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【ライター吉田可奈の音楽予報】2026年、心の琴線を震わせる2組|「リュックと添い寝ごはん」と「TOOBOE」が描く愛と毒の旋律

  • 2026.3.15

次々とムーブメントが生まれていく音楽業界。2026年、さらに輝くことが期待できるリュックと添い寝ごはんとTOOBOEの2組が待望のニューアルバムをリリース!

中毒性のあるサウンドと 物語性のある歌詞

毎年さまざまな音楽ムーブメントが誕生する中、今年も勢いのある才能がメジャーシーンで花を開こうとしています。そこで、多くの人に愛されるであろう注目の2組を紹介します。 まずは、聴けば心を動かしてくれるポップさ、キャッチーさで魅了する“リュックと添い寝ごはん”。これまでも、世代を問わず聴き心地のいい楽曲を制作するその能力と、優しくて芯のある歌声が話題となり、ドラマ「みなと商事コインランドリー2」のエンディングテーマや、カロリーメイトのタイアップソングなどを手がけてきました。そんな彼らがニューアルバムで提示したのは、日々の生活の中で抱く、さまざまな「愛」の形。そのテーマを体現したタイトルの「Life is beautiful」では、100年経っても恋をし続けることを誓った芯のあるラブソング。そのほか、自分を愛する大切さを歌う「会社員」や、どんなに好きでいても叶わない切なさをポップに歌い上げる「敵いませんかね」そして、愛のあるべき姿をしっかりと言葉にして歌う「ネットルーザー」など、どれも世代を問わず心に刺さる曲ばかり。とはいえ、軽快なメロディだからこそ、何度も聴きたくなる絶妙なバランスなのもさすがです。 TOOBOEと書いて“トオボエ”と読む、音楽クリエイター“john”によるソロプロジェクトは、独特の世界観を持つクールなサウンドと、日本語の持つ美しさ、強さを反映させた文学的な歌詞がクセになるアーティスト。少し渋みのある歌声がまた楽曲の世界を広げてくれます。待望の2ndアルバムには、インストのデジタルサウンドから一気に心を奪われる「ここが地獄じゃあるまいし」や、紫今を迎え、ビートの上を舞うように虚しさとそれを超える愛おしさを哀愁漂う歌声で掛け合う「jewel feat. 紫今」など、幅広い世界観の楽曲で楽しませてくれます。 さまざまなジャンルを飲み込み、自分たちが信じるサウンドに昇華させた中に、映像的、小説的な歌詞世界を乗せた彼らはジャンルやスタイルは違えど、音楽ファンの心を動かす力を持っています。ぜひ聴いてみてください。

『生きるは愛』リュックと添い寝ごはん

生のバンドサウンドがとても心地よく響く、ライブに行きたくなる一枚。愛する人への素直な気持ち、さらに夢への気持ち、誰もが抱いたことのある“愛”がぎゅっと詰まっているからこそ、共感度の高い曲がズラリ。気づけば口ずさみたくなる曲たちを楽しんで。

ビクター/¥3,300/発売中

profile:リュックと添い寝ごはん
堂免英敬(Ba)、松本ユウ(Vo&Gt)、宮澤あかり(Dr)、ぬん(Gt)の4人組バンド。通称は“リュクソ”。2017年結成。高校在学中に大型フェスに出演し2020年に「neo neo」でメジャーデビュー。耳なじみのいいメロディと心地よい歌声で、これまで多くのドラマやCMのタイアップ曲を手がけている。

『EVER GREEN』TOOBOE

アニメ「勇者のクズ」オープニングテーマとして書き下ろした「GUNPOWDER」を含む、全20曲という超ボリューミーな一枚。聴くほどに遊び心に満ちた重なるサウンドを楽しんだら、次は歌詞カードをしっかりと読んで聞いてみて。その深さによりハマるはず。

Sony Music Labels/完全生産限定盤¥9,600、通常盤¥3,300/発売中

profile:TOOBOE
音楽クリエイター“john”による、作詞/作曲/編曲/歌唱/イラスト/映像をはじめとしたさまざまなクリエイティブ活動を手がけるソロプロジェクト。2022年に1stシングル「心臓」をリリースしメジャーデビュー。2025年には、TVアニメ「光が死んだ夏」エンディング主題歌「あなたはかいぶつ」をリリースした。

※InRed2026年3月号より。情報は雑誌掲載時のものになります。
※画像・イラスト・文章の無断転載はご遠慮ください。

この記事を書いた人

吉田可奈

エンタメ系フリーライター。作詞家。シングルマザー。飼い猫の名前はデデ丸。著者本「うちの子、へん?」 「シングルマザー、家を買う」(ともに扶桑社)発売中。音楽、映画、舞台、アイドル、タイ、オタク事が得意。

X:@knysd1980
Instagram:@kana_yoshida1226

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