は、グロウな輝きはスキンケアの段階からすでに始まっていると話す。

「まずは徹底的な保湿によって肌の内側から発光するような輝きを仕込み、その後にクリームテクスチャーのアイテムを顔の高い位置に押し込むようになじませます」と彼女は明かす。「シマーなラメ感は引き算し、光の反射を最大限に活かすのがポイントです。ベースとなる素肌そのものがヘルシーにうるおっていれば、作られた感のないエフォートレスな輝きが生まれるのです」

【TREND3】ディスコリップ

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「イヴ・サンローラン・ボーテ」のメイクアップアーティスト、フレッド・ルタイユール氏は、自他ともに認める"キラキラしたもの好き"だ。だからこそ彼は、シャイニーなディスコリップのトレンドを大いに歓迎している。スパークリーでグロッシーな仕上がりが、ふっくらとしたクッションのような立体感とジョイフルなムードを生み出すのを想像してみてほしい。

ルタイユール氏は、“YSL ラブシャイン”を指で優しくポンポンとなじませてソフトにぼかしたベースを作り、その上から新作の“YSL ラブシャイン プランピング リップ オイル グロス”を重ねている。

【TREND4】パリジェンヌリップ

フランス人女性は誰もが赤いリップを塗っているというのは、一種の思い込みにすぎない。もちろん愛用している女性も多いが、最もシックなパリジェンヌたちの口元は、大抵ティントリップで彩られているのだ。マットで肌になじむこなれ感があり、とても控えめでありながら、確実に顔色を明るく見せる血色感を宿している。「ナチュラルに見えて実は計算されている」というわけだ。このより優しく軽やかなアプローチは、春のリラックスしたムードにぴったりだと感じている。

「ヴィオレット」や「セリーヌ」といったフランスのブランドは、それぞれ“ビズバーム”や“ティンテッドマットバーム”を通じて、唇を軽く噛んだような自然なステインリップの極意を完璧にマスターしている。だが一方で、「メリット」の新作“シグネチャーリップブラッシュ”も、その美しいソフトフォーカス効果において強力な対抗馬となっている。

【TREND5】サニースカーレット

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どうしてもマットなレッドリップから離れられないという人は、先日のアクターズアワードのレッドカーペットを彩ったスターたちからヒントを得てみてほしい。ミシェル・ウィリアムズやクインタ・ブランソン、クレア・デインズ、そして「シャネル」“ルージュ アリュール ヴェルヴェット”の“ルージュ シャルネル”をまとったジェシー・バックリーが披露したように、クラシックな青みレッドのリップから、鮮やかな朱赤へとシフトしている。

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ほんのささいな変化ではあるものの、この情熱的なレッドリップへの解釈は日差しが眩しくなるこれからの季節にこの上なくフレッシュに映り、太陽に愛されたヘルシーな肌色を美しく引き立ててくれる。

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【TREND6】トゥルーブルー

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リリー=ローズ・デップと「シャネル」の相乗効果か、あるいは私たちがノスタルジックな美容トレンドに惹かれているためか。トレンド予測アカウントの@databutmakeitbeautyによれば、ブルーのアイシャドウが人気急上昇中だという。

映画『罪人たち』のスターであるウンミ・モサクは、英国アカデミー賞のレッドカーペットで「アフルワリア」のドレスにサファイアカラーのまぶたをリンクさせていた。一方でリリー=ローズは、「シャネル」の最新キャンペーンにおいて“レ キャトル オンブル”の“ココ ジーン”と“デニム ドリームパレット”を使用。ウォッシュドデニムアイを披露している。これらのパレットはグレーのアンダートーンを帯びたブルーを特徴としており、肌になじみやすく日常使いしやすいのが魅力だ。端正に整えられたアイブロウとたっぷりのマスカラで目元の輪郭を引き締めつつ、柔らかなブルーのヴェールをまぶたにふんわりと乗せることで、このトレンドに軽やかに足を踏み入れてみてほしい。

【TREND7】風に撫でられたような血色感

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ランウェイやマーゴット・ロビーが映画『嵐が丘』のプレツアーで披露したグラムなルックに見られるように、少年のようなチークのトレンドがカムバックしている。これは、ロージーなトーンを顔の少し低い位置にのせることで冬の寒空の下、冷たい風にキスされたような自然な血色感を模倣するスタイルだ。

だが、春に向けてよりさりげない仕上がりを好むなら、ボアテン氏はチークを使って骨格の立体感を際立たせるテクニックを推奨している。「顔全体をリフトアップして見せるために、温かみのあるコーラルやロージーなトーンを、頬の少し高い位置にのせるのが大好きです」と語る。「フレッシュな肌に立体感のあるチーク、そしてグロッシーなリップの組み合わせは、春のメイクアップにおいて間違いなく大正解と言えますね」

【TREND8】クールトーン

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温かみのある色合いが活躍する余地はいつだってあるが、この春は控えめなクールシェードの実験を楽しんでみてはいかがだろうか。

「クールトーンのスモーキーアイが今年トレンドになっているのは、モダンでシック、そしてどこかミステリアスな印象を与えるからです。ずっと続いてきた温かみのあるブロンズルックからの、とても新鮮な気分転換になります」とサーモン氏。

そんな彼女のお気に入りは、まぶた全体にのせるベースカラーとしてのトープやグレーベージュ。そして、目尻やまつ毛の生え際をスモーキーにぼかすためのチャコール、クールなブラウン、シルバーメタリック調のガンメタルといったカラーだ。

Realization : Medina Azaldin Translation & Text : Nathalie Lima KONISHI

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