1. トップ
  2. 客「ペリエください」店員「お待たせしました」届いた商品を見た厨房スタッフが“顔面蒼白”だったワケ

客「ペリエください」店員「お待たせしました」届いた商品を見た厨房スタッフが“顔面蒼白”だったワケ

  • 2026.4.30
undefined
photoAC(画像はイメージです)

初めてのアルバイトは、学生時代だったという人も多いはず。右も左も分からないまま現場に立ち、覚えることに追われながら、少しずつ慣れていく。そんな経験、ありませんか?最初は失敗して当たり前。先輩にフォローされながら成長していくのも、アルバイトの醍醐味です。とはいえ中には、「今でも思い出すと冷や汗が出る…」という忘れられない大失敗を経験した人もいます。

hai_rubato(@hai_rubato)さんが、「“ペリエ”が分からなかった私のフレンチバイト失敗談」についてThreadsに投稿し、「描写が上手くて静かに笑いをこらえております」と、話題になっています。

いったいどのような失敗エピソードだったのでしょうか?

話題の投稿が、こちら!

hai_rubato(@hai_rubato)2026年4月21日

学生時代、創作フレンチレストランで働いていました。
10代だったので、デキャンタ??カシオレ??レンズ豆??ディル??
毎日、新しい発見で、大人の世界はオシャレやな〜と思っていました。
ある日、「ペリエ」を頼まれたお客様がいて
厨房から出されたのは、レモンが飾られた細いグラスに、細かく砕いた氷が入ったもの
「何も入ってなくない…?」とグラスを傾けましたが、きっと知らないだけでこれが正しいんだろうと思い、すまし顔でお客様に「ペリエでございます…」と提供しました。
振り返ると、カウンターと逆さまのグラスの隙間から、ボトルを必死の顔で指差す厨房スタッフが…
まずい!と思いお客様をみると首を捻りながら細かい氷を流し込むお客様の姿が(;ω;)
全力で謝りました。

投稿者さんには、今でも学生時代のアルバイトを思い出すたびに「やってしまった…」と感じる、忘れられない失敗エピソードがあるそうです。

当時は10代。働いていたのは創作フレンチレストランでした。フレンチといえば、聞き慣れない料理名や長いメニュー名に加え、月替わりで内容が大きく変わることも珍しくありません。ドリンクの種類も豊富で、慣れるまではなかなか大変な環境です。

それでも投稿者さんにとっては、「毎日が新しい発見で、大人の世界はオシャレ」と胸が高鳴るような職場。少し背伸びをしながら働く時間は、きっとどこか誇らしさも感じていたのでしょう。

そんなある日、お客様から「ペリエ」の注文が入ります。実はこのとき、投稿者さんはペリエを知らず、注文を受けたのもこれが初めて。厨房から渡されたのは、レモンが添えられた細いグラスに、細かく砕いた氷が入ったものだけでした。「何も入っていない気がする…?」と違和感を覚えつつも、「自分が知らないだけで、これが正しいのかも」と判断。そのまま何食わぬ顔で「ペリエでございます」と提供してしまいます。

しかしその直後、カウンター越しに見えたのは、逆さまのグラスの隙間から必死にボトルを指さす厨房スタッフの姿。異変に気づいたときにはすでに遅く、お客様は首をかしげながら、グラスの中の細かい氷を口に運んでいたのでした。

時が経った今では笑い話にできるものの、「いまだにご飯を食べに行ってペリエを見るとぐぅ…となる」と振り返っていました。

大失敗から得た忘れられない学び

投稿者さんに詳しくお話を伺いました。

---とても印象深いですね…!ペリエとして中身のないグラスを提供してしまったとき、そのときのお気持ちをお聞かせください。また、どのような状態が正解だったのでしょうか?

正しい提供の形は、グラス+ボトルでした。提供前に左右に傾けて、何も入ってないと感じましたが、オシャレな飲み物はこんなものかと提供してしまいました…。失敗が分かった時は、申し訳なさと厨房スタッフへ確認しなかった後悔。あと、「やっぱ空なんかい」とちょっと突っ込んでしまいました(笑)。

---こう振り返ると状況が面白すぎるのに、当事者はそれどころじゃなくなりますね…!想像しただけで冷や汗が出そうです。厨房スタッフがボトルを指差していることに気づいた後、お客様やスタッフとはどのようなやり取りがありましたか?また、その後、スタッフの方とはどのような会話があったのでしょうか?

厨房スタッフさんには、「〇〇ちゃんこれ!これがペリエだよ!持っていって!」と教えてもらい、急いで提供しました。あとで謝罪し、ペリエが炭酸水ということも教わりました。ドリンクメニューが多く、バイトを始めて数ヶ月たっていましたが、初めてペリエを注文された出来事でした。

---ドリンクの種類が多いと本当に覚えるの大変ですよね。でもちゃんと教えてもらえてよかったです!どのようなお客様だったのでしょうか?

お客様は男性で、カップルでご来店でした。首を傾げながらグラスを傾けていて「大変申し訳ありません…!こちらがペリエです!」と提供すると「あ、ですよね〜、よかった~」と笑って許してくださいました。

---優しいお客様で本当によかったですね!その反応に救われました。当時は初めて触れる用語が多かったとのことですが、どのように業務を覚えていらっしゃいましたか?

魚・肉の選べるコース料理が月替わりで、いつも、「若鶏のコンフィに〇〇と〇〇のバジルフリット、なんちゃらソースをかけて…」といった長い料理名を覚えないといけませんでした。月初めは、覚えたてで辿々しく、提供の際、中には会話を止めて聞いてくれるお客様もいました。全部言い終わると拍手してくれた方もいてありがたかったです。

---覚えるだけでも大変なのに、それをきちんと伝えるのはすごいですね…拍手してくれるお客様も優しいです。

エプロンのポケットにノートをいれて、暗記してました。ワインの注ぎ方、ドリンク提供の際の注意点、グラスの種類、バースデーの準備など絵に描いて覚えたりしていました。スタッフの皆さんがとても優しく、色々なことを学びました。

---そこまで工夫して覚えていたんですね…本当に努力されていたのが伝わってきました

読むほどに引き込まれる失敗ストーリー

こちらの投稿には、「描写が上手くて静かに笑いをこらえております…クゥ」といったコメントが寄せられていました。臨場感のある語り口に、思わず情景が浮かび、クスッとしながらも引き込まれてしまった人は少なくないようです。

決して軽いミスではないはずなのに、ここまで印象的で、なおかつ人に伝わるエピソードとして語れるのは、投稿者さんの表現力あってこそ。ヒヤヒヤする展開と、どこかコミカルな空気感のバランスが絶妙で、読み終えた後にじんわりと余韻が残ります。

思わず「自分も似た経験があるかも」と昔の思い出をふと振り返りたくなるような、そんな魅力のあるエピソードでした。

取材協力:hai_rubato(@hai_rubato)さん

※本記事は投稿者に許諾を得た上で記事の制作・公開を行っています


【エピソード募集】日常のちょっとした体験、TRILLでシェアしませんか?【2分で完了・匿名】