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「この家は危険!おなかの子に悪い」井戸を埋めたいだけ…紹介された女性が勝手にお清め!しかも帰ってくれず!?

  • 2026.2.27

長男を妊娠して6カ月。結婚を機に購入した中古住宅の庭には、枯れた古井戸がありました。
「子どもが生まれたら、庭で安全に遊ばせたい」。そう考え、井戸を埋める決意をしたのですが、どこに頼めばいいのか分からず夫婦で悩んでいました。そんなとき、職場の女性パートさんが「私の知り合いに詳しい人がいるよ」と声をかけてくれたのです。
まさかその親切が、あんなトラブルを招くとは思いもしませんでした。

職場の女性に「詳しい人がいる」と紹介され…

私は地元情報を得られればと思い、昼休み中、仕事仲間に相談を持ちかけてみました。

「家の庭に古い井戸があって、きれいにしたいんです。立ち会ってくれる神主さんや業者さんに心当たりはありませんか?」


すると、50代半ばの女性パート社員・Aさんが「詳しい人がいるから紹介するよ」と申し出てくれたのです。違う部署で休憩時間が合うことも滅多になく、それまで深く話したこともない方でした。

「詳しい人というと解体業者さんとかですか?」と尋ねても、彼女は詳細を濁すばかり。少し不安はありましたが、自分から言い出した手前、グイグイくる勢いに押され、次の日曜日に「まずは打ち合わせを」ということで自宅へ来てもらうことにしました。

夫に話すと、やはりどこか不安げ。勝手に決めてしまった申し訳なさを抱えつつ、当日を迎えました。

玄関を開けた瞬間、空気が凍りついた

日曜日、家にやってきたのは、Aさんと同年代くらいの女性が1人。
その女性を一目見て、私たちは絶句しました。紫色のパーマヘアに、胸元にはジャラジャラといくつもの石のネックレス。
業者らしい人が来ると思っていた私たち夫婦は、その強烈な風貌に完全に圧倒されてしまいました。

すると初対面のその女性は、あいさつもそこそこに、玄関先でいきなり言い放ったのです。

「この家には、良くないものがたまっているわ。おなかの赤ちゃんにも、悪い影響がある!」

隣のAさんは驚く様子もなく、「やっぱり……」と深く頷いています。

断れないまま、家の中まで入り込まれ…

呆気にとられた私たちを置き去りにして、何の事前説明もなく、女性はそのまま庭へ。井戸の前でブツブツと呪文のようなものを唱え、手で空中を激しく切り裂くような動作を繰り返します。

10分ほど経つと、今度はこう言われました。
「井戸の道が通っている、家の中も清めるから」

ここで断って、もし何かあったら怖い――。そんな恐怖心から、リビング、風呂場、トイレと、二人の気が済むまで家中を案内する羽目に……。

2時間近く経ったころ、二人の口から「もう大丈夫よ」と、満足げな言葉が出ました。「ようやく終わった……」と私と夫は安堵しましたが、お礼を言っても二人は一向に帰ろうとしません。

……もしかして!?と察した私は、用意していた3千円の菓子折りに加え、慌てて財布から出した現金2万円を封筒に入れ、「本当に気持ちばかりですが」と渡しました。

この日は顔合わせと、井戸の埋め戻しに関する事前打ち合わせだとばかり思っていたので、費用がかかるとは思わずお金は準備していませんでした。しかし、先ほどのお清めの儀式に対する謝礼が必要なのだと感じたのです。

すると二人は、最初は「受け取れない」と渋る素振りを見せたものの、「本当は受け取れないけれど、気持ちだから」と受け取った途端、あっさり帰っていったのです。

あまりに強烈な出来事に、夫と私は呆然と立ち尽くすしかありませんでした。
2万円の痛い出費と、嫌な体験をさせたことを夫に謝ると、「ケガしたり、高い壺を買わされたりしなかっただけよかったよ」と慰めてくれました。

Aさんが連れてきた女性は最後まで何者なのか名乗ってはくれず、神職の方というわけでもなさそうだったので、私たちは世間で言う「霊感商法」のようなものに引っかかったのかもしれません。

後日、Aさんが特定の宗教に熱心だという噂を耳にした私。これ以上関わるのが怖く、職場でこの件を話すことはしませんでした。

よく知らない相手からの紹介を、安易に信じ込んでしまった自分の不用心さを反省しました。それ以来、職場で相談をする際は、相手が本当に信頼できる人かどうか、距離感も含めて慎重に見極めるように気をつけています。

著者:秋本かなこ/40代女性。2017年生まれと2021年生まれの兄弟のママ。元気な兄弟とパワフルな毎日を過ごしている。

作画:ぐら子

※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2026年2月)

ベビーカレンダー編集部

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