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「ふるさと納税で頼んどいたよ」と様々な品を見せてくる夫。半年後、夫が私に謝ってきたワケ【短編小説】

  • 2026.3.1

本記事はフィクションです。物語の登場人物、団体、名称、および事件はすべて架空のものであり、実在のものとは一切関係ありません。

ふるさと納税を頼む夫

2年前の年末のこと。

仕事から帰宅した夫が、スマートフォンを片手にこれ以上ないほどの得意顔を見せてきました。

「ふるさと納税、うちもやってみたよ。色々頼んでおいたから楽しみにしてて!」

数日後、我が家には豪華な返礼品が続々と到着。

サシの入った高級和牛に、宝石のように輝くさくらんぼ、そして身の詰まった大きなカニ。

「これ、全部ふるさと納税のお礼なんだ。実質わずかな負担でこんなに贅沢できるなんて、やらない手はないよね」

夫の鼻は高々。

私も「すごい!ありがとう!」とはしゃぎ、家族で豪華な食卓を囲む日々。

家計を助けつつ贅沢ができる魔法のような制度に、私はすっかり心酔していました。

夫が忘れていたのは

しかし、季節が巡り初夏を迎えた頃。ポストに届いた税金の通知書を手にした夫が、まるでこの世の終わりのような表情で立ち尽くしていたのです。私の元へ力なく歩み寄ると、消え入りそうな声で一言。

「……本当に、申し訳ない」

驚いて理由を問い詰めると、夫は顔を覆いながら真相を語り始めました。

「あの豪華なお肉もカニも……ただの『ものすごく高いネットショッピング』になってたんだ……」

判明したのは、あまりに手痛いミス。

ふるさと納税は、品物を選んで寄付をした後、税金の控除を受けるための「申請手続き」が不可欠です。

ところが夫は、返礼品を選んで決済しただけで満足し、肝心の手続きを完全に失念。

提出期限を過ぎたため、本来安くなるはずだった今年の税金は一円も変わらず。

つまり、あの時堪能したご馳走はすべて、定価をはるかに上回る金額で「普通に購入した」ことになってしまったのです。

「あんなに偉そうに言っておいて、本当にごめん」

肩を落として平謝りする夫の姿に、怒りを通り越して思わず吹き出してしまいました。

「美味しかったんだから、今回は勉強代ね。来年からは手続き完了まで一緒に確認すること!」

家計へのダメージは小さくありませんが、今では我が家の教訓を込めた笑い話。皆さんも、豪華な品物が届いただけで安心しないよう、くれぐれもご注意ください。

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。
※本コンテンツのテキストの一部は、生成AIを利用して制作しています。

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