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「聞こえているが聞き取れない…」会話が“謎言語”に聞こえる…聞き取り困難症を描いた日常漫画に反響【作者に聞く】

  • 2026.3.16
聞き取りが苦手すぎる男子の日常 画像提供:雨桜あまおう(@amaousansan)
聞き取りが苦手すぎる男子の日常 画像提供:雨桜あまおう(@amaousansan)

「聞こえている」のに「聞き取れない」「聞き間違いが多い」など、聞き取るのが困難な症状を「聞き取り困難症(LiD)」もしくは「聴覚情報処理障害(APD)」という。この症状は通常の聴力検査では異常が発見されず、難聴ではないとされる。しかし、耳から入った音の情報を脳で処理、理解する際に、なんらかの障害が生じている状態で言語として認識できない状態だ。そんな生活を送る高校生を描いた、雨桜あまお(@amaousansan)さんの創作漫画「聞き取りが苦手すぎる男子の日常」を紹介する。

作者自身の体験から生まれた作品

【漫画】「聞き取りが苦手すぎる男子の日常」を読む 画像提供:雨桜あまおう(@amaousansan)
【漫画】「聞き取りが苦手すぎる男子の日常」を読む 画像提供:雨桜あまおう(@amaousansan)
聞き取りが苦手すぎる男子の日常1(2) 画像提供:雨桜あまおう(@amaousansan)
聞き取りが苦手すぎる男子の日常1(2) 画像提供:雨桜あまおう(@amaousansan)
聞き取りが苦手すぎる男子の日常1(3) 画像提供:雨桜あまおう(@amaousansan)
聞き取りが苦手すぎる男子の日常1(3) 画像提供:雨桜あまおう(@amaousansan)

教室のざわめきの中で、友達が何を話しているのか分からなくなる。そんな経験を抱える主人公の日常を描いた漫画が、SNSで大きな共感を集めている。

本作「聞き取りが苦手すぎる男子の日常」の主人公・橘結友は、「聞き取り困難症(LiD)」「聴覚情報処理障害(APD)」の傾向を持つ男子高校生。耳は聞こえているのに、言葉としてうまく理解できないことがあり、会話の流れに合わせて“テキトー相槌”や愛想笑いで乗り切ろうとするものの、時には「今、笑うところじゃないよ?」と戸惑われてしまうこともある。

この漫画を描いた雨桜あまおうさんは、「私自身、聞き取る力が少々弱めのようで、『日本語のはずなのに、理解できない謎言語のように聞こえてしまう』ということが日常的にあります。そういう下地があるなかで、ふと『聞こえの感覚を物語にしてみようかな』と思い立ち、漫画を描いて公開するに至りました」と制作の背景を語る。また、「明るく軽やかに描き、読者が肩肘張らずに読める――ということを意識して制作しました」と作品づくりの姿勢を明かす。

投稿された漫画には17万件を超える“いいね”が寄せられ、「耳は聞こえているのに会話が難しい」「同じ悩みを持つ人がいて安心した」といった共感の声も多数届いている。雨桜さんは「世の中にはいろんな人がいて、いろんな感覚を持って生きているんだなぁ」と想いを馳せるきっかけになれたら……と思います」と語る。

聞こえ方の違いをやさしく、そしてユーモアを交えて描いた本作をまだ読んでいない方は、ぜひ読んで欲しい。

取材協力:雨桜あまおう(@amaousansan)

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