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子どもを実家に置き去りにして、駆け出しの地下アイドルの推し活に励んでいた義姉【制御不能な義姉】

  • 2026.3.5

太一さんと結婚して現在妊娠中の美希さん。義両親との仲も良好で幸せを感じていましたが、顔を合わせるたびに嫌味を言ってきたり、勘違いで不倫を疑ったりしてくる義姉の玲美さんだけは苦手でした。不倫疑惑もおさまって一件落着かと思いきや、玲美さんから美希さんのもとに「不倫はなかったけど自分は傷ついた、慰謝料を払え」というメッセージが届きます。同じ頃、義兄勇也さんの職場にも、玲美さんと思われる人物から「夫と不倫している人物がいる、その相手に慰謝料を請求する」という手紙が届きました。2人の話から推測するに、玲美さんが一貫して要求しているのはお金。しかし家族の誰も、玲美さんが何にお金を使おうとしているのか一切見当がつきませんでした。そんなある日、美希さんは会社帰りに偶然立ち寄ったショッピングモールで、若い男性と腕を組んで歩く玲美さんを目撃します。帰宅後、太一さんと一緒に相手の男性を画像検索で探したところ、アイドルグループ『QT-BOX』のシュンという男性にたどり着きました。

自分の子どもの世話よりも『推し』が優先

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玲美さんと腕を組んで歩いていたのは、一般男性でもホストでもなく、アイドルグループのメンバーでした。思いがけない正体に、思わず顔を見合わせる私と太一。どうやら玲美さんは、家族に黙って推し活をしていたようです。

『QT-BOX』は、5人のメンバーで構成された男性アイドルグループ。SNSのフォロワーは5万人で、アイドルとしてはまだ駆け出しのようでした。太一は、「アイドルと付き合ってるのか?あの地味な姉ちゃんが?」と驚きを隠せない様子。

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「付き合ってるとかじゃなくて、地下アイドルの推し活ってやつじゃない?」私がそう言うと、太一は「推し活?」と首をかしげました。地下アイドルのメンバーが、一ファンと交際するとは考えにくい。しかも相手は、あの玲美さんです。私は、玲美さんは浮気ではなく、ただ推し活をしているだけなのではないかと思いました。

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「よく言えば応援、悪く言えば貢ぐっていうか…」そう説明すると、太一は何かを思い出したように「そういえば姉ちゃん、高校生の頃も何とかっていうアイドルが好きで、CD買ったり音楽番組録画したりしてたな」と言いました。

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私の会社にも地下アイドルにハマっている後輩がいるので、QT-BOXがどんな存在かはなんとなく想像がつきます。テレビには出ず、SNSが活動の中心。イベントに足を運べば実際に会える、どこか身近に感じられるアイドル・・・そんな立ち位置のグループだと思いました。

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SNSを眺めていると、今週の金曜の夜にライブがあるという告知を発見。それを太一に見せると、「姉ちゃんも来るかもしれないな・・・ちょっと覗いてみるか」と言いました。私たちは、行方をくらませた玲美さんを探すため、QT-BOXのライブ会場に行くことにしたのでした。

どうやら玲美さんは、駆け出しの地下アイドルの推し活に夢中になっていたようです。それなら、彼女がお金を欲しがっていた理由にもなんとなく合点がいきます。身近に触れ合える存在だからこそ、気づけば深く沼にはまってしまうのかもしれませんね。

※ストーリーはフィクションです。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。

原案:ママ広場編集部 脚本:船井 秋 編集:石野スズ
作画:ポジョ

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