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「お前に優しくしてくれるのは俺だけ」と彼女に言い続けていた。別れた彼女のSNSを見て気づいた"笑顔を奪っていた正体"

  • 2026.3.19
ハウコレ

彼女を手放して半年。SNSに並ぶ笑顔の写真を見て、ようやく気づきました。あの表情を消していたのは、誰でもない自分だったのだと。

失うのが怖かった

「お前に優しくしてくれるのは俺だけ」。何度も繰り返したあの言葉に、愛情なんてありませんでした。あったのは恐怖です。自分に自信がなかった。彼女が誰かと楽しそうに話すだけで、いつか離れていくのではないかと不安で仕方なかったのです。

「あいつら本当にお前のこと考えてると思う?」「俺がいないとお前は生きていけないだろ」「お前なんか誰にも相手にされない」。そんな言葉を何度も口にしました。彼女の交友関係を少しずつ狭め、「俺だけ」の世界を作りました。

支配している自覚はありました。でも、手放すよりましだと本気で思っていたのです。

見たことのない笑顔

ある日、「別れたい」と告げられました。「無理だよ。お前は俺なしじゃやっていけない」と返すと、彼女は「やっていけるかどうか、自分で確かめたい」と言いました。初めて聞く、迷いのない声でした。

正直すぐ戻ってくると思っていました。「俺がいないと生きていけない」はずだから。でも1週間、1カ月と経っても連絡は来ません。気になってSNSを覗くと、友人たちと笑う彼女の写真がありました。

3年間、俺の隣では一度も見たことのない顔で笑っていました。コメント欄に男の名前が増えていくのを見て、腹が立ちました。けれどすぐに気づいたのです。怒る資格なんて、自分にはないと。

「俺だけ」の正体

「俺だけが優しかった」のではなく、「俺がいたから周りが近づけなかった」。その事実に向き合ったとき、言葉を失いました。彼女の友人を遠ざけ、自信を奪い、「俺なしでは生きていけない」と思い込ませていた。

それは優しさでも愛でもなく、ただの独占でした。彼女がモテ始めた理由は簡単です。俺という壁がなくなったから。

そして...

独占を愛情だと信じていた3年間、彼女から奪い続けていたのは笑顔と、人とつながる自由でした。「お前には俺だけ」。あの言葉の本当の意味を、失ってからようやく理解しています。

俺だけにしたかったのではなく、俺だけにしないとつなぎ止められなかった。弱かったのは彼女ではなく、自分のほうでした。あの笑顔の写真を見るたびに思います。

(20代男性・会社員)

本記事は、ハウコレ読者への独自アンケートに寄せられた実体験をもとに制作していますが、個人が特定されないよう、一部設定を変更しています。

(ハウコレ編集部)

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