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“小さな違和感”に気づけるかが運命の分かれ目? モラハラ夫に苦しんだ妻が振り返る【著者インタビュー】

  • 2026.3.28

【漫画】本編を読む

夫に対する不満や怒りをSNSに匿名で投稿する妻たちがいる。社会的に話題となった「#旦那デスノート」。そのハッシュタグに着想を得たのが、「#夫デスブック」という投稿をしながら、夫が消えることを願う妻の物語『夫の死を願ったらダメですか?』(草餅よもぎ:原案、まきりえこ:作画/KADOKAWA)だ。

夫や義母のモラハラに苦しむ妻・梨央はSNSに投稿される「#夫デスブック」に共感。そこには多くの妻たちの夫への不満や、やり場のない怒りがぶつけられていた。夫の不倫が発覚したことをきっかけに梨央も投稿するようになり、似た境遇の人々との交流が始まる。しかしある日、現実で一線を越えようとする夫デスブック友だちが現れて……。

原案者である草餅よもぎさんは自身も夫のモラハラに悩み、離婚。自身の経験をどのように作品に落とし込んでいったのか。本作に込めた想いを伺った。

――本作の夫・亮は大企業に勤めていて実家も裕福。結婚当初は家事も協力的で非の打ち所がない存在ですが、そこからモラハラ夫へと豹変していきます。よくネットで「モラハラを結婚前に見破ることは難しい」という声を耳にしますが、草餅さんもそう思われますか?

草餅よもぎさん(以下、草餅):はい、私自身も元夫のモラハラには全く気づけませんでした。今振り返ると当時は結婚への焦りもあり、目の前の「小さな違和感」を自分に都合よく解釈してしまっていたのだと思います。例えばマザコン気質を「親思いなだけ」と捉え直したり。これから結婚を考えている方には、どうかその「小さな違和感」をスルーせず、慎重に見極めてほしいなと切に願っています。

――「#旦那デスノート」にも夫のモラハラについての投稿はたくさんあると思います。印象に残っている投稿を教えてください。

草餅:特定の投稿というよりは、そこに溢れる「日常の積み重ね」そのものが強く印象に残っています。ひとつひとつの投稿は、端から見れば「その程度の愚痴で死んでほしいの?」と感じる人がいるかもしれません。でも、それが毎日逃げ場のない密室で繰り返されている。書かずにはいられないほどの精神的苦痛をSNSにぶつけている彼女たちの姿は、私には到底他人事とは思えませんでした。

――夫・亮のモラハラには読んでいてイライラしてしまいました。双子育児に追われる妻・梨央に「劣化しすぎて詐欺」と言ったり、生活費が欲しいなら土下座しろと迫ったり……。このモラハラ行動は本作の肝でもあると思うのですが、どのようにして描かれましたか?

草餅:亮のモラハラ行動は私自身が夫から受けた体験をベースに、SNSやモラハラ被害に遭われた方の記事などを参考にしました。

取材・文=原智香

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