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「位置情報」サービスの危険性を解説!安全な設定にするためのガイド

  • 2026.2.24

外出前に天気を確認したり、地図アプリで目的地を探したり、カフェで撮った写真をSNSに投稿したり。日常的に活用している多くのアプリが求めるものといえば「位置情報」。位置情報の取得が求められた際、常に「許可」を押して先に進んでいるという方も少なくないはず。ですが、どれくらいの情報を、誰に共有しているのか考えたことはありますか?
 
位置情報サービスは確かに便利なもの。渋滞を避けたり、近くのお店を探したり、より正確な天気予報を表示したりすることが可能になります。一方で、位置情報へのアクセスを常時許可していると、生活パターンや自宅と職場の場所まで推測される可能性も。だからこそ、少しだけ設定を見直し、習慣を整えることが大切です。
 
今回は、位置情報サービスの適切な設定法をご紹介します!

教えてくれたのは……
NordVPN 最高技術責任者(CTO)
マリユス・ブリエディスさん
デジタルセキュリティとプライバシーの分野で世界的に活躍する技術者。オンライン上のプライバシーとセキュリティ保護のサービス「NordVPN」の最高技術責任者(CTO)として、革新的なVPN技術の開発と普及に尽力。

位置情報サービスって何? どうして危ないの?

位置情報サービスは、GPSだけでなく、Wi-Fiネットワーク、Bluetooth、携帯基地局などの情報を使って「あなたが今どこにいるか」を推定します。アプリはさまざまな理由で位置情報へのアクセスを求めますが、これらすべてが必要とは限りません。
覚えておきたいのは、位置情報が単なる「地図上のピン」ではないということ。データが積み重なると行動パターンになり、行動パターンは生活の詳細を浮かび上がらせます。

特に知っておきたい位置情報の使われ方は2つ

●機能のための位置情報(必要な場合が多い)
地図、ナビ、配車、フードデリバリー、災害情報など。使っている間だけ位置情報が必要なケースが多いです。

●追跡のための位置情報(不要なことが多い)
広告配信や分析、パーソナライズ目的で位置情報を集めるアプリもあります。アプリを使っていないときもバックグラウンドで収集される場合があり、注意が必要です。

位置情報リスクを高めやすい行動チェック

次の項目に心当たりがある人は、設定の見直しがおすすめです。

・確認せずに「常に許可」を押している
・位置情報をずっとオンにしていて、許可したアプリを見直したことがない
・SNS、ゲーム、ショッピングなど、必須ではないアプリにも位置情報を許可している
・必要がないのに「正確な位置情報」をオンにしている
・写真に位置情報(ジオタグ)が入ることを忘れている
・自宅や職場、行動パターンが分かる投稿やスクショを共有してしまう

安全にスマートフォンを使用するための6つのステップ

①基本は「使用中のみ許可」を選ぶ
位置情報が必要なアプリでも、多くは「使用中のみ」で十分です。地図、ナビ、配車、デリバリーなどはこの設定が最適なことが多いです。「常に許可」は、緊急情報や信頼できる安全系アプリなど、本当に必要な場合だけにしましょう。

②ほとんどのアプリはバックグラウンド取得をオフにする
「常に許可/使用中のみ/許可しない」といった選択肢があるなら、まずは「使用中のみ」に切り替えてみてください。 不具合が出るか試してみると分かりますが、多くの場合問題なく使えます。

③不要なら「正確な位置情報」をオフにする
正確な位置情報は、あなたの居場所をかなり細かく示しますが、天気アプリなどは「おおよその位置」でも十分なことが多いです。 こういった場合、正確な位置情報をシェアすることは不要です。

④定期的に位置情報の許可リストを見直す
月に1回、たった2分だけでいいので、どのアプリに位置情報を許可しているかチェックするようにしましょう。 使っていないアプリ、信頼できないアプリ、位置情報が不要なアプリは「許可しない」にするか、アプリ自体を削除するのが安全です。

⑤写真のジオタグに注意する
スマホは写真に位置情報を自動で付けることがあります。場所を投稿しなくても、データから撮影場所が分かる場合があります。
(対策例)
・カメラの位置情報をオフにする(必要な時だけオン)
・公開前に写真の位置情報を削除する
・自宅周辺、子どもの学校など、よく行く場所の写真は特に注意する

⑥SNSでの共有を少し工夫する
位置情報を許可していなくても、投稿内容から場所が推測されることがあります。看板、店名、ランドマーク、リアルタイムの投稿などです。
共有したい場合は、そこを離れてから投稿する、具体的な店名や場所を避けて広めのエリア表現にするなどが効果的です。

今日やっておきたい追加チェック

●設定の「プライバシー/位置情報」から、不要なアプリの位置情報をオフ
●位置情報を使った広告配信や広告のパーソナライズ設定をオフ(可能な範囲で)
●BluetoothスキャンやWi-Fiスキャンの位置情報利用をオフ(使っていない場合)
●「位置情報の履歴」や「重要な位置情報」などの記録機能を見直し、不要ならオフ
●SNSの位置情報タグ機能をオフにし、過去の投稿で行動パターンが分かるものがないか確認
 

何か「おかしい」と感じたら……

位置情報の扱いが気になる、追跡されている気がする……。
そんな不安に駆られた方は、次の項目を試してみてください。
●疑わしいアプリの位置情報を「許可しない」に変更
●アプリのデータを削除、または再インストール
●ログインに使っているアカウントを確認し、強いパスワードと二段階認証を設定
●見覚えのないアプリや管理プロファイルがないかチェックし、あれば削除
●スマホ本体とアプリを最新状態にアップデート

位置情報サービスは敵ではありません。生活を便利にする大切な機能です。大事なのは、必要なときだけ、信頼できるアプリにだけ許可すること。外部からの追跡を減らしてデータ共有を抑え、大切なプライバシーを守りましょう。

この記事を書いた人

NordVPN 最高技術責任者(CTO) マリユス・ブリエディス

マリユス・ブリエディス

デジタルセキュリティとプライバシーの分野で世界的に活躍する技術者。現在はNordVPNの最高技術責任者(CTO)として、革新的なVPN技術の開発と普及に尽力。代表的なプロジェクトである「NordLynx」は、業界で最速かつ革新的なVPN技術として高い評価を得ている。過去にはウェブ開発やプログラミングの実務経験も豊富で、現在は複数の開発チームを率いながら、企業の成長を技術面から支えている。講演やメディア出演も多く、世界中でサイバーセキュリティの大切さを伝えている。

この記事を書いた人

大人のおしゃれ手帖編集部

大人のおしゃれ手帖編集部

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