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夫の不倫相手は31歳年上だった!? 夫の裏切りと想定外の親族トラブルに立ち向かう、サレ妻の壮絶な復讐劇【書評】

  • 2026.2.12

【漫画】本編を読む

『夫(26)が自宅で不倫したので突撃したら熟女(57)が出てきた』(しろみ/KADOKAWA)は、そのタイトル通り、かなり年上の女性と浮気した夫に対する妻の復讐を描いた物語だ。

幼馴染のタクミと結婚し、憧れのマイホームも手に入れて人生の絶頂にいた主人公・ナギサ。しかし新婚早々、新居のベッドで夫の不倫を疑う証拠が見つかってしまう。その疑惑はすぐに確信へと変わり、ナギサは徹底的に復讐することを誓う。ところが、不倫相手といざ対面すると、怒りを通り越して困惑してしまう。なぜなら、不倫相手の女性はなんと、自分たちの親と同世代の57歳だったのである。

本作で最大の見どころは、やはり「不倫相手が31歳年上の女性」という設定だ。不倫をテーマにした多くの作品では、相手は年下の若い女性や、同世代の職場の同僚などが多い。しかしタクミが選んだのは、自身の母親とさほど変わらない年齢の女性である。この妻には理解できない夫の性癖が、悲しみを通り越して生理的な嫌悪感を抱かせ、物語の展開を予測不能なものにしている。

さらに特筆すべきは、この裏切りが夫婦ふたりだけの問題にとどまらない点だ。不倫が発覚した後の展開は、まさに「泥沼」という言葉がふさわしい。実家や義実家を巻き込み、私たちの予測を大きく上回る波乱の展開が待っている。かくして追い詰められたナギサは、深い絶望の後に立ち上がり、孤独な復讐へと舵を切る。ここまで読み進めていくと、ナギサを応援していることに気がつくだろう。果たして「本当の幸せ」を問い直し、追い求めた彼女の戦いの結末は?

信じていたものが崩れ去ったとき、人はどれほど強く、そして冷徹になれるのか。もし、日々の生活で理不尽な思いを抱え、そして打破するための強いエネルギーを求めているならば、この作品を手にとってほしい。

文=つぼ子

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