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ロンドンが恋した日本の味。日本食ブーム最前線「MOCHI」とは。

  • 2026.2.4

イギリスではすっかり定番人気となって、いまでは多くの人々の日常生活に溶け込んでいると言っても過言ではない日本食。本来の意味から少々外れてしまっている場合もあるけれども、KATSU CURRY(カツカレー)、MACHA(抹茶)、RAMEN (ラーメン)、SANDO(サンド)、ONIGIRI(おにぎり)などはもはや日常生活でよく聞く単語となっている。

餅(MOCHI)もそのひとつ。日本食材店で昼休みにおにぎりと共に大福を買い求めているビジネスマンを時々見かけるし、スーパーの冷凍食品売り場には日本でおなじみのアイスクリームを餅で包んだお菓子に似た商品が並んでいる。

餅アイスクリーム「リトル・ムーンズ」は、イギリスの多くのスーパーマーケットチェーンで販売中。

餅アイスクリームのフレーバーはバニラを筆頭に、宇治抹茶、柚子&レモンといった日本の味から、チョコレート&ソルトキャラメル、ストロベリークリームまでと多彩だ。アイスクリームだけではなく、シャーベットを包み込んだものもある。BBCのレシピサイトにもMochi ice creamが登場している。

アイスクリームを包んだ餅は薄いながらも独特のもちもちさを発揮。口の中でとろける感じがおいしい。

さらに昨年11月30日にはロンドン一の目抜き通り、オックスフォード・ストリートに位置するデパート、ジョンルイスの一角に日本のわらび餅専門店「甘味処 鎌倉」の店舗が誕生。大きな注目を集め、オープン日には開店前から長蛇の列ができたとか。現在も店内は朝から客足が絶えない。

ジョンルイス地下にあるフードホール入り口脇にあるわらび餅専門店「甘味処 鎌倉」の店内。

メニューにはきなこ、黒胡麻、抹茶のいずれかをトッピングしたわらび餅が並ぶ。もっちりなのに滑らかで、これまで体験したことのない食感にロンドンっ子たちは驚きながらも虜に。店頭には実演コーナーもあり、興味津々で見つめる人も。

きなこをトッピングしたわらび餅2つ入りの「わらび餅カップ」は4.9ポンド(約1,040円)。奥は抹茶ラテのわらび餅ドリンクのSサイズで5.9ポンド(約1,250円)。

店頭の実演コーナー。黒胡麻のわらび餅を調理中。

わらび餅ドリンクはそのユニークさで特に自慢のメニューという。コーヒーやいちごミルク、抹茶、ほうじ茶などにわらび餅を入れた飲み物で、一世を風靡したタピオカ入りのバブルティーとはひと味違う歯ごたえが楽しいと人気上々という。

店頭にはテイクアウト用の箱入りわらび餅も。10個入り18ポンド(約3,700円)から。木箱入りは22ポンド(約4,600円)から。

昔は餅特有のもちもち、ねばねばの食感が苦手なイギリス人が多かっただけに、この餅ブームはイギリスに長年住む日本人として感慨深い。

今後も更に、日本独特な食べ物が上陸して多くの人々を驚かせ楽しませてくれることに期待したい。

甘味処 鎌倉ロンドン店https://www.kamakura.cafe

●1ポンド=約215円(2026年1月現在)

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