1. トップ
  2. 恋愛
  3. 「無言でもシンドイ…」同僚とのランチ、避けたい派が増加中?イマドキ会社員たちが “一人で過ごす” を選ぶワケ

「無言でもシンドイ…」同僚とのランチ、避けたい派が増加中?イマドキ会社員たちが “一人で過ごす” を選ぶワケ

  • 2026.2.16

「一人ランチ最高」「精神衛生上いい」の声

皆で過ごすランチタイムも楽しいけれど……
皆で過ごすランチタイムも楽しいけれど……

X(旧ツイッター)などのSNS上で、たびたび議論が起こる「会社員のランチタイムの過ごし方」。同僚たちと飲食店へ行っておしゃべりしながら食事をするか、一人でカフェでの軽食やコンビニパンで済ませるか――。このたび会社員たちを中心に静かな議論を呼んだ投稿とそれへの反応からは、現代のビジネスパーソンが抱くリアルな「ランチ・マインド」が透けて見えてきます。

今回きっかけとなったのは、とあるXユーザーが2026年2月16日昼に投稿したポストでした。「強がりとかではなく本気でランチ一人がいいって思う」「職場の人と仕事の話しながら1500円くらいのランチ行くメリットが浮かばない」「一人でカフェで菓子パンとコーヒー食べながらスマホいじる時間がないと午後生き残れないって」という趣旨の、切実なホンネをつづった内容は、投稿直後からじわじわとユーザーたちの目に留まりました。

日々タフなビジネスシーンを生き抜く会社員たちの心に刺さったようで、同月17日現在もインプレッション(表示回数)は伸び続けています。しばしば話題に上るテーマではありますが、少なくとも今回の投稿に寄せられたリプライや引用リポストの範囲内では、一人で済ませる派の意見が圧倒的多数を占めている点が印象的です。

もちろん、個人の発信が中心となるSNSという空間自体が、集団行動を是とする層よりも「個の尊重」を求める層と親和性が高いという側面は考慮すべきでしょう。しかし、各ユーザーの反応を読み込むと、彼らがランチに求めるものは単なる食事(栄養補給)以上に「脳と心のリカバリー」であることが垣間見えます。

寄せられたリプライなどには「一人ランチ最高 周りに変な気を使わなくて済むから精神衛生上良い」という声や、「同じ。昼休みに始終誰かと話さなきゃなんてしんど過ぎ、そんなの『休み』やない!」といった、職場の人間関係に少なからず神経をすり減らす現代社会人たちのリアルが凝縮されています。

また、たとえ会話がなくても同席すること自体に負担を感じる会社員も。「同席するだけで無言だったとしても、お互いの食事ペースを気にしなきゃいけないのがもうシンドイですよねぇ 食事中も業務してる気分になります」という指摘からは、誰かといること自体が仕事の延長として“脳のメモリー”を消費させている実態が浮き彫りになります。

一人ランチをめぐる話題は、去る2025年11月にも注目を集めました。あるユーザーが仕事のできる女性上司の習慣を例に挙げ「昼休みは心のOSを再起動する時間」と指摘。ハイパフォーマーほど一人ランチを合理的と捉え、午後のパフォーマンス維持や自己内省のために充てているとして多数の共感を得たのです。

もちろん、職場の文化や職種によっては、対面での交流が依然として円滑なチーム運営の鍵となっている側面もあるでしょう。実際、少数ながらも見られる“皆でランチ派”の意見では、ランチを組織のソフト面を強化する場と捉え、同僚と愚痴を言い合い、笑い飛ばすことで感情をデトックスし、午後の活力を生むというメリットを挙げています。

デスクにいては出てこない雑談から業務を円滑にするヒントが得られることもあり、集団での食事を一概に非効率とは言い切れません。ただ、昨今の物価上昇を背景に、東京都心などでは1食1500円前後にもなるランチ代が家計の負担となっている現実もあります。時間的・心理的なコストに加え、経済的な要因も重なった結果、SNS上では「皆でランチ」の利点よりも、高額な費用や休まりづらい心といったデメリットが強調されやすい傾向にあるようです。

令和時代の会社員のランチは、親睦目的として敢行されてきた慣習から、個人の心身を回復させ午後の高パフォーマンスにつなげるための「戦略的休息」へと姿を変えつつあるようです。この流れは、職場の過剰な気遣いを是正する義理チョコ撤廃などの「虚礼廃止」とも通底する、ビジネスパーソンの合理主義の表れと言えるかもしれません。

最終的にどちらの過ごし方を選ぶかは個人の価値観や職場環境によりますが、SNSで可視化されたこれらの切実な声は、一人の時間をいかに確保するかが現代のビジネスシーンにおける新たなスタンダードになりつつあることを示唆しています。

(LASISA編集部)

元記事で読む
の記事をもっとみる