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母の葬儀でも泣けなかった少年が巨大な猫に抱きしめられて号泣!鬼気迫るオカン猫の登場シーンとモフモフが尊い【作者に聞く】

  • 2026.2.20
「猫神オカンはお世話したい」 野愛におし(@nioshi_noai)
「猫神オカンはお世話したい」 野愛におし(@nioshi_noai)

WEB上の個人制作漫画には、プロの漫画家が手掛けたものも数多く存在する。「ポンコツお嬢様と陰キャ世話係」を連載中の漫画家の野愛におし(@nioshi_noai)さんのオリジナル作品「猫神オカンはお世話したい」もそうした漫画の1つだ。同作は、小さなころから決して涙を流すことのなかった少年「ノボル」が、母の墓参りの日、人の何倍もの巨体の猫に追いかけられる場面からはじまる。自分の死を覚悟し、涙が出かかるノボルだったが、猫は彼を捕まえると、親愛の表現である毛づくろいでお世話。その様子に「デッカイ猫のオカンだ!」と感激するとともに、亡き母の面影を垣間見て感極まるノボル。だが、猫のその優しさにも理由があって……、という物語。人と猫、種は違えどお互いの喪失を癒やす光景に胸が突き動かされる短編だ。そんな同作の制作背景を、作者の野愛におしさんに取材した。

家族を失ったオカン猫が、少年に向けた深い愛

「猫神オカンはお世話したい」01 野愛におし(@nioshi_noai)
「猫神オカンはお世話したい」01 野愛におし(@nioshi_noai)
「猫神オカンはお世話したい」02 野愛におし(@nioshi_noai)
「猫神オカンはお世話したい」02 野愛におし(@nioshi_noai)
「猫神オカンはお世話したい」03 野愛におし(@nioshi_noai)
「猫神オカンはお世話したい」03 野愛におし(@nioshi_noai)

大きな体で迫る登場シーンの威圧感と、そのあとに見せる優しさのギャップが心をつかむ本作。「可能な限りリアルに表現し、さもキャラクターが実在するかのようにしたかった」と語る作者の野愛におしさんは、猫のパーツ一つひとつにまで徹底的にこだわったという。「怖く見えるパーツはしっかり怖くフワフワな毛は弾力や触ったときのつぶれ具合等の表現がよりリアルに伝わるよう意識しました」と明かす。また、額の模様や耳の毛に人魂のようなデザインを加えることでシルエットの印象を強化し、雰囲気だけでメスだと伝わるよう、目や表情で柔らかさを表現したという。

本作で描きたかったのは、喪失を抱えた者同士が触れ合うことで、少しずつ現実を受け入れ、前を向いていく姿だという。「ときに過去に振り回されて、自分の意見や価値観を押し付けてしまうような展開などを経て『親離れ』と『子離れ』が同時にできたらいいなと思っておりました」と、その思いを語ってくれた。お気に入りの作品ではあるものの、「いつか一から描き直して、もっと心に強く残るような、そんな作品に生まれ変わらせたい」とも明かした。

少年と猫が寄り添い、孤独を分かち合う野愛におしさんの「猫神オカンはお世話したい」。胸の奥がじんわり熱くなる物語を、ぜひ読んでみてほしい。

取材協力:野愛におし(@nioshi_noai)

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