1. トップ
  2. レシピ
  3. もしや“ブラック”で飲まなくてもいい? シロップを入れて気付いたコーヒーの新たな魅力【書評】

もしや“ブラック”で飲まなくてもいい? シロップを入れて気付いたコーヒーの新たな魅力【書評】

  • 2026.3.20

【漫画】本編を読む

『苦手なコーヒーをわかりたい』では、これまで著者・おけべち氏(@okbechi)が、さまざまな方法で苦手なコーヒーと向き合う姿が描かれてきた。あるときは“おしゃれなカフェオレ”、またあるときは“コーヒーゼリー”を手作りするなど、飲むだけにとどまらない柔軟な発想でコーヒーを楽しんでいた著者だが、そんな彼にもどうやら“ある思い込み”があったようだ。

「豆の個性に注目したい」という理由から、ケニア産の豆を使ったアイスコーヒーに挑戦することにしたおけべち氏。しかし、その味はおけべち氏にとって思いのほか苦く、お店の説明に書いてあったような味を感じ取ることができなかった。ふと「シロップ入れたら?」という言葉が脳裏をよぎるものの、飲みやすさを得るために甘さで覆ってしまった味や香りの中にこそ、嗜好品としての本質があるのではないか――そんな思いが著者の中にはあった。

気は進まないながらもシロップを加え、改めてコーヒーを口にしてみると、その化学反応に驚かされる。甘みで味や香りが台無しになるどころか、ブラックで飲むとき以上に味や香りへ意識が向き、とても飲みやすくなっていたのだ。

「コーヒーはブラックで飲んでこそ!」という印象が強いが、実は砂糖やシロップはコーヒーの魅力を広げる“味方”でもある。この体験を通して「こんなに力強い仲間を今まで避けていたなんて…」と痛感した著者は、「もっと自由にやるか…!!」と決心。こうした発見もまた、コーヒーの魅力のひとつかもしれない。

文=ハララ書房

元記事で読む
の記事をもっとみる