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39年前の伝説ドラマ “無料配信スタート”に→「とんでもなく面白い」「人生で初めて泣いたドラマ」今なお熱狂生む“完成度”

  • 2026.2.18

ドラマの中には、放送から何十年経っても「もう一度観たい」が消えない作品があります。ドラマ『パパはニュースキャスター』は、仕事一直線だった主人公が、突然現れた子どもたちに振り回されながらも奮闘し、不器用な優しさや弱さが少しずつ見えてくる名作です。今回、TBSが「TBS 春の人気番組特集」の一環として『TVer』『TBS FREE』での期間限定無料配信が始まり、改めて話題になっています。

今回は、そんな“今こそ見返したい”と声が高まるドラマ『パパはニュースキャスター』をご紹介します。

※本記事は、筆者個人の感想をもとに制作された内容です
※一部、ストーリーや役柄に関するネタバレを含みます

期間限定無料配信で再び話題のドラマ『パパはニュースキャスター』

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1989年ベストジーニストを受賞した浅野温子(C)SANKEI
  • 作品名(放送局):ドラマ『パパはニュースキャスター』(TBS系)
  • 放送:1987年1月9日〜3月27日
  • 出演者: 田村正和、浅野温子 ほか

あらすじ

テレビ局の人気ニュースキャスター・鏡竜太郎(故・田村正和さん)は、気ままな独身生活を楽しんでいました。ところがある日、「パパに会いに来た」と名乗る3人の少女が現れ、生活は一変。仕事に支障が出ないよう隠しつつ、少女の母親たちの事情を探り、家事や学校、思春期の揺れにも向き合う羽目になります。

さらに竜太郎の恋やスキャンダルまで絡み、家の中はいつも騒動だらけ。それでも日々の積み重ねが、彼を“父親”に変えていきます。そして迎える別れの時――竜太郎が最後に選ぶ「家族の形」とは何なのか。

「思わず一気見したくなる面白さ」の正体は、設定の強さとテンポ

ドラマ『パパはニュースキャスター』は、設定だけで"勝っている"といえます。子ども嫌いの独身主義者×生意気盛りの3人の娘。そもそもの相性が最悪だからこそ、日常の些細なことが全部コメディになる。しかも舞台は“テレビ局の看板ニュースキャスター”。外では完璧、家では崩壊。この二重生活が、毎話きっちり笑いに変換されてます。

ただ、この作品が強いのは「笑いっぱなし」では終わらないところ。竜太郎に"結婚"の気配が出た瞬間、娘たちは笑えるくらい必死になります。「このまま結婚したら、自分たちは家を追い出されるかもしれない」──その勘違い混じりの危機感が、騒動をさらに加速させる。コメディのアクセルが踏まれるのに、根っこにあるのは「居場所を失いたくない」という本音です。

そして終盤、状況が動くほど"家族の形"が試されていきます。娘たちがそれぞれの家族の元へ行く流れが見えてくると、これまでのドタバタが急に違う顔を見せ始めます。散らかして、言い合って、振り回してきた毎日が、実は一番あたたかかったのかもしれない。テンポの良さで笑わせながら、最後はちゃんと胸に残る──この振れ幅が、ドラマ『パパはニュースキャスター』が名作と言われる理由です。

浅野温子さんの名演が、笑いを“ただの騒がしさ”で終わらせない

本作が長く愛される理由は、笑いの土台に“人のあたたかさ”があること。その空気を強くしているのが、浅野温子さんの存在です。エピソード紹介でも、みゆき(浅野温子)として物語の軸に関わり、竜太郎と娘たちの関係を揺らしたり、背中を押したりする立ち位置が見えます。

浅野さんの芝居が効いているのは、場面を「面白い」だけで終わらせず、どこか一瞬だけ“真顔にさせる”間を作れるところ。竜太郎が突っぱねても、娘たちがすねても、みゆきが一歩引いた目線で受け止めることで、家族の話がちゃんと前へ進む。コメディのテンポを守りながら、感情の着地だけは逃がさない――ここが浅野温子さんの演技力です。

また浅野温子さんは、ドラマ『パパはニュースキャスター』の"笑って泣ける着地"を成立させるだけの裏付けも持っています。第7回日本アカデミー賞(1984年)では、最優秀助演女優賞を受賞(映画『陽暉楼』・『汚れた英雄』)しており、コメディでも人間ドラマでも「最後の感情」を逃がさない強さは、実績面から見ても納得できます。

SNSでも、「伝説ドラマ」「とんでもなく面白い」「人生で初めて泣いたドラマ」など称賛の声が今なお相次ぎ、配信をきっかけに「今こそ観てほしい」と勧める声が上がっています。作品名を見た瞬間に「思わず一気見したくなる名作」「初見なら今がチャンス」と背中を押すような声が出ているのが印象的です。さらに、公式アカウントの告知を受けて「ついに!」と、期間限定ではあるものの無料配信そのものを喜ぶ声も生まれています。

もし今、1話だけ再生したら…"完璧なニュースキャスター"のはずの竜太郎が、家ではどこまで崩れて、どこから父親になっていくのか。笑って見ていたはずなのに、最後は胸が温かくなる。その変化を、あなたの目で確かめたくなるはずです。


※記事は執筆時点の情報です


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