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淀川のシジミに起きた異変→大阪市による“恐怖の注意喚起”に「知らなかった」「加熱してもだめなんて」

  • 2026.3.29
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出典元:photoAC(画像はイメージです)

大阪市が、淀川に生息するシジミについて注意喚起を行い、関心を集めています。味噌汁などで親しまれる身近な食材である一方、安全とは限らないことを改めて感じさせる話題です。

きっかけは、淀川下流部で採取されたシジミから、国の規制値を超える麻痺性貝毒が確認されたことでした。大阪市広報の公式Xアカウントでも呼びかけが行われており、安全性が確認されるまでの間は、採取も喫食も控えるよう求められています。

淀川のシジミに起きた異変 大阪市が注意喚起

大阪市によると、大阪府が令和8年3月24日に淀川下流部で採取した天然シジミを検査したところ、麻痺性貝毒は28MU/gで、規制値の4MU/gを上回っていました。大阪市はこの結果を受け、安全性が確認されるまでの間、淀川に生息するシジミを採取して食べないよう案内しています。

今回の呼びかけは、単に「気をつけてください」という注意喚起にとどまりません。大阪府も、淀川下流部で漁獲されたシジミについて、関係団体に出荷の自主規制を要請し、出荷済品の回収指導などを進めているとしています。行政として流通面まで対応に動いている点は見逃せません。

火を通しても安心できない 麻痺性貝毒の注意点

大阪市の説明では、シジミやアサリ、カキなどの二枚貝は、プランクトンの影響で毒を持つことがあります。こうした貝を食べると、しびれなどの麻痺症状が起こるおそれがあり、重い場合は呼吸困難につながる可能性もあります。

特に注意したいのは、貝毒は熱に強く、加熱調理では分解されないという点です。見た目で安全性を判断することも難しく、「しっかり加熱すれば大丈夫だろう」という感覚では防げません。だからこそ大阪市は、注意喚起が出ている間は採らない、食べないという行動そのものを求めています。

規制が解けるまで油断できない状況に

大阪府は、今後も漁獲の対象となる二枚貝について定期的な監視を続け、検査結果が3週連続で規制値以下となった場合に規制を解除するとしています。つまり、今回の検出は一時的なニュースとして受け止めるのではなく、しばらくは継続して情報を確認する必要があるということです。

身近な川辺では、季節によっては自然の恵みを持ち帰りたくなることもあります。しかし、見た目では分からず、調理でも避けられないリスクがある以上、自己判断は禁物です。安全性が確認されるまでは、採取しないという姿勢が基本になります。

身近な自然ほど、思い込みで口にしない

今回の大阪市の注意喚起を受け、SNSでは「淀川でシジミが採れること自体を知らなかった」と驚く声がみられました。また、「加熱してもだめなんて怖い」と、調理でも防げない点に不安を感じる声も出ています。

一方で、「毎年のように注意喚起が出るなら、もっと広く伝わるようにしてほしい」と、周知のあり方に目を向ける声もみられました。さらに、「そもそも採って食べる人は多くないのでは」と捉える向きもあり、受け止め方には温度差もうかがえます。

今回の注意喚起が示しているのは、身近な川の生き物でも、採って食べてよいとは限らないということです。

大阪市が呼びかける通り、安全性が確認されるまでの間は、淀川のシジミを採らない、食べないことがもっとも確実な予防になります。


参考:
大阪市広報(@osakacity_koho)公式Xアカウント 2026年3月25日投稿
淀川に生息するシジミから規制値を超える麻痺性貝毒が検出された件について(大阪市)
淀川下流部で漁獲された二枚貝(シジミ)から麻痺性貝毒が検出されました(大阪府)