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妻に見つかってしまった【鍵】→咄嗟についた嘘で身を滅ぼした話

  • 2026.2.19
ハウコレ

誰にだって過ちはあります。そう自分に言い聞かせていた日々がありました。けれど「過ち」という言葉で覆い隠せるものには限界があります。これは、一本の鍵がきっかけで全てを失った、私のお話です。

始まりは些細なことでした

きっかけは会社の飲み会でした。同じ部署に異動してきた女性と、帰り道が同じ方向だったのです。最初はタクシーの相乗り。次に二人で飲みに行き、その次には彼女のマンションに上がっていました。

一線を越えた夜、「何をやっているんだ」と思いました。妻との生活に不満があったわけではありません。ただ、日常とは違う場所に自分の居場所ができた感覚が心地よかったのです。彼女のマンションの合鍵を渡されたときに断るべきでした。

日曜日の朝

ジャケットのポケットに鍵を入れたまま洗濯に出してしまったと気づいたのは、妻が「これ何の鍵?」と聞いた瞬間でした。「あー、それ会社の備品倉庫の鍵」。自分でも驚くほど自然に嘘が出ました。

妻の目が一瞬曇ったのが見えました。もう一度聞かれそうになって「だからそうだって」と遮ってしまいました。声が強くなっていました。あのとき妻が黙ったのは、納得したからではありません。怖がらせてしまったのだと、今ならわかります。

ETCの履歴

その日は彼女のマンションに寄るつもりで、妻には「今日は遅くなる」とLINEを送っていました。帰宅すると妻がダイニングに座っていました。いつもと空気が違います。

「今日どこにいたの」。

「会社だけど」と答えると、妻がスマホの画面を向けてきました。それはETCカードの利用履歴です。会社とは正反対のインターチェンジの記録が映っていました。言い訳が何も浮かびませんでした。

もう逃れられないと覚悟を決め「話すよ」と声を絞り出しました。

「一時の気の迷いだった」「もう終わってる」「やり直したい」。並べられる言葉を全部並べました。妻は静かに聞いていました。

そして…

妻は翌月、実家に荷物を送りました。引き止める言葉はいくつも用意していましたが、妻の目を見て、何ひとつ言えないまま。

あの日曜の朝に「ごめん、正直に話す」と言っていたら。鍵を渡された夜に「受け取れない」と言っていたら。全部、過ぎたあとに浮かぶ「たられば」です。離婚届に判を押したあと、がらんとした部屋でソファに座りました。ただただ後悔するばかりです。

(30代男性・営業職)

本記事は、ハウコレ読者への独自アンケートに寄せられた実体験をもとに制作していますが、個人が特定されないよう、一部設定を変更しています。

(ハウコレ編集部)

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