1. トップ
  2. 恋愛
  3. 小籔千豊が、さまざまな悩みに寄り添う! まるでトークライブのようなお悩み相談本『愛の小籔大説教』【書評】

小籔千豊が、さまざまな悩みに寄り添う! まるでトークライブのようなお悩み相談本『愛の小籔大説教』【書評】

  • 2026.3.26
愛の小籔大説教 小籔千豊 / 主婦の友社
愛の小籔大説教 小籔千豊 / 主婦の友社

この記事の画像を見る

お笑い芸人・小籔千豊さんの『愛の小籔大説教』(主婦の友社)が話題だ。発売前にもかかわらず、Amazonでベストセラー1位(個人全集の全集・選書の売れ筋ランキング3/16調べ)を獲得。本書は小籔さんが約10年続けている単独トークライブ「小籔大説教」をヒントにしたお悩み相談本。

「小籔大説教」とは、会場のお客さんに書いてもらった悩みに小籔さんがその場で即興で答えるトークライブだ。ご本人曰く「僕が答えるだけの笑い0(ゼロ)の時間」ながら、いつもたくさんの来場者があるという大人気イベントで、本書はさながら誌上トークライブ。仕事、友だち、恋愛、子育て、老い、死…本書のために寄せられた小学生から60代までさまざまな人々の悩みに小籔さんが答えていくのだ。

撮影/平間 至
撮影/平間 至

「小籔大説教」は仏教の推し活から始まった!?

吉本新喜劇に入ったものの月収は2万円。ド貧乏な30歳のときに子どもが生まれてお金や将来の不安にビビりまくり、まずは「議員」を目指して政治の本を読みまくったという小籔さん。政治家はすぐ断念したものの、政治の知識をつけて「子どもたちに伝える」ことを主眼に本は読み続け、さらに子どもたちに「どうやったら幸せに生きられるか」を教えるために仏教の本や『論語』を読むようになったという。

小さい頃から仏教に親しんではきたが、あらためて仏教の教えに深く感じ入った小籔さんはすっかり仏教ファンに。「この『推し』を子どもだけじゃなくもっと多くの人に伝えたい、伝えることで元気になってもらいたい」との思いが「台本のないライブをしたい」という願いとクロスして生まれたのが、この「小籔大説教」というイベントだった。

相談者には嫁か子どもだと思って向き合う

「悩み相談には、相談者さんを僕の娘か息子、嫁はんと思ってしゃべっています。それがお客さんへの最低限の愛情、真心だと思うから」と小籔さん。自分の回答がすべて正しいとも思っていないし、あくまで「立ち止まって自分の悩みを考えるきっかけになれば」と小籔大説教を続けているという。本書のスタンスもまったく同じ。

「上司が無理」「友人がうざい」「死が怖い」など多岐にわたる悩みに、吉本新喜劇での座長経験、母親の看取り、単身赴任しながらの子育て、音楽フェスや親子ゲーム大会主催など、さまざまな経験をもとに真面目に回答してくれる。時に仏教の教えを引きながら、どんな悩みにも独特のウイットを忘れず「自分ならどうする」と等身大で悩みに寄り添う姿には、まさに「愛」が溢れている。

ファン待望!? お言葉つきのグラビアも

本書で目を引くのは、なんといっても「愛=ピンク」の表紙。なんと有名カメラマン・平間至さんの撮り下ろしで、本の中には「人は変わらない 変われない だから変わったもんがち」「怒っておわるな 学ぶか笑いにしろ」「病んだら甘いもんやめて腸活 早寝早起き 太陽 運動せえ」と、お言葉入りのカラーグラビアも入っている。クールでポップで、壁に貼って言葉を心に刻みたくなる人も、出てくるんじゃなかろうか。

撮影/平間 至
撮影/平間 至

その他3都市(仙台・東京・名古屋)での実際のライブの様子も収録。「開けばきっとあなたも『小籔師匠』と呼びたくなるはず!」と本田望結さん(俳優・フィギュアスケーター)のコメントにならい、今日から「小籔師匠」と呼ばせていただきます!

文=荒井理恵

元記事で読む
の記事をもっとみる