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「1時間遅刻してるんだけど」デートの待ち合わせに遅れた彼の、ナルシスト全開の言い訳に苦笑い【短編小説】

  • 2026.3.27

本記事はフィクションです。物語の登場人物、団体、名称、および事件はすべて架空のものであり、実在のものとは一切関係ありません。

一時間過ぎても現れない彼

日曜日の午後、駅前の待ち合わせ場所で私は一人、スマートフォンの画面を見つめていました。約束の時間をちょうど1時間回ったところです。

周囲には幸せそうなカップルや家族連れが行き交い、私の足元に落ちる影だけが寂しげに伸びています。

彼はいつもこうでした。5分や10分といった可愛いものではなく、必ず1時間は遅れてくるのです。

「もう帰ろうかな」とその時、人混みの向こうからゆっくりと歩いてくる彼の姿が見えました。急ぐ様子など微塵も感じさせない足取りです。

ナルシスト全開な彼

彼は私の目の前まで来ると、自信に満ちた爽やかな笑みを浮かべました。

「1時間遅刻してるんだけど。せめて連絡くらいしてよ」

私が少し不満げに問い詰めると、彼は私の肩にそっと手を置き、まるで甘い愛の告白でもするかのようなトーンで囁きました。

「そんなに怒らないで。俺を待つのも愛だろ? 待たされている1時間、君はずっと俺のことを考えていたはずだ。その切なさこそが、僕たちの恋をより深く燃え上がらせる最高のスパイスになるんだよ」

あまりにも完璧なナルシスト全開の言い訳を耳にして、怒る気力さえどこかへ消えてしまいました。

彼は本気で、自分が私に素晴らしい時間を提供したと思い込んでいるのです。私は呆れを通り越して、思わず乾いた苦笑いを浮かべてしまいました。

「その理屈、どこかで練習してきたの?」

私の問いかけに、彼は満足げに頷くだけです。このまま彼と付き合い続けていいのか、それともこの忍耐強さを自分自身で褒めるべきなのか。

私は彼の隣を歩きながら、次のデートでもまた1時間、彼の独りよがりな「愛」を試されることになるのだろうと、少し遠い目をしてしまいました。

 

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。
※本コンテンツのテキストの一部は、生成AIを利用して制作しています。

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