1. トップ
  2. 恋愛
  3. 「その顔で外を歩くな」義母に容姿を否定され続けた私。調子に乗り続けた義母が、最後は真っ青に…

「その顔で外を歩くな」義母に容姿を否定され続けた私。調子に乗り続けた義母が、最後は真っ青に…

  • 2026.3.27

私の顔には火傷の跡があります。結婚前、夫が運転する車が大雪の日にスリップ事故を起こし、そのときに負った傷です。
警察の判断は不可抗力に近いものでしたが、夫は自分を責め続けていました。急な天候悪化で起きた、あまりにも不運な事故だったのです。
けれど、私はずっと心のどこかで引っかかっていました。夫は責任感の強い人です。もしかしたら、この傷への負い目から結婚を決めたのではないか——。その不安は、義母と同居を始めてからいっそう膨らんでいきました。

義母は、私の顔を見るたびに不快感をあらわにする人でした。食事中は私に背中をむけ、 「視界に入ると食欲がなくなる」と言われたのは一度や二度ではありません。

義母の言葉は日に日にエスカレートしていきました。私の外見を貶めるだけでなく、夫との結婚そのものを否定するような発言が繰り返されるようになったのです。

深まる孤立

息子は火傷の責任を感じて仕方なく結婚した、本当ならもっといい相手と一緒になれたはずだ——そう繰り返す義母。

反論しても、息子がかわいそうだから言っているのだと取り合ってもらえません。私自身が抱えていた負い目が、義母の言葉で何倍にも膨れ上がっていく感覚でした。


買い物に出るときにはマスクの着用を命じられ、来客があれば部屋に閉じこもるか外出するよう言い渡されました。私の存在そのものが、この家にとって恥だと言わんばかりの扱いです。

それでも私は、夫を困らせたくない一心で黙って従い続けていました。

隠される私

ある日、義母はいつも以上に厳しい口調で私に用事を言いつけました。義父の会社にとって非常に重要な取引先の担当者が、自宅に隣接する義父の会社を訪問するというのです。

義父の会社は以前から業績が思わしくなく、この取引先との関係が命綱だといいます。義母は「絶対に顔を見せるな」と念を押し、私には裏方の準備だけを命じました。高級な茶葉や菓子の買い出しを済ませたら、当日の接客には一切関わるなという非情な通告です。

もし粗相があれば会社が潰れ、あなたの人生も終わる——義母はそう語気を強め、私を徹底的に排除しようとしました。

私は指示通り、客人が到着する前に家を出て、時間を潰すために遠くのスーパーまで買い物に出かけました。

偶然の出会い

買い物を終えて帰路についていたとき、道端で車のタイヤがパンクして困っている女性を見かけました。見過ごせなかった私は、スペアタイヤへの交換を手伝うことに……。

少し話をしてみると同郷であることがわかり、楽しく会話をしながら作業をしていました。そこで、彼女が義父の会社での打ち合わせを終えて帰る途中だということが判明したのです。

そんな最中、私のスマホに義母からの連続した通知が入ります。スマホの画面には、外見を罵る言葉を交えながら「客が帰ったから早く戻って掃除しろ」というメッセージが執拗に届きます。

隠そうとした瞬間に通知が重なり、隣にいた女性の目にもその残酷な文言が飛び込んでしまったようでした。女性は、私のスマホに表示されたメッセージの差出人の名前を見て、ピンと来たよう。戸惑った表情を見せました。

取引の不成立

私と別れてしばらくして、女性は義父の携帯へ連絡を入れたようです。「家族に対してあのような非道な言葉を向ける方とは、信頼関係を築けません。お取引の件は白紙に戻させていただきます」という断固とした通告でした。

取引相手自身もアトピー性皮膚炎の痕を人から心ないことを言われた経験があり、だからこそ私の境遇に強く共感してくれたのだと、後から聞きました。

取引相手は改めて義母に向き合い、こう告げたそうです。火傷跡やアトピー性皮膚炎の痕は懸命に生きてきた証であり、それを醜いと罵る心のほうがよほど醜い——と。そしてそれを止めなかった義父に対しても失望を伝え、契約の撤回は覆らないと明言しました。


義母は仕事に個人的な感情を持ち込むべきではないと食い下がりましたが、取引相手は会社を守れないのは経営者自身の問題であると静かに返し、義母はそれ以上何も言えなくなっていました。

ついに言えた本音

取引の危機を私のせいだと責め立てる義母に、私は何日も耐え続けました。疫病神だ、出て行け——浴びせられる言葉は以前にも増して厳しいものでした。

けれど、追い詰められたことで私はようやく腹をくくりました。これまでずっと避けてきた、夫との本音の話し合いに踏み切ったのです。

結婚して初めて、火傷のことについて真剣に向き合いました。もし火傷への責任を感じて結婚したのなら、離婚してほしい——意を決して切り出した私に、夫は迷いなく答えてくれました。

「火傷があってもなくても結婚していた。守れなくてごめん」と。夫の言葉は、長年凍りついていた私の心を溶かすのに十分でした。


私が耐え忍んできた義母の仕打ちを初めて詳細に知った夫は、絶句したあと、自分自身の不甲斐なさに拳を震わせて怒りました。そのうえで、実家を出てふたりで暮らそうと提案してくれたのです。


実家を出ると聞いた義母は取り乱し、後継ぎを連れて行くなと叫びましたが、夫の決意は揺らぎませんでした。


本音で向き合えたことで、長年の不安がようやく消えました。今はふたりで穏やかに暮らしています。

◇ ◇ ◇

外見や身体の特徴だけで人を判断し、優劣をつける人は、その奥にある「その人が歩んできた道のり」や「心の美しさ」という、本当に価値のあるものを見落としているのではないでしょうか。

私たちはついつい目に見えるものに惑わされがちですが、大切なのは表面的なものに振り回されないことかもしれませんね。

【取材時期:2026年2月】
※本記事は、実際の体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

※AI生成画像を使用しています


著者:ライター ベビーカレンダー編集部/ママトピ取材班

ベビーカレンダー編集部

元記事で読む
の記事をもっとみる