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医師「延命治療はしますか」寝たきりの夫に宣告→妻「しません」その場で即断ったワケ

  • 2026.7.4

父・ヒロシ、母、中学生の妹と暮らす高校生の主人公。どこにでもいるような、ごく普通の4人家族の一員でした。

しかし父の脳には腫瘍があり、ある日破裂して緊急手術が行われることに。退院後の父には左半身の麻痺が残り、さらに若年性認知症も発症していました。

自分の家も家族も認識できなくなってしまった父との生活は、少しずつ家族を追い詰めていました。

その後、病院で処方された薬によって父は穏やかになり家族は暮らしやすくなりますが、その選択が正しかったのかどうか分からないまま、月日は流れていきました。

そして父の病状は少しずつ進行し、延命治療をするのか、それとも自然に任せるのかをするのか、それとも自然に任せるのかという重い選択を医師から迫られます。介護を母に任せきりだった主人公は答えを出すことができず、その判断を母に託したのですが…。

吉田いらこさんの『若年性認知症の父親と私』をご覧ください。

決めたから、延命治療はしない

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数日後、父のことで母から電話がかかってきます。母は「延命治療はしない」と、自らが出した結論を伝えました。そして、「もう充分頑張った」とその理由を話します。主人公はその言葉を聞き、思わず涙があふれるのでした。

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主人公は23年もの間、父がいつかいなくなる現実を分かっていながら、ずっと目を背けてきました。しかし母からその話を聞き、その現実が目前まで迫ってきたことを、いまさらながら恐ろしく感じるのでした。

頭では理解していても、大切な人との別れが現実になる瞬間を受け入れるのは簡単ではありませんよね。何度も悩み、考え抜いた末に決断を下した母の姿、そしてその現実を受け止めなければならない主人公の姿に、胸を打たれた方も多いのではないでしょうか。

吉田いらこ

 



 

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