1. トップ
  2. 「もっと話したい」と思われる人には“共通点”があった。心理のプロが明かす、相手の心を掴む「たった3つのテクニック」

「もっと話したい」と思われる人には“共通点”があった。心理のプロが明かす、相手の心を掴む「たった3つのテクニック」

  • 2026.3.5
undefined
出典元:photoAC(※画像はイメージです)

会話中に「この人ともっと話したいな」と感じる瞬間はありませんか?

私たちは、どんな時に相手にそう感じるのか、そして、どうすれば自分も相手に「もっと話したい」と思ってもらえるようになるのか、その秘訣を探っています。

単調な相槌や、褒め言葉の繰り返しだけでは、なぜか会話が弾まないと感じることも。それは、もしかしたら無意識のうちに機械を相手にしているように感じさせてしまっているからかもしれません。

この記事では、専門家の見解に基づき、相手の心をつかみ、「もっと話したい」と自然に感じさせるコミュニケーションの秘訣を解き明かします。明日から実践できる具体的な相槌術を学び、あなたの会話をもっと豊かにしていきましょう。

「もっと話したい」と感じる秘密は、3つの相槌にあった!

---会話中に「もっと話したい」と相手に感じる時、私たちはどのような心理状態になっているのでしょうか? その具体的な要因について教えてください。

aiirococcoさん:

「『この人と、もっと話したいな』と、あなたが思う時、どういう心情になっているかを考えると、話したくなるコミュニケーション上の要因がわかると思います。

まず、一番大きいのは『共感』ではないでしょうか。あなたが話したことに対して、相手が共感してくれた時、もっと話したいと思うのではないでしょうか。この人は自分の気持ちをわかってくれる、肯定してくれると感じると、聞いて欲しくなるはずです。

また『興味』も要因としては考えられるでしょう。あなたに対して、しっかりと目を向けて、もっと聞かせてほしいというような積極的な聞き方をされると、悪い気はしないはずです。関心を示してくれていると感じると、話したくなるのは当然のことでしょう。

さらに、これは少し高度かもしれませんが、まとまらない悩みを相談している時に『こういうことかな?』と『要約』してくれる人もいると思います。こんがらがった糸を解くように、あなたの中の悩みを整理してくれると、スッキリしたという気持ちになるのではないでしょうか。

『共感』『興味』『要約』こういった要因が含まれるようなコミュニケーションは、受け止めてもらえたという感覚を引き起こし、もっと話したいという気持ちを湧かせます。

これも、自分に置き換えて想像してみるといいかもしれません。あなたが話をしている時に、相手が『うんうん』しか言わなかったとしたら、少し不安になってきませんか?どう感じているのだろう、早く話を終わらせた方がいいかなと思うのではないでしょうか。

『すごいですね』という言葉も、言われたらうれしい言葉ではあるのですが、何度も言われると、なんとなく、ただ言っているだけに思えてしまうでしょう。一通り喋った後で『それはすごいですね』と感情を込めて言われるのとは、全然違った印象を持つと思います。

確かに『うんうん』という相槌も『すごいですね』という褒め言葉も、コミュニケーションには必要な要素です。ただ、だからといって、そればっかりを多用してしまうと、機械相手に話しているような気分になって、味気ないですよね。

屁理屈をこねる子どもへの対応として、ブロークンレコードテクニックというのがあります。相手が何を言っても、同じ言葉を単調に繰り返すことで、子どもに『もう何を言っても仕方がない』と思わせるためのスキルです。おそらく『うんうん』も『すごいですね』も、単調に返し続けると、ブロークンレコードテクニックになってしまうのではないでしょうか。」

「聞き上手」になるためのタイミングと声がけ

---相手に「もっと話したい」と思わせるような、具体的な相槌の打ち方や、会話の進め方について教えてください。

aiirococcoさん:

「『もっと話したい』と思わせる聞き上手な人は、相手の話を邪魔しないように相槌を打つことができます。話している途中なのに『わかる、わたしもね〜』と自分の話を始められてしまったら、モヤモヤしてしまいますよね。

話している途中の、ちょっとした息継ぎの時は、『それでどうなったの?』『なるほど』など短い言葉で話の続きを促し、ある程度話し終えたタイミングで共感や要約、質問などの相槌を入れると、相手はとても話しやすく感じると思います。

そういうふうに、相手の話のペースや流れを見ながら相槌を打つのは、今日からでも意識してみるといいと思います。練習するうちに、コツがわかってくるはずです。」

今日からできる!聞き上手になるための練習法

---聞き上手になるために、私たちが今すぐ実践できる具体的な練習法や、心構えがあれば教えてください。

aiirococcoさん:

「また、個人的におすすめなのは、あなたが『もっと話したい』と思う人の相槌の打ち方を真似することかもしれません。

その人が、あなたの話をどんなふうに聞いているかを思い返してみると、いいでしょう。コミュニケーションが仕事の中心になる心理職も、その方法は使っています。

こういう話をされた時は、こういう相槌を打つと、相手が話しやすくなると思ったら、それを、実際に口に出して練習しておくのです。そうすることで、同じような場面が来た時に、スムーズに上手な相槌が打てるかもしれません。」

会話の質を高め、人間関係を豊かにする「相槌」の魔法

「もっと話したい」と相手に思ってもらうためには、「共感」「興味」「要約」という3つの要素が重要であることが分かりました。単調な相槌では相手の心が離れてしまう可能性がある一方で、相手のペースに合わせた適切な相槌は、会話に深みをもたらし、心を開いてもらう鍵となります。

今日から意識すべきは、相手の話を遮らず、息継ぎのタイミングで短い言葉で続きを促すこと、そして、話の節目で共感や要約、質問を交えることです。さらに、自分が「もっと話したい」と感じる人の相槌を真似し、実際に声に出して練習することで、自然と聞き上手へと近づくことができるでしょう。

これらの実践的なアドバイスを取り入れることで、あなたのコミュニケーションは飛躍的に向上し、より豊かな人間関係を築くことができるはずです。


監修者:aiirococco
総合病院の心理職として、幼児から高齢者まで様々な年齢層のカウンセリングを担当しています。元々は子どもの心理が専門で、箱庭療法や遊戯療法を好んでいました。最近は、コンパッションフォーカストセラピーに興味を持っています。幅広い年齢層の悩みに対応できるよう、プライベートでも色々な年齢層の友人を持ったり、心情描写に優れた本を読んだりしています。楽しく自分らしく生きるお手伝いができればと思います。

https://note.com/leal_shrew1415