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「500万円の高級車が月1.3万円?」軽自動車より安いコストで乗るには…中古車買取オーナー「買う時より“売る時”」

  • 2026.3.5
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出典:photoAC(※画像はイメージです)

皆さま、こんにちは。輸入車ディーラー営業、カーディティーリングスタッフ、自動車部品メーカーの海外営業を経て、現在は中古車買取店のオーナーを務めております、岡本です。

「月々3万円で、憧れの新型車に乗れます!」

ディーラーで耳にするこの甘い言葉に、実は多くの人が資産を削られている可能性があります。

目先のキャッシュフロー(月々の支払額)だけを見て車を選ぶと、かえって損をしてしまうことも少なくありません。

一方、世の中には「高級車を乗り継いでいるのに、なぜか貯金が増え続けている人」が存在します。彼らが共通して見ているのは、月々のローン返済額ではなく、数年後の「時価(リセールバリュー)」です。

今回は、家計を圧迫しない「逆算型」の車購入術を公開し、車を「消費」から「資産」へと変える思考法を紹介します。

【実例】月額1.3万円で500万円の車に乗る「時価」の魔法

まずは、一般的な「月々の支払い」にとらわれない計算式を見てみましょう。真のコストは、ローン返済額ではなく以下の式で導き出されます。

真の月額コスト=(購入価格-売却時の時価)÷保有月数

ここに、あるオーナーの実例を当てはめてみます。

  • 購入時:人気の資産価値が高い車種を500万円で購入(新車)
  • 3年後:輸出需要などが重なり、450万円で売却
  • 値落ち額:50万円
  • 月額コスト:50万円÷36ヶ月=約1.38万円

月々1.3万円台。これは軽自動車の維持費よりも安いコストで、500万円クラスの高級車を楽しんだ計算になります。もちろん、ここには別途、自動車税、自賠責・任意保険、ローンを利用した場合はその金利手数料などが発生します。しかし、これらを加味しても、「売却価格」が高い車を選べば、トータルの純資産を減らさずに済むのです。

逆に、300万円で買った車が3年後に100万円でしか売れなければ、月額コストは約5.5万円。安い車を買ったつもりが、実は高級車に乗るより高い代償を払っているケースは珍しくありません。

※リセールバリューは、社会情勢や為替、モデルチェンジなどの影響を受けて常に変動します

「残価設定ローン」の所有権・金利と、資産車の選び方

ここで注意したいのが、ディーラーが勧める「残価設定ローン(残価設定クレジット)」です。月々の支払いを抑えられるというメリットの裏で、知っておくべき事実があります。

  • 所有権:車は自分の資産ではなく、あくまでディーラーや信販会社の名義となります。
  • 高い実質金利:据え置いた残価に対しても金利がかかり続けるため、通常のローンより総支払額が膨らむケースが多いです。
  • 「時価」の利益を享受できない:市場価格が高騰しても、規定の残価で引き取られるため、そのまま返却すると本来得られるはずだった「売却益」を逃す可能性もあります。

金利の低い銀行マイカーローンを活用するか、一括で購入し、「自ら時価をコントロールできる状態」で資産価値のある車を選ぶのがおすすめです。

【家計防衛】数年後も高値が期待できる車種

生活に溶け込みつつ、数年後も高値が期待できる車種には傾向があります。

  • トヨタ・アルファード/ヴェルファイア:国内外問わず圧倒的な需要があり、リセールの王道。
  • ランドクルーザー シリーズ:10年乗っても価値が残ると言われている。
  • 一部の限定車・スポーツモデル:供給が限られるため、購入価格を上回るプレミアがつくことも。

結論:車は「売る時にいくら残るか」で選ぶ

車選びで最も重要なのは、「買う時にいくら払えるか」ではなく「売る時にいくら手元に残るか」です。

目先の「月々○円」という数字は、あなたの家計を守ってはくれません。数年後のグローバルな需要を予測し、資産価値の目減りが少ない「出口戦略」を立てること。

それが、家族との思い出を作りながら、「車代」に困らない生活を送るための賢い選択肢ともいえるでしょう。

もちろん、メンテナンスを怠ったり過走行になったりすれば、予想時価は下がります。税金や保険といったランニングコストも無視はできません。しかし、「出口」さえ間違えなければ、車はあなたの資産形成を助ける強力なパートナーになります。


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