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「明日の朝一までに作っておいて」と新人に丸投げ。だが、新人のとった行動で空気が一変【短編小説】

  • 2026.2.8

本記事はフィクションです。物語の登場人物、団体、名称、および事件はすべて架空のものであり、実在のものとは一切関係ありません。

新人に仕事を頼んだ結果

入社5年目、仕事の要領だけは良くなり、少しズル賢さを覚えていた頃の話です。

当時の私は、やる気と体力だけはある男性の新人の教育係をしていました。

「なんでも言ってください!」が口癖の彼を、当時の私は正直「都合の良い手足」のように見てしまっていたのです。

ある日の定時直前、急ぎの面倒な集計作業が発生しました。

「あー、これ私がやったら残業確定だなぁ」と思った瞬間、私は彼にメッセージを送っていました。

直接言うよりも、文字の方が断られにくいと知っていたからです。

『ごめん!急ぎなんだけど、この資料、明日の朝一までに作っておいてくれる?』

『データは共有フォルダに入れてあるから!』

既読は一瞬でつきました。

『お任せください!完璧にしておきます!』 やる気に満ち溢れメッセージが来て、私は「よろしく〜!助かる!」と軽いノリで返信し、罪悪感もなくサッサと退社してしまいました。

翌朝、最悪な事実が

翌朝。

出社中の電車に揺られていると、彼からのメッセージの通知が鳴りました。

時計は8時50分。

『先輩!データ送信完了しました!』

『チェックお願いします!』

仕事が早いな、と感心しながら「ありがとう」と打とうとした瞬間、追撃のメッセージが届きました。

『それじゃあ、終わったんでタイムカード切って帰りますね!』

『お疲れ様でしたー!』

……え? スマホの画面を二度見しました。

「これから仕事」ではなく「帰ります」? 嫌な予感がして急いでオフィスに着くと、ちょうど彼が荷物をまとめて立ち上がるところでした。

徹夜明け特有のハイテンションな笑顔で、私に挨拶をしてきました。

「先輩!言われた通り朝までに終わらせましたよ!」

ピッ。 静まり返ったオフィスに、退勤の打刻音が軽快に響きます。

「え、昨日からずっといたの?」

「はい!一睡もしてないです!じゃ、お先に失礼しまーす!」

その直後です。管理職のパソコンから「長時間労働アラート」の警告音が鳴り響きました。

「おい、新人が昨日からぶっ通しで働いてる記録になってるぞ!誰だ指示したのは!」

深夜割増を含んだ膨大な残業代、過剰残業の警告、そして部長の冷たい視線。

仕事を丸投げした代償は、真っ白な始末書という形で私に返ってきたのでした。

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。
※本コンテンツのテキストの一部は、生成AIを利用して制作しています。

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