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ブラッスリーのメゾン・フランソワ・プルミエで、パリの料理と雰囲気を。

  • 2026.2.2

パリ8区のシャンゼリゼ大通り、モンテーニュ大通り、ジョルジュV通りが囲む3画地帯ゴールデン・トライアングルが活気を取り戻している。ブティックや飲食店が世代交代しているせいだろうか。

この三角形を2分割するように中央をまっすぐに走るのがフランソワ・プルミエ通り。その64番地にレストランMaison François 1er(メゾン・フランソワ・プルミエ)がある。朝から晩までノンストップ営業の店だ。メゾンとついているのは、店というより友達の家に来たような温もりを感じさせる場所ゆえ。例えばランチに行くと、次は朝食をここに取りに来てみよう!と思い、すると今度はディナーに行ってみよう!となるメゾンである。ポジティブなエネルギーが漲る店の昨秋からの主は、テニスの選手からレストラン業に転職を遂げたジョナサン・エイスリックだ。

テラス席が目印のメゾン・フランソワ・プルミエ。photography: ©Matthieu Salvaing

左:エレガントな店内。右: ジョナサン。photography: 左 ©Matthieu Salvaing

元々は彼の友達が2024年の秋に始めた店だそうで、ジョナサンはメニューを大きく変えることはなく、シーズンの味を追加。冬のいまは、その日のスープ、キノコのウフ・パルフェ、モリーユ茸のリガトーニなどだ。シェフのシリア・エミリアンはパーク・ハイアットのレストラン、パリ市内の複数のブラッスリーを経験していて、素材がわかりやすく、また量もそこそこに、という心休まるフランス料理を提案している。面白いのは、フォアグラ、ウフ・ミモザ、ブルゴーニュのエスカルゴといった超フレンチが並ぶ前菜のメニューの中になぜかエビの蒸し餃子が! ちょっと驚かされるけれど、オテル・コストが30年前にオープンした際、レストランのメニューにネム(春巻き)があり、それ以降ちょっとおしゃれな店ではネムがあるのが当たり前になったというパリの食の歴史がある。エビの蒸し餃子もそうなるのだろうか? メイン料理では、店内のどこかのテーブルに運ばれると、そのユニークなビジュアルに目を奪われた客がそれを注文して、という一品がある。それは"シェフのフリュッフィー・オムレツ"だ。その名前の通りふわふわ軽いハーブオムレツ。白身だけで作っているのでプロテインたっぷり。これはスポーツ選手のジョナサンならでの発想だろう。あまりお腹が空いていないというときは、前菜を取らずこれにピューレあるいはインゲンなどのサイドをプラスするのも悪くない。

左:前菜から。トーストとレモンを添えた自家製タラマ(14ユーロ)。右:二段のセイロで登場するエビ蒸し餃子(16ユーロ)。©AngelaDiPaolo

左:シェフのフリュフィ・オムレツ(22ユーロ)。後方の添え野菜は各8ユーロ。右:マンゴソースのスチームド・サーモン(32ユーロ)。©AngelaDiPaolo

メゾン・フランソワ・プルミエではデザートもぜひ。タルト・タタン、クレーム・ブリューレ、ムース・オ・ショコラ、ブルターニュ風フレンチトーストなどクラシックなデザートがずらりとメニューに。食べられるかな?と不安に思っても、甘さ控えめで軽いので、気がつけばぺろり!となるはず。

ノンストップ営業で半端な時間でも食事ができるのが嬉しいブラッスリーである。また、ランチ時間の波のあとはお茶とデザートだけのティータイムにも利用できるし、グラスワインとタラマで軽食、あるいは店自慢のカクテルでアペリティフ・タイムにもと便利に活用できる店である。高級感がありながら気取りがなく、リラックスしたエレガンスが漂う。いかにもパリ!!という雰囲気のメゾン・フランソワ・プルミエは一度経験すると、大切にしたいパリのアドレスに仲間入りするはずだ。

食後にもティータイムにもおすすめのデザート。©AngelaDiPaolo

Maison François 1er64, rue François 1er 75008 Paris営)8:00~23:00(月~金)、10:00~23:00(土)※朝食 8:00~11:30、食事 12:00~23:00休)日https://maisonfrancois1er.fr/@maisonfrancois1er

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