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「あなた…何やってるの?」1年に1回の家族旅行→夫が持って来たドローンが楽しい時間を壊した【短編小説】

  • 2026.4.4

本記事はフィクションです。物語の登場人物、団体、名称、および事件はすべて架空のものであり、実在のものとは一切関係ありません。

家族旅行をぶち壊した夫

楽しみにしていた、年に一度の家族旅行。

しかし、夫が車のトランクに嬉々として積み込んだのは、巨大なカメラバッグと真新しいドローンのケースでした。

「嫌な予感がするな」という私の直感は、残念ながら的中することに。

目的地である自然豊かなリゾート地へ到着するなり、夫は「最高の画を撮ってくる!」と言い残し、さっさと一人で姿を消してしまったのです。

残された私と子供は、ポツンと取り残される始末。

せっかくの旅行なのに、彼はドローンを飛ばすことに夢中で、子供の相手など一切しません。

さらに最悪だったのはその日の夜です。

「星空の撮影をするから」

と、私たちを真っ暗な山道の車内に残し、外で何時間もカメラを構え続ける夫。

(ねえ、これって何の修行?)

「パパ、まだかな……」

と退屈そうにぐずる子供をなだめながら、私のイライラは最高潮に達していました。

家族旅行という名の、ただの「夫の撮影アシスタント」に成り下がっている現実。

怒りでブルブルと震える夜を過ごしたのです。

高価なおもちゃの悲惨な末路と、妻の鉄槌

迎えた旅行の最終日。

「いやぁ、最高の映像が撮れたよ!」

とドヤ顔で車に戻ってきた夫に対し、私は氷のように冷たい視線を送りました。

「あなた…何やってるの?家族の思い出、一つも作ってないじゃない」

私の正論に焦ったのか、「こ、これから家族で海辺を撮ろう!」と慌ててドローンを取り出す夫。

しかし、運命は彼に味方しませんでした。

空高く舞い上がったドローンは、海特有の強い突風に煽られ、あっという間にコントロール不能に。

「うわっ、待って、やばい!」

情けない叫び声も虚しく、数十万円の高価な機材は、波しぶきを上げて真っ逆さまに海へドボン。

(あーあ、見事に海の藻屑ね)

膝から崩れ落ち、頭を抱える夫。

私は一切同情することなく、「家族の時間を犠牲にしたバツね」と冷たく言い放ちました。

帰宅後、すっかり意気消沈した夫。

もちろん、海の底へ沈んだドローンの買い替えなど許すはずがありません。

失った機材代の補填として、彼のお小遣いは無期限で大幅カット。

今では週末になると、カメラを置いてせっせと家族サービスに励む夫の姿があります。

痛い勉強代になったようですが、少しは父親としての自覚が芽生えたようで、結果オーライといったところでしょうか。

 

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。
※本コンテンツのテキストの一部は、生成AIを利用して制作しています。

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